はじめに
一眼レフカメラの光学ファインダーの利点?
電池が切れても構図を決められるでしょ!!
ピントは手動で合わせられます。あとは念写でどうぞ(嘘)。
“念写”と聞いてすぐインスタントカメラを連想されるお客さまはぜひ、
次の当ブログ2022年8月17日付記事もご参照ください。
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2022年8月17日付記事
【instax<チェキ>】
富士フイルムさんがインスタントカメラで
快進撃を続けています!
【社名がブランド】
リコーイメージングさんはなぜ、「PENTAX」という一眼レフカメラにこだわるのか?
その理由について、同社は写真撮影という体験を通してユーザーに伝えようとします。
オリンピックのような競技大会の記録や紛争地帯のドキュメンタリー等の撮影ではなく、
身近な花や旅先の風景などを写真に撮るとき、コンピューターを通さない、目に優しい
光学ファインダーを備えた「PENTAX」一眼レフの魅力が一際、感じられることでしょう。
電子ビューファインダー(EVF)にも接眼レンズなどの光学部品が用いられていますが、
撮影レンズが結んだ実像を光学ファインダーで直視しながら被写体と向き合う喜びの
瞬間は、長年高度な光学技術を培ってきたリコーイメージング(旧、旭光学工業)さん
だからこそ創造できる洗練された世界観であり、未来へ継承するに値する価値観でも
あります。時間をかけて醸成された「PENTAX」一眼レフが、時代を越えて熟成します。
写真家よ、真の目撃者であれ!
なぜ一眼レフカメラの開発にこだわるのかをメーカーさんに問う前に、
どうして写真を撮りに行きたいのか、それをまず、自らに問いましょう。
関連記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2020年7月27日付記事
「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」開業10周年感謝特別記念記事
【再掲載 / 2019年9月20日 開発発表】
写真機。
それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
PENTAXのブランドビジョン「PENTAX STATEMENT」
2020年7月16日より公開
【PENTAX / RICOH 一眼レフ】
関連記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2022年7月13日付記事
【再掲載】
写真機。それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
「写真に特化したとき一眼レフを突き詰めることに
共感してくれる方々とPENTAXのカメラを追求していきたい」
赤羽昇リコーイメージング株式会社社長
【PENTAX / RICOH 一眼レフ】
「光学ファインダーの方が撮影を楽しめる」、というご意見が、
デジタル一眼レフカメラのご愛用者の方々からはしばしば聞かれるようです。
そうだとすると、同じデジタル一眼レフカメラによる動画撮影中は、レフレックスミラーが
アップしたままとなり光学ファインダーが使えなくなるので、「楽しくないが必要に迫られ
て仕方なく動画撮影にデジタル一眼レフを使用している」ということになるのでしょうか。
また無線接続したスマホアプリからのリモート撮影も必要ならば仕方ないのでしょうか。
そんな考え方、ぜんぜん楽しくないです(T_T)
もっと自在に、デジタル一眼レフカメラを楽しみましょう!
▽無料の純正アプリケーション「Image Sync」を使えば
スマホやタブレットが「PENTAX」一眼レフのリモコンに。
スマホやタブレットで構図を見ながらのリモート撮影や、撮影後の再生が可能です。
さらにスマホから写真データを送信すればメールやSNSで共有することもできます。
(c)リコーイメージング
最後にもう一つ、
次の楽曲をご紹介したいと思います。
さだまさしさんの
『療養所(サナトリウム)』
(1979年4月10日発表)
私が中学2年生に進級し所謂中二病にかかり、
写真の虜になり始めた14歳の誕生日に発表。
さだまさしさんご本人のお誕生日でもあります。
歌詞の全文の引用を、どうかお許しください。
↓
1番
病室を出てゆくというのに
こんなに心が重いとは思わなかった
きっとそれは
雑居病棟のベージュの壁の隅に居た
あのおばあさんが気がかりなせい
たった今飲んだ薬の数さえ
すぐに忘れてしまう彼女は
しかし
夜中に僕の毛布をかけなおす事だけは
必ず忘れないでくれた
歳と共に誰もが子供に帰ってゆくと
人は云うけれどそれは多分嘘だ
思い通りにとべない心と動かぬ手足
抱きしめて燃え残る夢達
さまざまな人生を抱いた療養所は
やわらかな日溜りとかなしい静けさの中
2番
病室の話題と云えば
自分の病気の重さと人生の重さ
それから
とるに足らない噂話をあの人は
いつも黙って笑顔で聞くばかり
ふた月もの長い間に
彼女を訪れる人が誰もなかった
それは事実
けれど人を憐れみや同情で語れば
それは嘘になる
まぎれもなく人生そのものが病室で
僕より先にきっと彼女は出てゆく
幸せ不幸せそれは別にしても
真実は冷ややかに過ぎてゆく
さまざまな人生を抱いた療養所は
やわらかな陽溜りとかなしい静けさの中
たったひとつ僕にもできる
ほんのささやかな真実がある
それは
わずか一人だが彼女の見舞客に
来週からなれること
『療養所(サナトリウム)』 の歌詞では
「真実」という言葉が2回と、「事実」、「まぎれもなく」と、さらにそれらと対を成すように
「嘘」が2回用いられています。最初の「真実」は「幸せ不幸せそれは別にしても」の後。
「幸」、「不幸」でも「善し」、「悪し」でも、まして「正解(正しい)」、「不正解(誤った)」でも
なく、「真実」と「嘘」とを対比させていることがこの歌の問いかけに重さを与えています。
問いなら、私たちは答えないといけないのでしょうか? その採点は誰に頼みますか?
「真実」と「嘘」。
「実像」と「虚像」。
写真機のレンズで撮影する像は「(倒立)実像」。
拡大鏡のレンズで観察する像は「(正立)虚像」。
義務教育(中1)の理科の授業でも習いますね。
カメラのレンズが映し出す実像を
ハロゲン化銀など感光材料が塗布された銅板や紙(後にガラス板やフィルム)で撮り
化学的な現像処理で画像を得る方法、つまり今日の「写真」の基礎技術の研究者は
何人か歴史に記されていますが、発明者としてはフランス人とイギリス人とそれぞれ
1人ずつ公に認められています。ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(
Wikipedia)と、
ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット(
Wikipedia)。発明公表は共に1839年。
奇しくもその時からお互いにライバルとして強く意識することになるのですがさて置き。
(1839は「いっぱい咲く」と語呂合わせで覚えても学校の試験には出ないです多分。)
仏語では「photographier」、英語では「photograph」と呼ばれることになるこの
偉大な発明は、幕末に日本へ伝わると「写真」と呼ばれるようになりました。直訳する
なら「光画(光で描く画)」とする考え方もありますが、「写真」もほぼ直訳に近いです。
「写真」は「真実を写す」と考えると日本語での独創的な表現のように感じられますが、
「写真」は「実像(真実の像)を写す」と考えれば「実像」はレンズを通した光そのもの
ですから、ほぼ「photographier」や「photograph」の直訳に近いことになります。
むしろ、より科学的かつ合理的です。たった漢字ふた文字で「写真」ではありますが。
しかしながら今日、
「真実を写すこと」が「写真家の正しい行い」であるかのような精神論が独り歩きして
しまっていることは、「幸せ不幸せそれは別にしても」否めないような気がいたします。
真実を明かすことが幸せなことなのか?
虚言を窘(たしな)めることが幸せなことなのか?
誰も正解は分からないし採点もできないと思います。
「まぎれもなく人生そのものが病室で」
「抱きしめて燃え残る夢達」が愛おしいなら尚のこと、
正解など初めから無いのかもしれません。答えなくてもよい問いも、あると思います。
ご褒美を取り上げて正解が分かるまで答えることを強いる問いこそ残酷なものです。
まぎれもなく人生そのものが暗室で
私に替え歌のセンスはまるでなかった
それは事実
けれど人を憐れみや同情で語れば
それは嘘になる
冷ややかに過ぎてゆく真実を写すのが写真だと
人は云うけれどそれは多分嘘だ
思い通りに撮れない心と動かぬ手足(と霞んだ目)
焼き付けて燃え残る夢達
さまざまな人生を焼いた写真店は
やわらかな日溜りとやさしい静けさの中
たいへん失礼いたしました<(_ _;>
スマートフォン(スマホ)搭載のカメラはビデオ映像も写真画像も日常生活において
は十分実用的な高画質で撮影でき、ビデオ映像の再生中に任意の瞬間を写真画像
として保存し活用することも、誰もが手元の操作で簡単にできます。スマホに保存し
た画像から当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」で写真プリントのご注文もできます。
スマホ1台でビデオ映像の撮影から編集、「YouTube」などの動画サイトへのネット
投稿もできる今の時代ですから私も映像制作には興味がありますし、大学の実習で
少しではありますがビデオカメラと編集機材で短編の習作を制作したこともあります。
ただビデオ映像の撮影中は、その間カメラ(スマホ)を作動し続ける必要があります。
写真の場合は、シャッターを切るときだけ撮影者で、あとは1人の人間でいられます。
映像から保存された画像か、撮影された写真か、意識してご覧になると良いでしょう。
生活に追われ、
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2018年4月25日付記事
「光画部」の思い出 〜暗室よ永遠に〜
黒白フィルムおよび黒白印画紙販売終了のご案内が
富士フイルムさんからありました
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2020年10月13日付記事
【超仕事人 プロの流儀】
スタジオジブリさんが2020年9月18日付の最新情報で
ジブリ作品の場面写真画像の無償提供開始を発表
自分の才能を信じ好きで続けてきたことを
生き甲斐から償いへ変えさせるのは重い罰です。
「夢」を叶える為の闘い? それとも「夢」そのものとの闘い?
新潮社さんが2020年9〜10月『週刊新潮』に
某著名人のゴシップ記事を掲載
http://poppop.sblo.jp/article/188020074.html目の前の写真がどのような機材で撮影されたかを撮影情報なしに知る術はないです。
それがデジタル一眼レフカメラで光学ファインダーを用いて撮影された写真だとしても、
写真の作品としての価値や撮影者の作者としての評価を高めることには繋がりません。
それでも自身がその瞬間、その場所にいた証しを写真に求めるとき、一眼レフカメラの
光学ファインダーで実像を直視して得た体験はかけがえのない記憶として甦るでしょう。
その記憶や想い、感じたことが写真を見る人に伝わるなら、あなたは写真家なのです。
「光学ファインダーの方が撮影を楽しめる」、というご意見が、
デジタル一眼レフカメラのご愛用者の方々からはしばしば聞かれるようだという話しを
最初の方で書きました。「光学ファインダーの方が撮影のモチベーション(動機づけ)が
上がる」と表現した方が分かりやすいかもしれません。光学ファインダーで実像を直視
できるのは、言うまでもなく撮影者自身だけです。その体験を独占するのも、写真作品
を介して第三者と共有するのも撮影者次第。写真機とライブカメラとが決定的に異なる
点だと思います。もちろんデジタル一眼レフカメラもライブカメラに使うことは可能です。
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(c)リコーイメージング
▽『中継車を通じてスポーツ中継を行う例』(出典:中継放送-
Wikipedia) カメラマン
も中継車内のスタッフも世界中の視聴者も同じ映像をライブで見ることができます。
視聴者が番組の録画映像から任意のコマを選んで静止画として再保存し、それを
プリントして展示することもできます(著作権、肖像権等を侵害しないよう、要注意)。

