2017年07月18日

おかげさまで7周年! これまでと、これから。越生(おごせ)駅東口の「シャッター通り」の呼び名は返上!

この7月で当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」は、
新スタートして以来おかげさまで7周年を迎えることができました。
日頃ご利用くださっているお客さまにあらためて感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます<(_ _)>

しゃしんのポップ 店員一同


  実は実話です(*_*)
  「誰も信じてくれないのよ」

スマホからのお写真のプリント注文で、当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」へ
ご来店くださったご婦人のお客さまとの間で、先日次のような会話がありました。

お客さま 「私、前にもお宅で、スマホから写真のプリントをしてもらいましたよね」
「はい。いつも、どうもありがとうございます」
お客さま 「間違いないわよねぇ」
「はい(もしや、私が何かご迷惑をおかけしてしまったのでしょうか?)」
お客さま 「私の知り合いがね、誰も信じてくれないのよ。5人に話して5人とも
「え???(@_@;)」
お客さま 「スマホの写真はプリントできないって。みんなそう思ってるのかしらね」
「申し訳ありません<(_ _;)>。当店の宣伝不足です」
お客さま 「スマホで見るだけなんて。私は、写真はプリントするものだって思うの」
「どうもありがとうございます。撮ったままなら写真屋さんは減る一方ですよ〜」
お客さま 「でも、お宅はいろいろと手広くやってらっしゃるんでしょ(*^_^*)」
「いえ、うちはそれ(写真プリントサービスと写真用品)が専門のお店なんです」
お客さま 「え???(@o@;)」
(↑ここ「笑うところ」ではないです。笑いごとじゃありません。何とかしないと・・・汗)

誰も信じてくれない」というのは、年齢も性別も関係なく、なのだそうです。

  今はもう古い話になります
  カメラ屋さんは会員制???

今はもう古い話になります。デジカメのユーザーさんが増え、撮影量もフィルムの
時代よりさらに増えているから、プリント需要も増えるはずだ。そう考えられていた
時期が15年ほど前、写真店業界の間にありました。民生用プリンターは、インクも
用紙も安くない。予め買い置きするには大きな出費が要るので、枚数分だけ支払う
写真屋さんの経済性が見直されるだろう、とも。でも、それは写真屋さん側の理屈
でした。お客さまのお気持ちを無視した、自己中心的な願望でしかなかったのです。

かつて街の写真屋さん=カメラ屋さんは、そこへ行けば写真のことはすべて解決
できる、頼もしい存在でした。どのお店さんも地元のお得意さまの開拓に熱心で、
それは今も変わりません。ただ、まず最初にカメラもフィルムも、さらに電池まで、
お客さまにお求めいただくことが商売のはじまりでした。事実上の会員制でしょう。
他店さんでカメラやフィルムをお求めのお客さまは、非会員になってしまうのです。
お客さまは特定のお店に縛られることになり、煩わしく感じられたかもしれません。
(事実上の会員さんは、そのお店の事実上の専属カメラマンさんでもあるのです。)

デジカメに買い換えられたお客さまが馴染みのカメラ屋さんから次々離れて行く。
だからカメラ屋さんは、お客さまのデジカメのお買い物の相談には消極的になる。
デジカメなら撮影に失敗した写真の分まで、お店にお金を取られることもないです。
お店とお客さまとの関係の破綻。修復に努められたお店さんはどれほどでしょう?

  写真屋さんは減る一方?
  そんなことはありません

先に、「写真屋さんは減る一方」と書きましたが、もちろんそんなことはありません。
当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」と同じ東武東上線・越生線の沿線で、近年
新規出店されたお店さんについて2軒、ご紹介したいと思います。いずれのお店も
2年前の2015年秋に、当店臨時スタッフの仲田と、普通のスマホユーザーとして
訪問させていただきました。その夏発売の富士フイルムさんの次世代店頭受付機、
「WPS(ワンダープリントステーション)」が導入されたとおうかがいしたので、その
下見も兼ねての訪問です。店員さんの印象も楽しい雰囲気でとても良かったです。
当店も正式に「WPS」の採用を決め、2016年1月から導入開始しました(^^)v


 1.カメラのキタムラ ピオニウォーク東松山店

2010年3月19日、「ピオニウォーク東松山」のオープン時に出店されました。
当初はほかの「カメラのキタムラ」さんの店舗と同じような品ぞろえで、デジカメの
デモ機の展示にもある程度スペースを割いていたように記憶しています。

2015年夏に「WPS(ワンダープリントステーション)」導入とあわせた改装があり、
現在のように店頭受付機をゆったりと配し、アルバムやフォトフレーム等写真用品
中心のお店に変わりました。デジカメの展示は縮小し、隣接の「ケーズデンキ」さん
に譲った印象です。また、ピオニウォーク内に「スタジオアリス」さんもあることから、
キタムラさんの系列スタジオ「スタジオマリオ」さんは、当初から併設していません。

