2017年01月22日

「カメラのキタムラ」さん20店舗超一斉閉店の理由は、深刻なトラック運転手さん不足によるものなのでは(恒例の年頭所感にかえて)!?〔その2〕

前の記事で私は、近年の深刻なトラック運転手さん不足
の問題について少し触れました。

私が当店「しゃしんのポップ」を始める少し前、今から
10年ほど前までは、チェーン店でなくても写真屋さんの
流通事情はだいぶ恵まれていたようです。

その頃はまだ、フィルムカメラの最盛期の余韻があって、
フィルムメーカー各社の系列の現像所から、専門知識の
豊富な営業担当の方が毎日通ってくださっていました。
外注する現像やプリントの集配だけでなく、関連商品の
配達や新商品のカタログ、キャンペーンの案内、ノベル
ティグッズなどもライトバンで届けてくださるばかりか、
お店作りの相談にまで応じていただけることも度々あり
ました。

メーカー指定の正規の卸売業者さんもまた、同様でした。
営業担当の方が時々店頭を見て、忙しい店主さんや店員
さんに代わってお勧めの商品を見立ててくださいました。
取り寄せ品は、たとえ小物一個でも電話一本で即発送の
手配をしてくださり、定期便のトラックは毎日各地域の
写真屋さんを巡回していました。主要な商品はもちろん、
カメラの付属品やカメラ用のフィルム、電池などでした。

そうした従来の流通網がデジカメの台頭でフィルムと共
に衰退すると、落胆されたお客さまが次々離れ、寂れて
いった老舗の写真屋さんも少なくなかったようです。

当店「しゃしんのポップ」は、最初からデジカメプリントの
お客さまを対象にスタートした、新興の写真屋さんです。
デジタルデータはインターネット上で送受信できるので、
富士フイルムさん提供のネット受注サービスは積極的に
取り入れ、その都度店頭プリント受付機も刷新しました。
商品の発送日がトラック便の事情で限られてしまうのは
やむを得ませんが、その分お客さまの需要が多い商品
はいつも店頭にそろうよう、最大限気を配って参りました。

これまでのデジカメユーザーのお客さまは、もしかしたら
必ずしも撮影が得意な方ばかりではないかもしれません。
今や誰もが、スマホで写真撮影を楽しまれる時代ですね。
義務感から職場で使うお写真やお身内を撮ってこられた
お客さまの中には、最近は撮ってもらう側に回っていらっ
しゃる方も少なくないのではと思います。ご縁が遠のいて、
私たち写真屋さんの側としては、寂しく感じてしまいます。

お客さまは、単に年齢的な世代交代だけでなく、時代や
環境の変化と共に絶えず交代していくものなのでしょう。
フィルムカメラからデジカタルカメラへの変遷をくぐり抜け
てきた写真屋さんはみな、そのことを経験しています。

スマホ搭載カメラの高性能化でデジカメが売れないばか
りか、スマホ自体の需要も満たされ買い替えが進まない
そうです。それだけ写真人口が増えたということですね。

スマホユーザーのお客さまは、ネットやアプリを自在に
使いこなすことに慣れていらっしゃいます。店頭プリント
受付機の新しい機能やサービスへも、きっとたくさんの
期待をお寄せくださることでしょう。
当店「しゃしんのポップ」も、開発元の富士フイルムさん
と意見交換を密にし、新しいお客さまのご期待にそえる
お店にしていきたいと考えています。どうぞお楽しみに。

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カメラやプリンターがなくても、フォトアルバムが作れちゃうお店!
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 01:46| 業界の話題