2016年01月27日

エイスースが薄型光学3倍ズームカメラ搭載のスマートフォン「ZenFone Zoom」(ZX551ML)を2月5日に発売

  レンズが飛び出さない光学ズーム!?
  文字通りスマートなエイスース「ZenFone Zoom」待望の登場!!

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△「ZenFone Zoom」(ZX551ML)    (c)ASUS JAPAN

エイスース(ASUS JAPAN、台湾に本社)は1月25日に薄型光学3倍ズームレンズ付
デジタルカメラ搭載のスマートフォン「ZenFone Zoom」(ZX551ML)を発表しました。

昨年の1月5日(現地時間)、ラスベガスで開催の「2015 International CES」で発表
された試作機の製品版で、開発開始から発売まで2年以上の歳月を要したとのことです。
2月5日発売で価格は税別5万9800円より。中旬に税別4万9800円のモデルも発売
予定ということです(いずれもSIMロックフリー)。Android OS 5.0 (Lollipop)採用。
サイズは約158.9×78.84×5〜11.95mm、重さは約185g。

当店「しゃしんのポップ」のお客さまの過半数の方がすでにスマートフォンをお使いです。
特に初めてのお客さまはほぼ100%、デジカメよりスマホからのプリントを主にご注文に
なるお客さまです。スマホのカメラがズームレンズ付になるのは当然の流れだと3〜4年
前から感じていました。

どのスマホもズームレンズ付が当たり前なら、あらためてズーム付カメラを買わなくても
誰もが最初からズーミングの楽しさを体験でき、カメラの腕も自然に上達するのではない
でしょうか。でなければ写真もビデオも、ちっとも楽しくならないのです。
楽しくなければ、プリントするのもつまらないですよね。

特徴あるズームレンズユニットは日本のHOYA製で、初代は2013年8月に発表。
ズーム比を3倍、画素数約1300万画素とやや控えることで薄型化を達成していますが、
日常用には十分なスペックでしょう。もちろんデジタルズームとの組み合わせもできます。

ユニットを構成するレンズ群が前後にではなく、2つのプリズムの間で上下に動くので、
ズーム操作中もレンズは前に飛び出しません。水滴や砂埃も入りにくく防水デジカメに
多く用いられてきた屈曲式と呼ばれる方式で、この「ZenFone Zoom」も市販の防水
ケースとの相性は抜群に良さそうですね!

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△▽HOYA製光学3倍ズームレンズユニット(製品名は同モジュール)  (c)HOYA
  「光学3倍ズームに加え、光学式手ぶれ補正機能を搭載しながら、業界最薄サイズ
  (当時)の厚さ6mmを実現」(2013年8月1日付ニュースリリースより)hoya_cube_20130801_1.jpghoya_cube_20130801_2.jpg


  光学ズームレンズ付デジタルカメラ搭載スマートフォンの軌跡

 サムスン「GALAXY S4 zoom」、「Galaxy K zoom」

初の光学ズームレンズ付デジタルカメラ搭載スマートフォンは、韓国のサムスン電子
が2013年6月12日に発表した「GALAXY S4 zoom」です。こちらはズーム比10倍、
画素数も1600万画素と高機能ですが、レンズが前に飛び出して伸びるタイプでした。
翌年に改良型の「Galaxy K zoom」も発売されましたが、いずれも残念ながら日本
での本格的な発売には至らず、「電話機能付きデジカメ」といった評価に終始しました。

▽「GALAXY S4 zoom」    (c)サムスン電子
GALAXY S4 zoom (9) Key Visual.jpg


 ニコン「COOLPIX S800c」、「COOLPIX S810c」

サムスン「GALAXY S4 zoom」に近い製品では2012年9月発売のデジタルカメラ、
ニコン「COOLPIX S800c」があります。デジカメなので電話機能はなく、携帯回線
にも未対応でしたが、 Android OSを採用し無線LANでインターネット接続できます。
約2年後には光学ズーム比を10倍から12倍に高めた「COOLPIX S810c」も海外
で発売されましたが、それ以降後継機は発表されていません。

▽「COOLPIX S800c」    (c)ニコン
  Android OSで作動し、まるでスマートフォンのような操作感のコンパクトデジカメ。
  携帯回線には未対応ですが、Wi-Fi無線LANでインターネットへ接続できます。02.jpg
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 01:08| 業界の話題