(c)Wikipedia
デジタルカメラの電子ビューファインダー(EVF)もモニターも、明部の白とびや暗部の
黒つぶれ、似た色の違いが判別できない色飽和などが生じますが、それらがカメラ側
に起因する場合は撮影前の確認にもなるので、撮影者にとっては安心感があります。
実際、私もその安心感には「iPhone」での撮影時も大いに救われています。その一方
で、モニターを凝視しているとその場の生のシーンが肉眼で見れないもどかしさも覚え
ます。特に動画撮影中は、途中でカメラを止めて別の場所に移動したくなる衝動も抑え
られず二重に悩みをかかえてしまうこともしばしば。でもそれが本当の私。私は撮影者
や表現者である前に、その場の目撃者、生き証人でありたいのかもしれませんきっと。
自己満足
↓
自己満足とは、心理学用語の一つ。これは人間が行動を行った場合に、その行った
行動に対して自分自身が満足をするようなもののことを言う。ここで自分自身が満足
しているのは、客観的評価に関係なくされているということである。人間が行為を行う
場合に、それが自己満足に終わらないように注意を促されている場合がある。
(出典:Wikipedia)
独り善がり
↓
他人の意見を無視して、自分だけでよいと思い込んでいること。
また、そのさま。どくぜん。
(出典:デジタル大辞泉)
自己満足と独り善がり。
似ているけど違うのです。
ニコン(旧、日本光学工業)さんも、「Nikon」一眼レフカメラにこだわり続けてきました。
オリンピックのような競技大会の記録写真や紛争地帯のドキュメンタリー写真の撮影で
世界中のプロカメラマン達の期待に、特に過酷な報道写真分野で応え続けてきました。
今後は一眼レフから光学部品のレフレックスミラーを省いたミラーレス一眼カメラの開発
へ移行し映像分野の新たな可能性を開拓する方針のようですが一眼レフも継続します。
その理由について、ニコンさんは理詰でユーザーおよび株主様に伝えようとしています。
↓
▽『日経クロステック(xTECH)』 2022年8月5日付配信
スクリーンショットは2022年8月5日 20:18 現在のものです。
「技術資産は捨てない」、ニコンが一眼レフ開発撤退報道を否定



(c)日経BP
関連ニュース)
『日経クロステック(xTECH)』 2022年8月5日付配信
ニコンは2022年8月4日に開催した決算会見で、「ニコンがデジタル一眼レフカメラの開発から撤退する」とした一部報道を否定した。同社取締役兼専務執行役員で最高財務責任者(CFO)の徳成旨亮氏は「一度技術者や技術資産を失うと、もう製品開発はできなくなる。一眼レフの技術資産を捨てるといった決定はしていない」と今後も開発の可能性があると強調した。
一眼レフの開発撤退は日本経済新聞が同年7月12日に報じた。一眼レフの開発を終え、需要が堅調なミラーレスに焦点を合わせるという趣旨の報道だ。これに対して、徳成氏は「ミラーレスに開発資源を集中しているのは事実」としつつ、「開発を終了あるいは撤退するという決定はしていない。引き続き一眼レフの生産、販売、サポートは継続する」と説明した。
会見で徳成氏は、「開発の撤退」の定義について考えを述べた。開発から撤退したと言える状況の例としては、M&A(合併・買収)などで一眼レフの技術者やノウハウを他社に売却する場合、バランスシートから一眼レフ関連の資産を除却する場合、特許権を失効させる場合を挙げた。いずれにしても「経営としては重い判断で、こうした技術資産を捨てるような決定はしていない」(同氏)と述べた。
なぜ撤退しないのか
製品として成熟し、縮小傾向にある一眼レフの開発可能性を残す理由についても、徳成氏は丁寧に説明した。同氏は2年前に三菱UFJフィナンシャル・グループからニコンに転じた。その際に一番驚いたのは基礎研究に始まり、製品が顧客に届くまで、数十年かかることもあるというリードタイムの長さだったという。「長いリードタイムの中で培った技術資産を一旦失うと、いざ類似の商品を求められたときに商品を供給できなくなる」(徳成氏)と危惧する。
逆に技術資産を持ち続けた好事例として、最近の半導体露光装置の動向を挙げた。同社はArF(フッ化アルゴン)レーザーを露光光源として用いる最先端機種に研究開発資源を集中させてきた。ところが、昨今は汎用の半導体までもが不足し、波長365nmの水銀のスペクトル線であるi線を露光光源とする、ローエンド向けの半導体製造装置が中古市場において高値で取引されていた。
この状況を受けて、ニコンはi線を用いた半導体露光装置を2024年に市場投入することを決定した。i線を使った新製品の発売は27年ぶりだ。徳成氏は「技術者や技術資産を社内に保持し続けたからこそ、状況に応じて開発を再開し、社会のニーズに応えられた」と語る。
ただ現状、「一眼レフよりミラーレスのほうが開発余地があり、顧客が流れているのは事実」(徳成氏)。同社のミラーレスのフラグシップ機「Z9」の需要も堅調だという。2022年6月にはZシリーズのエントリーモデル「Z30」の発売を発表するなど、ミラーレスのラインアップ拡充に注力している。
出典)上記、『日経クロステック(xTECH)』 2022年8月5日付配信より
がんばれ、ニコンさん!
時代の流れに負けるな、ニコンさん!
稼ぐために買う、経費で落とせるカメラが「Nikon」。
稼いだお金で買う、自分へのご褒美が「PENTAX」。
(個人の意見です。 「意見には個人差があります」 by さだまさしさん)
仕事を忘れて至福の時へ
あなたがリフレッシュする
PENTAX 一眼レフカメラ
リコーイメージング(株)さんは(株)リコーさんの完全子会社です。
ここでちょっと、
道草にお付き合いください。
↓
▽1959年発売の伝説のプロ用機、「Nikon F」。先の「1964年東京オリンピック」で
は世界中のプロが手にし、公式カメラではなかったものの貴重な瞬間を報じました。
ニコン(旧、日本光学工業)さん初のレンズ交換式一眼レフカメラですが、大成功を
収め、以降ライバル各社の目標になりました。堅牢で、今も中古カメラ市場で人気。
一眼レフカメラのトップカバーが
屋根型である所以(ゆえん)
一眼レフカメラの歴史もたいへん古く、今から180年前に始まる写真産業の黎明期
までさかのぼると考えて良いでしょう。基本構造は簡単です。レンズと感光材料との
間に設けたミラーにより、カメラ上部に設置したすりガラス状のピントグラス(フォーカ
シングスクリーンとも呼ばれます)にレンズが作る実像を投影します。撮影者はピント
グラスでピントや構図を確認した後、ミラーを上方へ跳ね上げる操作をすれば、すぐ
撮影体勢に移れて便利です。この操作は長らく手動か半自動の時代が続きましたが、
煩わしさを避けるためカメラを二段に重ねた二眼レフカメラも考案されました。その後、
「ペンタックス」ブランドを産み出した旧、旭光学工業さんが世界に先駆けてミラーの
上下動作の完全自動化に取り組み製品化に成功しました。クイックリターンミラーと
呼ばれるその新機構を採用した製品が1954年発売の「アサヒフレックス IIB」です。
▽1954年に発売された「アサヒフレックス IIB」。
1952年発売の、日本初の35mmフィルム用一眼レフカメラ「アサヒフレックス I」
に新機構のクイックリターンミラーを組み込み、一眼レフの実用性を高めました。
目の高さで縦位置構図の写真も撮りやすいよう光学式ビューファインダーも装備。

