☆実践セミナー 「今こそ新しい写真需要を創造しよう」
スマホの普及で写真市場は大きく変わりました。
「スマホになってプリントしなくなるのでは・・・」
と心配されている方もおられると思いますが、
スマホ時代の到来こそ写真店にとって
チャンスなのではないでしょうか。
(本セミナーの案内文より)
「スマホになってプリントしなくなるのでは・・・」
と心配されている方もおられると思いますが、
スマホ時代の到来こそ写真店にとって
チャンスなのではないでしょうか。
(本セミナーの案内文より)
今回の商談会、それとセミナーの案内状は、昨年末に届きました。
当ブログの1月30日付と2月1日付の記事、
当ブログの1月30日付と2月1日付の記事、
実は本セミナーの予習も意図してまとめたものです。
その中でも、1月30日付記事中の「スマホプリントの軌跡をふりかえる」で触れた
「iPhone 3G」や「iPhone 4S」の発売は、本セミナーで配布された年表資料にも
記され、まさに写真業界全体がこれまでの軌跡を顧みる時期に来ているようでした。
昨年に続いて今回も百席以上ある会場はほぼ満席になり、
参加各店の関心の高さが伝わってきました。
参加各店の関心の高さが伝わってきました。
☆時代がフォトライフを変える
注)以下の記事は、セミナーの講義内容をお伝えするものではありません。
冒頭の、写真店に向けたセミナーの案内文に、
「スマホになってプリントしなくなるのでは・・・」
と心配されている方もおられると思いますが、
と心配されている方もおられると思いますが、
とあります。
スマホで撮った写真が、プリントしなくてもすぐ画面で見られるだけでなく、
その場でスマホから世界中へネット配信できる時代です。
普段はプリントの必要性をあまり感じないでいる人が少なくないのも事実でしょう。
本来、スマホのカメラは、そうした通信利用を想定し、用意された機能なのです。
では、
スマホ時代の到来こそ写真店にとって
チャンスなのではないでしょうか。
チャンスなのではないでしょうか。
とは、どのようなことなのでしょうか?
当店「しゃしんのポップ」のお客さまでしたら、もうお気付きのことと思います。
せっかくの写真をただ見るだけで済ませるのは、本当にもったいないことですよね。
「残す」「贈る」「飾る」を"極める"なら、撮ったらまずプリントしないと始まりません。
中にはビデオ映像からプリントしたいというお客さまも、きっといらっしゃるでしょう。
中にはビデオ映像からプリントしたいというお客さまも、きっといらっしゃるでしょう。
(スマホのビデオ映像を写真プリントするヒントは、こちらの記事をご参照ください。)
スマホプリントのお客さまは、必ずしもご自身で撮影された写真ばかり、
プリントのご注文をしにいらっしゃるわけではありません。
その中にはメールやSNSなど、ネットで受信した友人、知人、ご家族からの写真も
たくさん、含まれているのです。嬉しいですね!
プリントのご注文をしにいらっしゃるわけではありません。
その中にはメールやSNSなど、ネットで受信した友人、知人、ご家族からの写真も
たくさん、含まれているのです。嬉しいですね!
スマホが普及する以前、デジカメで撮影されたお写真は一まずパソコンへ保存され
ることが多く、ご家庭内でもパソコンを管理されている方がお写真の管理者でした。
ることが多く、ご家庭内でもパソコンを管理されている方がお写真の管理者でした。
デジカメしかデジタル写真撮影の方法がなかった時代は、写真を受信するには
撮影した人にお願いし、パソコンを介してネット送信してもらう必要がありました。
また、自分自身もネットとつながったパソコンを操作し、受信した写真データを
USBメモリなどに保存しなければ、写真店へ持ち込むこともできませんでした。
撮影した人にお願いし、パソコンを介してネット送信してもらう必要がありました。
また、自分自身もネットとつながったパソコンを操作し、受信した写真データを
USBメモリなどに保存しなければ、写真店へ持ち込むこともできませんでした。
フィルムカメラの時代となると、もっとたいへんでした。
撮影者が肝心のフィルム(ネガ)を適切に保管せず変色させたり、現像し忘れたり、
どこかへ失くしてしまったらもう、写真として見ることもできなくなってしまうのです。
せめてプリントさえあれば、複写やスキャンをすることで再プリントできるのですが。
撮影者が肝心のフィルム(ネガ)を適切に保管せず変色させたり、現像し忘れたり、
どこかへ失くしてしまったらもう、写真として見ることもできなくなってしまうのです。
せめてプリントさえあれば、複写やスキャンをすることで再プリントできるのですが。
☆スマホ保有率69.2%(2015年現在)
セミナー講師の方の説明では、2015年現在、東京都内のスマホ保有率はすでに
69.2%に達し、20代女性では97.8%になるということです(大手広告代理店調べ)。
フィルムカメラ時代に例えれば、7割前後の人がカメラや現像済フィルムを意識せず
持ち歩き、共有しあっているような状況です。いえ、それ以上の違いがあるはずです。
フィルムカメラ時代の写真店は、主に現像、プリントを担うだけでした。これからの
写真店は写真データやプリントを活用するための用品販売、加工サービスなども
充実させることが、これほど多くの人々から求められていく、ということなのですね。
ただ、まだまだその可能性が発揮できす十分認知されていない印象は否めません。
ITの革新は猛スピードで進んでいますが、人や社会はそうすぐに変われるものなの
でしょうか? 2008年7月に「iPhone 3G」が日本で初めて発売されて、今日まで
約7年半です。それを長いと感じるか、短いと感じるかは一人ひとり違うと思います。
1960年頃に実用的な写真用ネガカラーフィルムが発売されてから、現像、プリント
1960年頃に実用的な写真用ネガカラーフィルムが発売されてから、現像、プリント
のサービスが街の写真店を通じ大衆に浸透するまで、およそ10年はかかりました。
(当初カメラは一般家庭には贅沢品で、お父さんやお爺ちゃんだけの宝物でした。)
今の写真店に物足りなさを感じるスマホユーザーのお客さまがいらっしゃる一方で、
まだスマホカメラの画質の高さや、スマホからもお店で写真プリントの注文ができる
ことをご存知でないお客さまもいらっしゃると思います。当店も努力不足を感じます。
写真専門メーカーとしてこのようなセミナーを開催してくださる富士フイルムさんに
感謝するとともに、受講して得たことを店頭サービスへ活かし、そこからお客さまの
ご要望もメーカーさんへ伝えていく、そのような役割を担っていきたいと思います。