仲田と初めて「WPS」を体験し、スマホから新しいバラエティープリントサービスで
編集を楽しんでいたら、夜9時の閉店時間があっという間に近づいて大慌てです。
でも、店員さんはにこやかに応対してくださいました。


 2.PhotoCher(フォトシェール) by写真屋さん45 ららぽーと富士見店

2015年4月10日、「ららぽーと富士見」のオープン時に出店されました。
アルバムやフォトフレーム等写真用品の販売を中心とした新しいコンセプトのお店
で、「写真屋さん45」さんの新ブランドです。今現在、首都圏に3店舗、近畿圏に3
店舗あって、今後の展開が注目されます。原宿にある富士フイルムさんの直営店、
「WONDER PHOTO SHOP」に近い印象です(2014年2月11日付記事参照)。

写真用品の展示は、ただ商品を並べるだけでなく、実際の使用例を提案するような
展示で、よく工夫されていました。店員さんの説明も、楽しく丁寧でした。



  初めてでも気軽に入りやすいショールームのようなお店
  広大な駐車場や路線バスは便利? 不便?

「ピオニウォーク東松山」も「ららぽーと富士見」も、田園風景の中に忽然と現れた
ような超大型ショッピングモールです。広大な駐車場を備え、それぞれ最寄駅から
路線バスも乗り入れていて、お買い物にもレクリエーションにもとても便利そうです。

ただ、複合商業施設ゆえ、いつ何を理由に混雑するか分かりません。駐車場の端
から延々歩くことになったり、超満員の路線バスに揺られることも時にあるでしょう。
上にあげたお店は2軒とも、大手写真店チェーンさんの店舗ですが、ショールーム
のような性格が強い店舗と言えるかもしれません。一種のアンテナショップですね。
通路から店内の様子が良く見え、初めてでも気軽に入りやすいのは良い感じです。

  当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」がある「山吹フラワー通り」は
  駅東側の「シャッター通り」の呼び名を返上することができました

当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」は越生駅から徒歩3分。県道バイパスから
は山吹大橋を渡ってすぐ。スーパーのヤオコーさんも目の前で、店舗前に乗用車
最大4台分の駐車スペースもご用意しています。8割以上のお客さまがマイカー、
ミニバイクでご来店くださいます。お近くのお客さまも、お車でお出かけの行き帰り
に当店へ寄ってくださることが多いです。鉄道や路線バスの便も悪くない土地です
が、移動の主役は車です。2014年3月に当店も現在地へ移転できて幸いでした。

2012年2月の県道越生・毛呂山バイパスの全通以来、越生駅西側の旧県道沿い
の商店街は閉店、移転されるお店さんが、残念ですけど少しずつ出てきています。
一方、当店がある駅東側は、空きテナントだったところも各関係者さんの働きかけ
でほぼ埋まって、いわゆる「シャッター通り」の呼び名を返上することができました。
当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」も、いくらか街づくりに貢献できたでしょうか。

駅から山吹大橋まで続く当店の前の通りは、「山吹フラワーロード」と名づけられて
います。越生町は2016年4月29日に全国初の「ハイキングのまち」宣言をしまし
た。山吹大橋周辺も遊歩道や公園が整備され、農産物直売所もあり、健康志向の
飲食店さん、美容と健康に欠かせないお店さんや各種医院さんもそろっています。

当店はお車でのご来店が便利ですが、時にはそぞろ歩きもお楽しみいただければ
嬉しく感じます。きっとまた、素敵なシャッターチャンスに出会えると思いますよ。

  当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」は会員制とは違います
  お客さまの囲い込みはいたしません(^^)

ここで、おかげさまで7周年を迎えた当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」について、
Q&A方式でまとめてみたいと思います。

Q.他店さんで購入したデジカメやスマホで撮った写真だと、貴店ではプリント注文
  を依頼しにくいような気がしてしまうのですが。
A.ご心配は要りません。当店は、写真プリントサービスと写真用品の専門店です。
  スマホやパソコンで描いたイラスト・CGもプリントできます。スクリーンショットや
  動画から変換したお写真もOKです(ファイル形式は、JPEG形式を推奨します)。

Q.他店さんで撮影してもらったスタジオ写真や、自身で撮影したお宮参り、七五三、
  卒入園、卒入学、成人式、婚礼などの写真を持ち込んでもプリントできますか?
A.もちろんです。そのための当店です。他店さんの撮影データも、そのお店さんの
  ご承諾があれば大丈夫です。なお、当店のスタジオ撮影は、証明写真のみです。

Q.学校行事、式典、発表会、同窓会、コマーシャル関連の出張撮影などで貴店が
  多忙なときがあるなら、そのときはプリント注文を遠慮しようかと思うのですが。
A.ご遠慮はまったく要りません。当店は現在、ご新規の出張撮影関連業務の開拓
  は控えています。なお、ご要望があれば卒業アルバムの制作会社や、出張撮影、
  航空撮影のカメラマンをご紹介します。