(c)リコーイメージング(旧、旭光学工業)
初期の一眼レフカメラはピントグラスを上から覗くのが普通で「アサヒフレックス IIB」
も例外ではありませんでした。ピントグラスの上にペンタダハプリズムというプリズム
とそれに続く接眼レンズとを設置すれば、カメラを自然に目の前で構えることができ
ます。旧、旭光学工業さんは製造が困難なペンタダハプリズムの量産化にも世界に
先駆けて成功しました。
▽一眼レフカメラの標準的なペンタダハプリズムを用いた光学式ファインダーの光路。
この透視図は「PENTAX K-1」のもの(「PENTAX K-1」の当ブログ記事は
こちら)。
(c)リコーイメージング
ペンタダハプリズムの“ダハ(dach)”はドイツ語で“屋根”を意味し、横から見ると5角
柱に見えるプリズムの一辺に相当する所が直角の屋根状に加工されていることから
ペンタダハプリズムと呼ばれています。このダハプリズムを採用した一眼レフカメラは
必然的に、その部分を屋根型のカバーで覆ったような、特徴あるデザインになります。
ペンタダハプリズムの量産化に成功した旧、旭光学工業さんがその成果を取り入れ、
1957年に発売した「ASAHI PENTAX(通称AP)」が正にその典型でした。発売時に
街の写真店(カメラ屋さん)店頭で、屋根型カバーの外観が人目を引いたことは、言う
までもありません。世のお父さん方の心をショーウィンドウに釘付けにしたことでしょう。
レンズ交換式写真機の代名詞として、一眼レフカメラは隆盛を極めることになります。
▽旧、旭光学工業さんは、製造が困難なペンタダハプリズムの量産化にも世界に先
駆けて成功し、1957年発売の「ASAHI PENTAX(通称AP)」から一眼レフカメラ
に採用してその実用性を立証。続く後継機もオリンピック公式カメラの認定実績は
無かったものの、家庭用からプロ用までと幅広く「PENTAX」ファンを獲得しました。
ペンタダハプリズムのカバーは両肩のカバーと一体でその量産も克服しています。
(c)リコーイメージング(旧、旭光学工業)
上記「ASAHI PENTAX」に続く後継機の成功はライバル各社にも影響を与えました。
ニコン(旧、日本光学工業)さんは、対抗する製品「Nikon F」を社内にも極秘で開発。
開発のスタートは「ASAHI PENTAX」発売前年の、1956年秋とされているそうです。
デザインに著名グラフィックデザイナーの亀倉雄策さんを起用する力の入れ方でした。
亀倉雄策さんの案はペンタダハプリズムのカバーの頂きをピラミッド型にする意匠で、
工場での金属加工は困難を極めたそうです。当初「Nikon F」は、プロ写真家の間で
一眼レフの使用実績が少ないことから、アマチュア写真家用として開発が進められた
そうです。ところが発売されるとプロからも絶賛され交換レンズが急遽追加されました。
次にご紹介する「ASAHI PENTAX SP」発売までの5年間、特に報道写真家の間で
「Nikon F」以外の選択肢は考えられず「それ以外カメラじゃない」と言う人もいたほど。
「Nikon F」のペンタダハプリズム部は、撮影中にフード式と交換することもできました。
▽東京オリンピックが開催され東海道新幹線(東京〜新大阪間)が開業した1964年、
最初の「ASAHI PENTAX」発売から7年を経て、露出計を内蔵し、颯爽と登場した
「ASAHI PENTAX SP」。露出合せの失敗は激減し、家庭にもプロにも売れました。

(c)リコーイメージング(旧、旭光学工業)
▽『雑誌 買取 - メルク堂古書店』 (公式)より、
「アサヒカメラ 1964年10月復刊15周年記念増大号」在庫照会ページのスクショ。
「新しい東京・東京オリンピックの撮影ガイド」の特集記事、「アサヒペンタックスSP
(ニューフェース診断室)」の連載記事の見出しが五輪開催の高揚感を偲ばせます。


(c)メルク堂古書店 / 朝日新聞出版
関連リンク)
『雑誌 買取 - メルク堂古書店』 (公式)
「アサヒカメラ 1964年10月 復刊15周年記念増大号」
世界の風景、東京オリンピックの撮影ガイド
アサヒペンタックスSP(ニューフェース診断室)
https://melkdo.jp/view/1605121010
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2021年2月27日付記事
『だから写真店は嫌われる』という本が読みたい私
*ここから本文です。
【再掲載 / 祝・速報】 写真機。それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
リコーイメージングさんの新しいコミュニケーションスペース
「PENTAXクラブハウス」が本日2022年7月28日にオープンしました!
【聖地巡礼:新宿区四谷】
関連リンク)
『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月26日付公開
「PENTAXクラブハウス」 (特設サイト)
初デートはやっぱり四ツ谷駅界隈で決まり
ですよね(^_^)v▽新海誠監督作品、アニメ映画 『君の名は。』 場面写真の写し。
東京メトロ丸ノ内・南北線、JR中央・総武線、四ツ谷駅(新宿区四谷1丁目)遠景。
上智大学真田堀運動場付近から。「PENTAXクラブハウス」はこの画面の右奥。

▽
初デートはやっぱり四ツ谷駅界隈で決まり
ですよね(^_^)v
(c)2016「君の名は。」制作委員会
関連リンク集)
『映画 「君の名は。」 公式サイト』
注:画像はイメージです。
↓
▽『スタジオジブリ』 (公式)
宮崎駿監督作品、アニメ映画 『千と千尋の神隠し』
公開場面写真の写し。
サービスカウンター「いでおいでおいでお」
▽レンズバー・ユーザーラウンジ 「生目あります」(
こちらをクリック)
▽フォトウォール 写真が掛けられた壁。それは、例えるなら“世界の車窓”を巡る旅。
(c)2001 Studio Ghibli・NDDTM
関連リンク)
『スタジオジブリ』 (公式)
▽上記「生目あります」改め「旭光学シンボルマーク」。
ギリシア神話に登場する卓越した鍛冶技術を持った
一つ目の巨人「サイクロプス」をモチーフに一眼レフ
の王様として図案化。1959年に制定されたマーク。

