2017年10月18日

「USEN」さんの店内音楽放送で先日流れてきた美しい歌声2曲に寄せて

当店「しゃしんのポップ本店」ではいつも、
お客さまに店内で「USEN」さんの音楽放送をお楽しみいただいています。

2017年10月16日(月)は、雨の昼下がりに
チャンネルを「C-12 ラヴバラード J-POP」に指定していました。すると、
午後2時を過ぎた頃、私の好きな楽曲が続けて流れてきたのです。それは、
川嶋あい(かわしま あい)さんが歌う『Memorial Seasons』と、
MISIA(ミーシャ)さんが歌う『そばにいて...』でした。
どちらも、共にこの上なく美しい歌声です。

▽(左)「music.usen.com」のチャンネルの説明と、
 (右)2017年10月16日(月)14時10分前後の放送内容。川嶋あいさんが歌う
 楽曲『Memorial Seasons』の2つ後にMISIAさんが歌う楽曲『そばにいて...』
 が続いています。「シャッフル放送」との説明ですが、どこか深い意味を想わせて
 くれるようなプログラムです。スマホからも「music.usen.com」で検索できます。
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 (c)USEN

とても不思議なご縁だと思いました。
どちらの楽曲も、歌詞に「写真」と関連の深い一節が含まれているからです。
著作権法により保護されていますので、
歌詞の全文は次の「ORICON NEWS」さんの各リンク先をご参照ください。
ここでは「写真」との関連が深い部分だけを“引用”して、ご紹介させていただきます。

 『Memorial Seasons』(絵本『ぼくの天国ポスト』イメージソング)の歌詞
 歌 川嶋あい | 「ORICON NEWS」より
 (発売日 2015年10月21日/作詞 川嶋あい・寺井広樹/作曲 川嶋あい)
季節は巡る 何度も巡る 私のそばにあなたはいない
ページめくれば永遠の景色が あざやかな調べを奏でています

ページめくれば 」は、いろいろな解釈が連想できると思います。
カレンダー、ダイアリー、スケッチブック、楽譜。
私は、思い出がたくさん詰まったお写真のアルバムを、想い浮かべてみました。

 『そばにいて...』の歌詞 | 歌 MISIA | 「ORICON NEWS」より
 (発売日 2007年7月4日/作詞 MISIA/作曲 Sinkiroh)
<1番より>
そばにいて 何よりも 頬笑んで 誰よりも 今ここで 見つめる あなたの その眩しさは
思い出にはならない 写真にも残せない ただここに 咲き誇るから
 
<2番より>
抱きしめて 何よりも 見つめてて 誰よりも 今ここで 頬笑む  あなたの その愛しさは
言葉にも出来ない メールにも打てない ただここに 咲き誇るから

1番の「思い出にはならない 写真にも残せない 」と対になるのは、
2番の「言葉にも出来ない メールにも打てない 」です。
紙に書く手紙ではなくネットでの「メール 」です。
言葉 」は、ケータイ電話で、ということでしょうか。

写真」も?

『そばにいて...』の発売日は、奇しくも、
2007年6月29日に初代「iPhone」がアメリカで発売された、その5日後のことです。
その後「iPhone」の人気急上昇とともに、スマートフォンは一気に世界中へ広がって、
この夏で10年が経ちました。
そして今日、あらゆる人の手元にスマホが行き渡り、
写真付きメールやSNSが最早、ごく日常的なコミュニケーション手段になっています。

ところで、小さなお子さま方のお写真を、成長記録としてスマホのカメラで
たくさん撮り溜めていらっしゃる保護者の方は、きっと大勢おられることと思います。
離れて暮らしているおじいちゃま、おばあちゃまへも、メールやSNSで
お子さま方のお写真を送信されている方も、大勢いらっしゃることでしょう。

それが手軽にできるようになっただけでも安心なのですが、
やはり本当に会って、お孫さんたちとも一緒に写真に写ることは、
おじいちゃま、おばあちゃまにとっても、かけがえのない喜びになると思います。

また、小さなお子さま方は、自分たちの好きなときに、
お父さまやお母さまのスマホの中のお写真を覗くことは、なかなかできません。
プリントしたお写真がいっぱいのアルバムがそばにあれば、
いつでも、おじいちゃま、おばあちゃまに会うことができます。

そして、何よりいちばんのしあわせは、そのアルバムをご家族みなさまで囲む、
今ここにある大切なひとときなのではないでしょうか。

写真のアルバムは、いつでも人々のそばにいたいと、願っています。
写真のアルバムがあることで、いつもそばに人々が集まるのだと思いたいのです。

川嶋あいさんの『Memorial Seasons』は新しい楽曲で、発売は2年前です。
その中でも「ページめくれば永遠の景色が あざやかな調べを奏でています 
と詠われています。
MISIAさんの『そばにいて...』の中の
思い出にはならない 写真にも残せない ただここに 咲き誇るから 」
とは、人生の中のまったく対照的な場面を切り取ったかのような印象も受けますが、
どちらも“同じように”愛おしく感じさせてくれる作品です。

皆さまもどうぞ、機会を探してぜひ一度、聞いてみてください。

〔追記〕

ご家族のためを思いせっかくアルバムを作っているのに、
あまり見てくれる人がいない。たいして喜んでもくれない。褒めてもくれない。
それどころか、いっしょうけんめい工夫すればした分だけ、
不評や文句が返ってきて、要求だけはエスカレート?
いつの間にか写真を撮るのもいやになって、
撮っても撮りっ放しで、そのまま。

だいじょうぶですよ。
今は見てもらえなくても、喜んではもらえなくても、
写真を撮って、アルバムまで作ってくれていることはちゃんと、
覚えていてくれます。
もし忘れても、アルバムがあるからだいじょうぶですよ。

それより、文句ばかり言ってしまって後で悔やんでいる人のことを、
どうか慰めてあげてください。

少し前の発売になります。もう一つ
川嶋あいさんの楽曲をご紹介させていただきます。

 『空色のアルバム』の歌詞 | 歌 川嶋あい |  「ORICON NEWS」より
 (発売日 2011年6月29日/作詞 川嶋あい/作曲 川嶋あい)
これからの道 どんな困難 強い絆信じて乗り越えて行く
空色のアルバム閉じた

心に強く、やさしく語りかけてくれる作品です。

つづく
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 20:31| フォトライフ