Q.上記と同じように、公共工事など、大口の工事写真のプリント注文などで貴店が
  多忙なときがあるなら、そのときもやはりプリント注文を遠慮しようと思うのですが。
A.これも、ご遠慮はまったく要りません。現在では、工事写真の公共団体などへの
  提出はデジタルデータ化され、そうしたプリント注文で混み合うときはありません。

Q.ポイントカードのような特典は、貴店にはないのですか?
  「会員制とは違います。お客さまの囲い込みはいたしません」とのことですが。
A.ございます(^^)♪
  「夢カード」の越生スタンプ会に、当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」も加盟し
  ています。同スタンプ会の「商品券」もご利用いただけます。ぜひ、「夢カード」や
  「商品券」で越生町でのお買い物をお楽しみください(2017年4月19日付記事)。

Q.写真プリントサービスは、子どもだけでも利用できますか?
A.スマホを扱えるお子さまなら、大丈夫です。また、当店は店舗前の駐車スペース
  からの段差も少なく、ベビーカーや車椅子も畳まずご来店いただけます。5台の
  店頭プリント受付機に座席を1〜3個ずつご用意している他、お写真の整理等に
  便利なフリースペース、洋式トイレもございます。どうぞ安心してご来店ください。

Q.肖像権や著作権等、プライバシー権、知的財産権は保護されているでしょうか?
  コンピューターウィルス対策や個人情報の漏えい防止対策は大丈夫ですか?
A.ご安心ください。お客さまからお預かりするお写真のデータは後日消去されます。
  店内で使用するパソコンは、セキュリティソフトとUTM(統合脅威管理)装置とで
  二重に保護されています。UTM装置はインターネットを介した情報漏えいや不正
  アクセスなどの脅威を確実にブロックしてくれます(2016年10月2日付記事)。
  ご注文伝票や不要なプリントなどはシュレッダーで処理した後に廃棄いたします。
  店内のBGMやラジオ放送などは、USEN(有線)音楽放送でお送りしています。

Q.注文受付のとき、氏名や連絡先などの申し出は必須ですか?
A.必須ではございません。お客さまの任意で結構です。

Q.貴店はどこかの系列店なのですか?
A.いいえ。単独での経営です。富士フイルムさんの公式サイトの店舗検索で当店
  「アルバムの森 しゃしんのポップ」も検索できますが、「フジカラーのお店」とは、
  富士フイルム製カラーペーパーを利用しているプリントサービス実施店のことで、
  取扱い店という意味です。富士フイルムさんの系列、という意味ではありません。
  なお、当店の前身は地元越生町の山口写真館さんの支店で、2007年から3年
  の引継ぎ期間を経て、2010年に経営分離し現在のかたちになりました。分離後
  はそれぞれが専門性をより深め、地域の写真文化に貢献すべく精進しています。

Q.SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やクラウドサービスへアップロード
  した写真を貴店の店頭プリント受付機にオンラインで読み込み、利用できますか?
A.はい。「Facebook」や「Instagram」に対応しています。「Google フォト」へは
  現在のところ未対応ですが、受付機メーカーの富士フイルムさんへは要望として
  お伝えしています。今後の拡充に、ご期待ください(2017年6月28日付記事)。

  あらためて、これからのこと

お客さま 「私の知り合いがね、誰も信じてくれないのよ。5人に話して5人とも
 「え???(@_@;)」
お客さま 「スマホの写真はプリントできないって。みんなそう思ってるのかしらね」
 「申し訳ありません<(_ _;)>。当店の宣伝不足です」

ATMのように、SNSやクラウドサービスへ預けられているお写真や動画のデータを、
お客さまが店頭プリント受付機にオンラインで自在に読み込んで、バラエティ豊かな
プリントサービスを思いのままにご利用いただける。そうしたスタイルがあたりまえに
なるまで、あともう少しだと思います。

無料、無制限のクラウドサービスへの写真や動画データの自動バックアップ機能が、
スマホやタブレット、さらにはデジカメやビデオカメラの標準仕様になるのも、もはや
時間の問題でしょう。

プリントやアルバム(フォトブック)のご注文は、写真屋さんへ、いつでも手ぶらで♪

それが世界の常識になれば、当店「アルバムの森 しゃしんのポップ」がカメラ屋さん
と呼ばれてしまうことも、スマホのお客さまが半信半疑で(遠慮がちに)ご来店になる
ことも、きっとなくなることでしょう。それもまた、時の流れを感じさせて少しさびしくも
あるのですが。

「Google フォト」のようなクラウドサービスで、旅先で見つけた思い出のあの場所の
写真を開くとその近くの季節毎の催しや宿泊情報、新しいお店や新作メニューのこと
までひと目でわかる。お客さまが撮られたお写真の情報価値が何倍にも何十倍にも
膨らむことでしょう。だからもっと思い出をたくさん詰めに、次の旅へ出かけませんか。

 店 主
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 00:00| お知らせ