(c)リコーイメージング(旧、旭光学工業)
関連リンク)
『RICOH IMAGING』 (公式)
PENTAX HISTORY since 1919
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/pentax/pentaxhistory/course/ 関連リンク)
『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月26日付公開
「PENTAXクラブハウス」 (特設サイト)
▽『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月26日付公開
「PENTAXクラブハウス」 (特設サイト) ホームページの画像の写し。
「最新のレンズやカメラに触れられる『レンズバー』や写真集などを閲覧でき、ゆっ
くりお過ごしいただける「ユーザーラウンジ」、ユーザーの皆様の写真を中心とした
様々な発表のスペース「PENTAXフォトウォール」、そして機材の点検修理をお預
かりする『サービスカウンター』。写真やカメラに親しみ、そしてユーザー同士の交
流の機会を提供するコミュニケーションスペースです」
▽レンズバー・ユーザーラウンジ
「PENTAXの現行Kマウントレンズおよびカメラを体験いただけます。また写真集
などの閲覧も可能です。さらにユーザーとの意見交換や情報発信も行います」
▽PENTAXフォトウォール
「PENTAXユーザーの皆様の作品を中心とした写真展示スペースです」
▽サービスカウンター
「修理受付を行います。※修理返却は修理センターからの直送になります」
▽アクセス「東京メトロ丸ノ内・南北線、JR中央・総武線、四ツ谷駅(四ツ谷口方面)
から徒歩3分。東京都新宿区四谷本塩町4−8 パーシモンビル1F。
▽『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月26日付公開
「PENTAXクラブハウス」 (特設サイト) ホームページのスクリーンショット。

(c)リコーイメージング
関連リンク)
『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月26日付公開
「PENTAXクラブハウス」 (特設サイト)
せっかく「PENTAX」の写真機、デジタル一眼レフカメラを買ったのに
「YouTube」へ投稿する動画撮影にしか使わなくなってしまった人が
初心にかえるためお参りする聖地。それが「PENTAXクラブハウス」。
PENTAX
の寺子屋?
飛んでいる飛行機の窓から地上の景色を動画撮影しているとき、
旋回が始まると地平線や水平線は徐々に傾いていきますよね。
なのについ構図をわざわざ水平に直してしまうあなたは写真家?
動画撮影中なのにシャッターが切れないと悔しがるのも写真家?
動画撮影中に気が変わって移動ばかりで何も撮れない写真家?
「PENTAXクラブハウス」の詳細は、
次の各ニュースリリースをご覧下さい。
▽『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月13日付公開「お知らせ」のスクショ。
新コミュニケーションスペース「PENTAXクラブハウス」オープンのご案内

(c)リコーイメージング
関連リンク)
『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年7月13日付公開「お知らせ」
新コミュニケーションスペース「PENTAXクラブハウス」オープンのご案内
(
こちらをクリック)
2022年07月13日
新コミュニケーションスペース
「PENTAXクラブハウス」オープンのご案内
リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:赤羽昇)は、東京都新宿区四谷に新設いたしました「PENTAXクラブハウス」を、2022年7月28日にオープンしますのでお知らせいたします。
営業内容:
・PENTAXを中心とした製品の展示および販売
・サービスカウンター
(PENTAX製品の点検・修理受付および
リコーイメージング取扱製品の修理受付)
・レンズバー:PENTAX製品の現行Kマウント全レンズの体験ができるほか、
開発担当者の在所時に、ユーザーとの意見交換の場所としても活用。
さらに営業時間外は、デジタルで各地のユーザーと繋がる
情報発信のライブスタジオスペースとしても活用
・ユーザーの皆様の作品を中心とした写真展示スペース
「PENTAXフォトウォール」や、テーマごとの製品ヒストリー展示
なども順次予定
【PENTAXクラブハウス オープン概要】
■オープン日:2022年7月28日(木)
■営業時間:11時00分〜18時00分
■休館日 :水曜日・日曜日・祝日および弊社指定休業日
■所在地 :〒160-0003
東京都新宿区四谷本塩町4−8パーシモンビル1F
■電話番号:0570-00-6371(ナビダイヤル)
※7月28日のオープン以降利用可能
■アクセス:JR四ツ谷駅、東京メトロ四ツ谷駅から徒歩3分
●「PENTAXクラブハウス」について
新拠点は、新生PENTAXとしてのテーマでもある、よりユーザーの皆さまと繋がり、新たな価値観の創出や絆を深められるようにとの願いを込めて「PENTAXクラブハウス」と命名いたしました。クラブハウスは直訳するとロッカールームや会員制の集会所などの意味がありますが、今回私たちが目指したかったのはユーザーの皆さまとの接点になる"部室"です。放課後に用があってもなくても、ちょっと立ち寄って仲間とおしゃべりしたり情報交換したりできるスペース、それが今回のクラブハウスのコンセプトです。いつでも気軽に立ち寄れて、そこに行くと仲間がいて、特に用事があるから行くわけではない、出かけたついでにふらっと顔を出したくなるような、そんなスペースを目指しています。これまで、イベントなどで多くの皆様と繋がり、たくさんのコミュニケーションをとらせていただきましたが、これからはもっと気軽に、頻繁にこのクラブハウスで絆を深めていきたいと思っております。ここではカメラの開発や企画に携わるメンバーも滞在し、来所されたユーザーの皆さまと楽しいやり取りをさせていただくことも検討しています。「PENTAXクラブハウス」のオープンを、ぜひ楽しみにお待ちください。
出典)上記、『RICOH IMAGING』 (公式)
2022年7月13日付公開「お知らせ」より
▽『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年5月30日付公開「お知らせ」のスクショ。
新コミュニケーションスペース「PENTAXクラブハウス」の開設について
(c)リコーイメージング
関連リンク)
『RICOH IMAGING』 (公式) 2022年5月30日付公開「お知らせ」
新コミュニケーションスペース「PENTAXクラブハウス」の開設について
(
こちらをクリック)
2022年05月30日
新コミュニケーションスペース
「PENTAXクラブハウス」の開設について
リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:赤羽昇)は、新たな顧客接点の場となるコミュニケーションスペースとして、現在「PENTAXクラブハウス」の開設準備を進めていますのでお知らせいたします。
「PENTAXクラブハウス」は、先にお知らせした『PENTAX共創プロジェクト(PENTAX Co-Creation Project、以下PCP)』の一環として、お客さまと直接、双方向のコミュニケーションを強化することを目指して、従来のリコーイメージングスクエアとは異なるコンセプトの新拠点として運営してまいります。オープン日時などの詳細については決まり次第、あらためてご案内いたします。
●「PENTAXクラブハウス」について
新拠点は、新生PENTAXとしてのテーマでもある、よりユーザーの皆さまと繋がり、新たな価値観の創出や絆を深められるようにとの願いを込めて「PENTAXクラブハウス」と命名いたしました。クラブハウスは直訳するとロッカールームや会員制の集会所などの意味がありますが、今回私たちが目指したかったのはユーザーの皆さまとの接点になる"部室"です。放課後に用があってもなくても、ちょっと立ち寄って仲間とおしゃべりしたり情報交換したりできるスペース、それが今回のクラブハウスのコンセプトです。いつでも気軽に立ち寄れて、そこに行くと仲間がいて、特に用事があるから行くわけではない、出かけたついでにふらっと顔を出したくなるような、そんなスペースを目指しています。これまで、イベントなどで多くの皆様と繋がり、たくさんのコミュニケーションをとらせていただきましたが、これからはもっと気軽に、頻繁にこのクラブハウスで絆を深めていきたいと思っております。ここではカメラの開発や企画に携わるメンバーも滞在し、来所されたユーザーの皆さまと楽しいやり取りをさせていただくことも検討しています。「PENTAXクラブハウス」のオープンを、ぜひ楽しみにお待ちください。
場所:東京都新宿区四谷(最寄り駅:JR、東京メトロ四ツ谷駅)
※所在地詳細住所は正式なご案内までお待ちください
営業内容(予定)
・PENTAXを中心とした製品の展示・販売
・サービスセンター
(PENTAX製品の点検・修理受付および
リコーイメージング取扱製品の修理受付)
・ユーザーラウンジ
(PENTAX製品の体験使用や雑誌、写真集の閲覧などが可能)
・デジタルで各地のユーザーの方々とつながるオンラインライブなどの
情報発信の場として活用
・上記のほか、テーマごとの製品ヒストリー展示なども予定
営業開始時期:2022年夏ごろ
出典)上記、『RICOH IMAGING』 (公式)
2022年5月30日公開「お知らせ」より
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2018年4月25日付記事
「光画部」の思い出 〜暗室よ永遠に〜
黒白フィルムおよび黒白印画紙販売終了のご案内が
富士フイルムさんからありました
▽『デジカメ Watch』
2022年7月28日 18:45 付配信のスクショ(
こちらをクリック)。
東京・四谷に本日オープン。「PENTAXクラブハウス」レポート
「〜“クラブハウス”と名前を改めた背景には、いわゆる
ショールーム的な役割のみならず、PENTAX製品の使い手、作り手、売り手が
隔てなく交流し、今後の製品開発や企画に反映していくとの意志がある。〜」

▽「オープン前から列をなすファンが見守る中、
テープカットを行ったリコーイメージング赤羽社長」

△「
ニュース 新しい時代のブランド価値へ“再始動”。
リコーイメージング赤羽社長に狙いを聞く 2022年7月6日 9:00 付」
▽「〜オープン時に来場客を入口前で誘導していた女性スタッフは、聞けばリコー
イメージングのメカ設計者で、直近ではK-3 Mark IIIのセンサーユニットを担当
したという。PENTAXクラブハウスの営業内容として予告されていた「開発担当者の
在所時には、ユーザーとの意見交換の場所としても活用」というのは本当だった〜」
▽「〜『PENTAX K-70』 をベースに少数作製した手作りモデルの
『CLUB HOUSE SET』(参考展示)。ラバー部をオリーブグリーン / ネイビーブルー
に塗装している。天面には金属製の 『AOCo』 ロゴを埋め込み、背面モニターの裏
側には 『PENTAXクラブハウス』 のロゴを彫刻。マウント部には歴代のロゴマークが
一堂に並んでいる。ガラスケース内のパネルには、概要説明に続いて 『どうしてもと
いう希望者がいた場合には調子に乗って販売するかもしれない』と書かれていた〜」
▽「〜『PENTAX K-70 CLUB HOUSE SET』(参考展示)。
〜天面には金属製の 『AOCo』 ロゴを埋め込み〜」 ホットシュー(フラッシュなどの
アクセサリー類の接続部)のカバーには上記「
旭光学シンボルマーク」のプリントも!
「AOCo」は「Asahi Optical Company Limited=旭光学工業(株)」の略称です。
▽「〜壁に立てかけられたPENTAXの文字。おしゃれな飾りアイテム
かと思いきや(旧)PENTAX板橋事業所に掲げられていた文字の現物だという〜」
「PENTAX板橋事業所」の最寄は東武東上線常盤台駅、「PENTAX小川事業所」
の最寄は東上線小川町駅。小川事業所は「PENTAX」交換レンズの主力工場でし
たが「HOYA(株)PENTAXライフケア事業部小川事業所」として存続し、現在でも
「PENTAX」ブランドの医療用内視鏡製品などが「PENTAX」の看板のもとで生産
され続けています。「PENTAXライフケア事業部小川事業所」がリコーイメージング
さんへ移管される可能性については、今のところ不明ということにしておきましょう。
(c)Impress
関連ニュース)
リコーイメージング株式会社は7月28日、新拠点「PENTAXクラブハウス」をオープンした。所在地は東京都新宿区四谷本塩町4-8 パーシモンビル1階。営業時間は11時〜18時。休館日は水曜・日曜・祝日および同社が定める日。
従来のリコーイメージングスクエアにかわり、「お客様とつながる情報発信の場としての機能を加えつつ、修理受付窓口としてもご活用いただける新拠点」として予告されていた施設。“クラブハウス”と名前を改めた背景には、いわゆるショールーム的な役割のみならず、PENTAX製品の使い手、作り手、売り手が隔てなく交流し、今後の製品開発や企画に反映していくとの意志がある。
この施設の“館長”であるPENTAXクラブハウス マネージャーの富張裕之氏によると、施設の場所を選ぶにあたり、とにかくアクセスを大事にしたという。四ツ谷のギャラリー、半蔵門の日本カメラ博物館などにも近く、ターミナルである東京駅から3駅という距離も、遠方からの来場者にとって便利だろうと考えた。「四季の眺めが良いので、写真を撮り歩きながら、通過点としても立ち寄って欲しい」と期待を語る。
また、かつてのリコーイメージングスクエア新宿はビル内にあったが、PENTAXクラブハウスは道路に面しており、たまたま通りがかった人が立ち寄っていくことも意識したという。
テープカットを行い来場者を迎えたリコーイメージングの赤羽昇社長は、「この場を通じて、ユーザーだけでなくカメラを作る人や売る人も、全てがサークルになり、全体がクラブになることを考えている。お客様が思い立ったときに、ふらっと立ち寄ってもらえる場所でありたい」とオープンへの思いを語る。“工房的ものづくり”を掲げている同社にとって、まさにここが工房になるというイメージだ。
金融業界の出身である赤羽社長は、企業にとって「キャッシュフロー最大化だけが価値なのか」と、20代の頃からずっと考えていたという。いわゆるファンド的な短期主義と異なり、100年を超える歴史を持つ企業が世界一多いという日本らしく、“永続”や“残す”という文化を強く意識しているそうだ。この思いをもとに、こうした場は今後日本以外にも広げたいとのこと。
こうしてPENTAXクラブハウスの前で赤羽社長に話を聞いていると、オープン後にもいくつかの祝花が運び込まれてきた。その中にはユーザーが個人名で贈ったものもあり、それを受け取ったスタッフが「どこどこ支部の、誰々さんからだね」とすぐに判別していた。PENTAXと、ユーザーとの距離感を象徴するワンシーンだったと思う。
近年はカメラメーカーのサービス拠点が減少傾向にあり、利便性のみならず、寂しさを感じるという意見を目にすることが増えた。リコーイメージングは場所こそ東京だけになってしまったものの、一般ユーザー向けの対面窓口を残した。立地的に訪れることが難しい地域のユーザーに対しても、オンラインの活用でタッチポイントを増やすことを意識しているという。
施設内の空間は、LENS BARのカウンターを可動式とするなど、リアルイベントで人が集まる場合にスペースを広く取れるようデザインされた。また、直近では7月31日に予告されているオンラインイベントも、この新拠点を活用して行われる。
余談だが、オープン時に来場客を入口前で誘導していた女性スタッフは、聞けばリコーイメージングのメカ設計者で、直近ではK-3 Mark IIIのセンサーユニットを担当したという。PENTAXクラブハウスの営業内容として予告されていた「開発担当者の在所時には、ユーザーとの意見交換の場所としても活用」というのは本当だったと、早くも実感することとなった。
PENTAXクラブハウスで見たものの一部(7月28日時点)
PENTAX K-70をベースに少数作製した手作りモデルの「CLUB HOUSE SET」(参考展示品)。ラバー部をオリーブグリーン / ネイビーブルーに塗装している。天面には金属製のAOCoロゴを埋め込み、背面モニターの裏側にはPENTAXクラブハウスのロゴを彫刻。マウント部には歴代のロゴマークが一堂に並んでいる。
ガラスケース内のパネルには、概要説明に続いて「どうしてもという希望者がいた場合には 調子に乗って販売するかもしれない」と書かれていた。
参考展示品の隣に並んでいたのは、“姉妹試作機”という「METALICA」(メタリカ)と「MEMORICA」(メモリカ)の2台。前者は金属縦走りシャッターで絞り優先AE、後者は布幕横走りでシャッター速度優先AEを搭載。検討の結果、メタリカが1966年のフォトキナに出品されたという。
メタリカとメモリカ。2台は担当者も異なり、一見似ているようで、共通部分は少ない。2台揃っての展示が貴重。今後も“ふとしたタイミングで”こうしたレアモノがお目見えしたり、入れ替わったり、という楽しさを継続していくとのこと。
〔後略〕
本誌:鈴木誠
出典)上記、『デジカメ Watch』 2022年7月6日 09:00 付配信より抜粋
関連ニュース)
△「これは見逃せない!お宝モデルを特別展示 (上段)『PENTAX LX GOLD』が
特別展示されていた。1981年に35mm一眼レフが世界で初めて1000万台を突破
したのを記念して限定生産された特別モデルだ。展示品はUSA向けのもので、ワシ
ントン条約に対応するためか国内販売のもの(ワニ革)とは異なる革が貼られている。
(下段)幻の試作機として知られる『メモリカ』と『メタリカ』も特別展示されていた。
『アサヒペンタックス SP』の後継機として開発された2台の試作機で、シャッター速
度優先機の『メモリカ』と絞り優先機『メタリカ』は、のちのペンタックスの運命を決定
するペンタックスのカメラ史の大きな分岐点となったカメラだ〜」本尊御開帳(上段)。
△「こだわりの来場記念グッズはコレ! 来場記念のうちわ型『白レフ』と、お菓子の
『ビスコ』。なくなりしだい配布終了ということなので、欲しい人は早めに出かけよう。
ビスコの柄は『PENTAX K-1 Mark II』(ペンタ)と『AOCo』マーク(アオコ)の2種
類がある。どちらがもらえるかはお楽しみ〜」お寺で参拝の土産にもらえるお菓子?
▽「〜『PENTAXクラブハウス』ロゴがレーザー刻印されたペンタプリズム。
オープン記念として、来場者に抽選でプレゼントされる。来場記念の『白レフ』に書か
れた番号が抽選番号になっている。発表は後日、ペンタックスの公式SNSで行われ
る予定だ。プレゼント数は数個とだけ発表されている。じっくり見ていくと、まだまだ
隠されているものがいろいろありそうな気配を感じさせる『PENTAXクラブハウス』。
駅に近いということもあって、ふらっと立ち寄ってみたくなるスポットだ。〜」

(c)ONE PUBLISHING
関連ニュース)
『CAPA CAMERA WEB』 2022年7月31日 11:15 付配信
お宝モデルも特別展示!
7月28日にオープンした「PENTAXクラブハウス」へ行ってきた
https://capa.getnavi.jp/news/412201/ リコーイメージングの新拠点となる「PENTAXクラブハウス」が、2022年7月28日、東京・四谷にオープンした。リコーイメージングスクエア東京・大阪の営業終了(2022年3月28日)から4か月ぶりとなるコミュニケーション拠点の再開だ。さっそくどんなところか行ってみた。
おしゃれな隠れ家的スペース
「PENTAXクラブハウス」は四ツ谷駅から徒歩3分、外堀通りからちょっと入ったところにある。新しくできた商業ビル、コモレ四谷のすぐ脇で、落ち着いた雰囲気の街並みの中にある。路面店ではあるものの、道路から一段下がったところにあって、ショーウィンドウの中にはカメラだけでなくアンティーク小物も展示されていて、海外のアンティークショップかバーのような雰囲気を醸し出している。
店頭には、PENTAXのロゴが入った真っ赤なスクーターも置かれていた。こちらはディスレイではなく関係者の私物ということ。
中に入ると、正面にあるのが「レンズバー」。現行のKマウントレンズが全種類揃っていて、実際に使ってみることができる。バーカウンターは可動式になっていて、イベント開催時には移動させることができるようになっているのだそうだ。
「レンズバー」の右手には双眼鏡などのPENTAX製品が展示されており、さらにその右手にはPENTAXグッズが展示されていた。もちろん購入もできる。
修理・点検のサービスカウンターは、入り口を入ってすぐ左手にある。「PENTAXクラブハウス」に常駐しているのは6名だが、商品開発や設計のメンバーも滞在して、ユーザーとの交流を予定しているとのことだ。
これは見逃せない! お宝モデルを特別展示
「PENTAX LX GOLD」が特別展示されていた。1981年に35mm一眼レフが世界で初めて1000万台を突破したのを記念して限定生産された特別モデルだ。展示品はUSA向けのもので、ワシントン条約に対応するためか国内販売のもの (ワニ革) とは異なる革が貼られている。
幻の試作機として知られる「メモリカ」と「メタリカ」も特別展示されていた。「アサヒ ペンタックス SP」の後継機として開発された2台の試作機で、シャッター速度優先機の「メモリカ」と絞り優先機「メタリカ」は、のちのペンタックスの運命を決定するペンタックスのカメラ史の大きな分岐点となったカメラだ。
クラブハウス内で強い存在感を放っていたのがPENTAXの大きなロゴ。「J limited」ファンミーティングでおなじみの旧社屋に掲げられていた実物が、写真展示スペース「PENTAXフォトウォール」に置かれていた。「PENTAXフォトウォール」では、いずれ写真展示をする予定だという。
ここまで作って発売未定!?
「CLUB HOUSE SET」を参考展示
「PENTAX K-70」と「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL [IF] DC WR」をベースにした「CLUB HOUSE SET」が参考展示されていた。ラバー部分を落ち着いた「オリーブグリーン」と「ネイビーブルー」にしたモデルだが、あくまでも参考展示。発売されるかどうかは未定で、価格も未定だ。
ペンタ部にはメタル製の「AOCo」(アオコ)ロゴマークが埋め込まれている。
液晶モニター背面には「PENTAX CLUB HOUSE」の文字が刻印されている。
マウントには、歴代のPENTAXロゴが刻印されている。
「カジュアルストラップ デニム」にも「PENTAX CLUB HOUSE」の文字がプリントされている。
こだわりの来場記念グッズはコレ!
来場記念のうちわ型「白レフ」と、お菓子の「ビスコ」。なくなりしだい配布終了ということなので、欲しい人は早めに出かけよう。
ビスコの柄は「PENTAX K-1 Mark II」(ペンタ)と「AOCo」マーク(アオコ)の2種類がある。どちらがもらえるかはお楽しみ。
スタッフも着ている「PENTAXクラブハウスTシャツ」が、店内限定で販売されている。S / M / Lの3サイズで、価格は各2,500円(税込)。
「PENTAXクラブハウス」ロゴがレーザー刻印されたペンタプリズム。オープン記念として、来場者に抽選でプレゼントされる。来場記念の「白レフ」に書かれた番号が抽選番号になっている。発表は後日、ペンタックスの公式SNSで行われる予定だ。プレゼント数は数個とだけ発表されている。
じっくり見ていくと、まだまだ隠されているものがいろいろありそうな気配を感じさせる「PENTAXクラブハウス」。駅に近いということもあって、ふらっと立ち寄ってみたくなるスポットだ。
〔後略〕
柴田 誠
出典)上記、『CAPA CAMERA WEB』
2022年7月31日 11:15 付配信より抜粋
「〜駅に近いということもあって、ふらっと立ち寄ってみたくなるスポットだ。〜」
↓
事情は色々でもデートはやっぱり四ツ谷駅界隈で決まり
ですよね(^_^)v
▽新海誠監督作品、アニメ映画 『君の名は。』 場面写真の写し。
東京メトロ丸ノ内・南北線、JR中央・総武線、四ツ谷駅(新宿区四谷1丁目)夜景。
上智大学真田堀運動場付近から。「PENTAXクラブハウス」はこの画面の右奥。
△
事情は色々でもデートはやっぱり四ツ谷駅界隈で決まり
ですよね(^_^)v▽新海誠監督作品、アニメ映画 『君の名は。』 場面写真の写し。
東京メトロ丸ノ内・南北線、JR中央・総武線、四ツ谷駅(新宿区四谷1丁目)遠景。
上智大学真田堀運動場付近から。「PENTAXクラブハウス」はこの画面の右奥。
(c)2016「君の名は。」制作委員会
↑ リアリスティックな四ツ谷駅界隈 ファンタジック?な四ツ谷駅界隈 ↓▽『スタジオジブリ』 (公式)
宮崎駿監督作品、アニメ映画 『千と千尋の神隠し』
公開場面写真の写し。
▽映画 『千と千尋の神隠し』 の劇中に登場する海原電鉄の電車(バッテリーカー?)。
千(千尋)達が降りる「沼の底駅」は「六番目の駅」。「六番目」には仏教用語の一つ、
「六道輪廻(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)」がモチーフとの説が
あり、「観音菩薩の導きで六道世界より救われるという観音信仰」も知られています。
(c)2001 Studio Ghibli・NDDTM
このたび、2022年7月28日にオープンした
リコーイメージングさんの新しいコミュニケーションスペース
「PENTAXクラブハウス」最寄の四ツ谷駅と
昨年、2021年10月8日にオープンした私たちの
富士フイルムさんの直営写真店
「WONDER PHOTO SHOP(ワンダーフォトショップ)」最寄の表参道駅とは
東京メトロ丸ノ内・銀座線(赤坂見附駅構内乗り換え)で10分前後と間近です。
ぜひ、あわせてお出かけください。
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2021年10月8日付記事(2021年8月1日付記事を再編集し再掲載)
【再掲載 / フォトライフのすべてがワンフロアに集結!】
富士フイルムさんの直営写真店
「WONDER PHOTO SHOP(ワンダーフォトショップ)」が
2021年10月8日(金)に東京・表参道へ移転・リニューアルオープン!
http://poppop.sblo.jp/article/189051847.html ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2021年10月8日付記事
【祝・フォトライフのすべてがワンフロアに集結!】
富士フイルムさんの直営写真店
「WONDER PHOTO SHOP(ワンダーフォトショップ)」が
2021年10月8日(金)に東京・表参道へ
移転・リニューアルオープンしました!
http://poppop.sblo.jp/article/189052066.html「
六番目の駅」の「
沼の底駅」を寝過ごして
底無しの「
レンズ沼」でおぼれもがくあなた。
もはや
観音様の導きでも救われないかも?
↓
▽『
レンズ沼のイラスト』
「一眼レフカメラのレンズを買い続ける沼に落ちた人の
イラストです」
上記の「
PENTAX LX GOLD」も「
CLUB HOUSE SET」も決して
霊感商法の類で
はありません。高価な交換レンズなどの購入やお布施を強いる事実もありません。
▽『RICOH IMAGING』 (公式) のスクリーンショット。
クラブについて / Pentax Ricoh Family Club / コミュニティ
「『Pentax Ricoh Family Club』 は
ペンタックス・リコー製品愛用者のための写真クラブです。
会員になりますと、様々な特典があり、あなたの
フォトライフをバックアップします」

▽上のバナー写真のお爺ちゃんが構えているフィルム一眼レフカメラが
「
Nikon FE2」(多分)にしか見えないのですが、キニシナイ (・ε・)!!
▽『ANNnewsCH』 「YouTube」公式チャンネル
2022年8月12日 PM 付公開のスクリーンショット。
「霊感商法」検討会立ち上げへ 河野大臣「早急に」(2022年8月12日)
(c)ANNnewsCH
関連動画リンク)
『ANNnewsCH』 「YouTube」公式チャンネル
2022年8月12日 PM 付公開
岸田改造内閣で就任した河野太郎消費者担当大臣は、いわゆる「霊感商法」について早急に検討会を立ち上げることを明らかにしました。
河野太郎消費者担当大臣:
「消費者庁の中に霊感商法に関する検討会を速やかに立ち上げて、霊感商法についての対応は、きっちりやって参りたい」
河野大臣は今月中にも早急に霊感商法に関する検討会を立ち上げ、これまでの消費者庁の対応も振り返りながら、消費者が安心できるようにしたいとしました。
ただ「最近は寄付の方が主流になっている」との認識も示しました。
自らの旧統一教会との関係は否定し「反社会的な団体とは関わりを持たないのが大原則」として、政治家は襟を正す必要があると述べました。
出典)上記、『ANNnewsCH』 2022年8月12日 PM 付公開より
↑
第2次岸田改造内閣において河野太郎大臣はデジタル大臣、内閣府特命担当大臣
(デジタル改革、消費者及び食品安全)、国家公務員制度担当大臣を兼任されます。
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2021年5月28日付記事
【速報】
証明写真のサイズを4種類に集約!
河野太郎行政改革担当相が
2022年度までに見直し
申請のオンライン化も促す
http://poppop.sblo.jp/article/188711556.html鰯の頭も信心から
↓
イワシの頭のようなつまらないものでも信心する人には尊く思われる。
物事をかたくなに信じる人を揶揄(やゆ)するときなどにもいう。
(出典:デジタル大辞泉)
▽『首相官邸公式サイト』 ホームページ
スクリーンショットは
2022年8月10日現在のものです。
「『信頼と共感』 の政治に向けて、
謙虚に取り組んでまいります」
それが第2次岸田改造内閣。
https://www.kantei.go.jp/
▽『首相官邸公式サイト』
2022年8月10日公開 総理の演説・記者会見など | 令和4年8月10日 岸田内閣総理大臣記者会見

(c)内閣官房内閣広報室
関連リンク)
『首相官邸公式サイト』 2022年8月10日公開
総理の演説・記者会見など | 令和4年8月10日
令和4年8月10日 岸田内閣総理大臣記者会見 (
こちらをクリック)
【岸田総理冒頭発言】
政策断行により、数十年に一度とも言われる難局を突破するため、経験と実力に富んだ、新たな自民党・公明党の連立政権を発足させました。
新型コロナ(ウイルス)、ウクライナ危機、台湾をめぐる米中関係の緊張、そして国際的な物価高、引き続き我が国の内外で歴史を画するような様々な課題が生じています。
先の参議院選挙において、国民の皆さんから頂いた岸田内閣への信任を一刻も早く形にし、皆様の期待に応える、有事の内閣を速やかに整えていくため、内閣改造を断行いたしました。
今後、8月末の概算要求を皮切りに、年末の予算編成、税制改正、そして来年の通常国会への法案提出等、お約束してきた政策を本格的な実行に移す段階となります。また、国際情勢が緊迫する中で、ポスト冷戦期の次の時代の新しい国際秩序をつくり上げ、我が国の平和と安全を守るために全力を尽くしてまいります。
今回の内閣改造では、骨格を維持しながら、有事に対応する「政策断行内閣」として、山積する課題に対し、経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用することといたしました。
〔中略〕
以上、閣僚人事の考え方について申し上げましたが、あわせて、いわゆる旧統一教会に関連する問題について申し上げます。
まず、私個人は、知り得る限り、当該団体とは関係がないということを申し上げます。その上で、個々の政治家は、国民の皆さんからできるだけ幅広い支援を頂くため、政治活動の一環として様々な方々と交流をしております。信教の自由については憲法上保障がなされているものでもあります。しかし、社会的に問題が指摘されている団体との関係については、国民に疑念を持たれるようなことがないよう十分に注意しなければなりません。
国民の皆さんの疑念を払拭するため、今回の内閣改造に当たり、私から閣僚に対しては、政治家としての責任において、それぞれ当該団体との関係を点検し、その結果を踏まえて厳正に見直すことを言明し、それを了解した者のみを任命いたしました。
その上で、2点の指示をいたしました。
第1に、憲法上の信教の自由は尊重しなければなりませんが、宗教団体も社会の一員として関係法令を遵守しなければならないのは当然のことであり、仮に法令から逸脱する行為があれば、厳正に対処すること。
第2に、法務大臣始め関係大臣においては、悪質商法などの不法行為の相談、被害者の救済に連携して、万全を尽くすこと。これらを岸田政権として徹底し、国民の皆さんから信頼される行政運営を行ってまいります。
昨年総理大臣に就任して以来大切にしてきた、国民の声を丁寧に聞き、信頼と共感を得る政治を実現するという基本からぶれることはありません。2度の国政選挙で国民の皆さんから頂いた信任を、政策を進める力に変え、政府・与党が力を合わせて、全身全霊で政策を断行し、この難局を突破してまいります。国民の皆さんの御理解と御協力をお願いいたします。
【質疑応答】
〔後略〕
出典)上記、『首相官邸公式サイト』 2022年8月10日公開より抜粋
「憲法上の信教
の自由は尊重」
↓▽『キヤノングローバル公式サイト』
「年代から見る -1933年-1936年- キヤノンカメラミュージアム」 スクショ(
こちら)。

1934年発表「カンノン(試作機)」(上)と、1936年発売の「HANSA Canon」(下)。
キヤノンさんの前身、精機光学研究所さん謹製35mm判レンジファインダーカメラ。
ドイツの名門光学機器メーカー、エルンスト・ライツ(現ライカカメラ)さんの「ライカ」
ブランドの35mm判レンジファインダーカメラシリーズ(前述)にインスパイアされた
という吉田五郎さん(1900〜1993年)が製作した幻の試作機の姉妹機と製品版。
製品版の「HANSA Canon」には、後に強力なライバルメーカーとなったニコンさん
の前身、日本光学工業さんの「ニッコール」ブランドの撮影レンズが採用されました。
前述の「ライカ」各機種も含め古き良き時代のカメラは今なお中古市場で人気です。


(c)キヤノン(旧、精機光学研究所)
〔前略〕
幻の試作機「カンノン」に込められた夢
その後試作機を完成させた吉田五郎(1900〜1993年)は、自ら作り上げたカメラに「KWANON=カンノン」という名前を付けた。これは吉田が観音様を熱心に信仰していたことに由来する。マークも千手観音、そしてレンズにも、ブッダの弟子であるマーハカサーパに由来する「KASYAPA=カシャパ」という名前がつけられた。
広告に掲載された「カンノン」は、全部で3種類。いずれもイラストか木型であり、完成品ではない。そして、「カンノン」は結局市場に姿を現わすことはなかった。吉田は、その後10台の「カンノン」をまとめたと証言しているが、その完成品を見たという人物はいない。昭和30年代に、大阪で発見され「カンノンD型」と呼ばれているカメラは「ライカII型」を模した試作機だが、これは吉田がつくった「カンノン」ではない。誰の手によるものか、現在では謎に包まれている。
初めての高級35mmレンジファインダー機の製作。そこには、ドイツはおろか、西洋に負けてなるものかという技術者としての誇りと夢が込められていた。
しかし吉田は、精機光学研究所のカメラづくりの方向性が自分の考えと次第にそれていくのを悟り、翌1934年(昭和9年)秋、研究所を去ることになる。
キヤノンカメラ第一号機「ハンザキヤノン=標準型」
試作機「カンノン」を市場に投入すべく試行錯誤する精機光学研究所だったが、肝心のレンズ、距離計などを調達するパートナーが見つからない。そこで協力を求めたのが日本光学工業株式会社、現在の株式会社ニコンである。
日本光学工業は、軍需中心の生産体制ですでに日本最大の光学メーカーとしての地位を確立していた。内田三郎は、兄の亮之介が日本光学工業の監察官であったことから、日本光学工業の取締役顧問、堀豊太郎を紹介される。当時の堀は平和品調査を主な仕事とし、高級レンズの民生向け転用に目を向けており、日本光学工業は全社的に民生品への進出を計画していた。精機光学研究所の協力要請は、まさに絶妙のタイミングだったのである。
こうしたことから、精機光学研究所、日本光学工業双方の思惑が一致し、日本光学工業の全面的な協力のもと、1936年(昭和11年)2月、キヤノンの第一号機「ハンザキヤノン=標準型 ニッコール50mm F3.5付き」の発売が実現する(1935年10月発売説もある)。製作に際し、軍艦部やフォーカルプレーンシャッターなどを含むファインダーカバー、ボディー組み立ては精機光学研究所。レンズやレンズマウント、ファインダー光学系、距離計連動機構は日本光学工業が担当した。
その後、「カンノン」名は「Canon=キヤノン」と変更された。「聖典、規範、標準」という意味があり、正確を基本とするCanonという精密工業の商標がここに誕生する。
「ハンザキヤノン」には、販売にあたり精機光学研究所の名は付されていない。販売ルートを持たない無名の精機光学研究所は、近江屋写真用品株式会社と独占販売権、商標表示の契約を結んだのである。ハンザとは、中世ヨーロッパの商人組合ハンザ同盟に由来する、近江屋写真用品の商標名である。
精機光学研究所は、その後1936年(昭和11年)6月に目黒区に移転。時節がら、日本精機光学研究所と名称を変更する。同年『アサヒカメラ』8月号に掲載された「ハンザキヤノン」の広告から、日本精機光学研究所の名称が付されるようになった。
ハンザキヤノンの予告記事
1935年(昭和10年)『アサヒカメラ』10月号に、次のような予告記事が掲載されている。
「ハンザキヤノンカメラ(中略)キヤノンは國産のライカ模倣品である。その機構はコンタックスの影響を見逃すことは出来ないが、大部分はライカと類似している。大きさ13.5×6.8×4.5糎(cm)、重量約650瓦(g)、使用マガヂンは特殊のものを用ふ。鏡玉は日本光学の製品でニツコールF3.5 50ミリのもの、鏡玉の取外し可能である。(中略)フアインダーは箱型の物で後で釦を押すと所定の位置に飛び出す装置になっている。速写ケース付、二百七十五圓」
“ライカ模倣品”といわれながらも、「ハンザキヤノン」は紛れもなく初の国産高級35mmカメラである。しかも、全くの無名メーカーによる開発ということもあり、カメラ業界内外から大きな関心と期待が寄せられていた。
〔後略〕
出典)上記、『キヤノングローバル公式サイト』
年代から見る - 1933年-1936年 より抜粋
ご参考記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2021年2月27日付記事
『だから写真店は嫌われる』 という本が読みたい私(T T)
ご参考記事)
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2022年6月19日付記事
【Made in Germany】
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文部科学省の新しい施策 『GIGAスクール構想』 と
富士フイルムさんの 『FUJICOLOR フジカラー』♪
リコーイメージングさんの
「PENTAXクラブハウス」の前身である2013年8月1日新装オープンの
「リコーイメージングスクエア新宿」(新宿センタービルMB 中地下1階)のルーツは
旧、旭光学工業時代から開設されていた初代
「ペンタックスフォーラム」(新宿三井ビルディング 1F)にまでさかのぼります。
学生時代から何度も通った、私にとっても想い出の場所です。
2001年5月発売の「PENTAX MZ-S」は、35mm判フィルムを使用する
高級一眼レフカメラとしては「PENTAX」最後の製品になりました。私は公式サイトで
リリースを見るとすぐ、情報を得ようと新宿三井ビル1階の「ペンタックスフォーラム」
へ足を運びました。するとすでに受付カウンターには発売前の実物が2、3台置かれ、
手に取って操作しているお客さまもいらしたのです。私も早速手に取って、色々質問
してみようとスタッフの方の手が空くのを待っていました。そこへ突然、奥から年配の
男性の方が現れ、無言でカウンター上の「PENTAX MZ-S」を片付け始めたのです。
本当はまだ非公開だったのではと私は察し、その男性に「MZ-S」をお返しすると、何
の言葉も無くそそくさと受け取って、奥へもどられてしまいました。
後日あらためて「ペンタックスフォーラム」を訪れた私は、別の年配の男性スタッフの
方から、受付カウンター越しに「MZ-S」のデモ機を挟んで親切に説明をしていただく
ことができました。もしかすると前回無言で現れた男性は旭光学の社員さんではなく、
お取引き先か何かの社員さんだったのかもしれません。私はそう思うことにしました。
2001年5月発売の35mm判フィルムを使用する「PENTAX MZ-S」は2000年秋に
ドイツで開催されたカメラ業界の見本市「フォトキナ」にその試作機が出品され、カメラ
雑誌でも紹介されましたが、同時に「MZ-S」をベースに開発され後に「K-1(初代)」と
命名されたデジタル一眼レフの試作機も出品され注目を集めました。「K-1(初代)」は
発売されれば「PENTAX」最初のレンズ交換式デジタル一眼レフになるはずでしたが、
2001年5月の時点では本当に発売されるのか未定のままで、私はそちらの情報が
知りたくて新宿三井ビル1階の「ペンタックスフォーラム」を訪れたのでした。そのとき
応対してくださった上記の年配男性スタッフの方も会社から知らされていないとの事。
「それより私は早く中判(60mm幅のフィルム)一眼レフのデジタルカメラ化を進めて
欲しいと会社に言っているんですよ」とスタッフの方。観光ポスターの風景写真を撮る
プロ写真家の間で「PENTAX」の中判一眼レフの評価は高く、印刷会社へのデジタル
データ入稿が進んでいたので長年セールスに従事してこられたスタッフの方としては
このビジネスチャンスだけは逃したくなかったのか、ご自身の熱意のこもったお考えを
私に話してくださいました。そのとき話題になったデジタル一眼レフカメラは何度かの
試作や改良を経て今、「PENTAX K-1 Mark II」や「PENTAX 645Z」として発売中。
フィルムカメラとしての「PENTAX」は生産終了しましたが往時の交換レンズ類の一部
は今も生産継続中で、最新の「PENTAX」デジタル一眼レフでも撮影に使用できます。
おはよう、とシャッターを切ろう。
いってきます、とシャッターを切ろう。
はじめまして、とシャッターを切ろう。
ありがとう、ってシャッターを切ろう。
ごめんなさい、とシャッターを切ろう。
あいしてる、ってシャッターを切ろう。
おめでとう、と、シャッターを切ろう。
おつかれさま、とシャッターを切ろう。
ごきげんよう、とシャッターを切ろう。
ただいまを言うように、シャッターを切ろう。
おやすみなさいの前も、シャッターを切ろう。
夢の中でも、祈るように、シャッターを切ろう。
初めて覚えた言葉は名前。続いて覚えた言葉はあいさつ。
シャッターを切った分だけ、あなたが覚えた言葉はきっと残る。
お腹が空いたとき、眠くなったとき、おもらししたとき、嬉しいとき、
まだ言葉を覚えていないときでも、泣き声や笑い声で伝えられた。
文字に書けない、声に出せない想いだって、写真の中に宿ります。
だから聞き逃がさないように、言い残すように、シャッターを切ろう。
関連記事) 2022年11月16日追記
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2022年7月28日付記事
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