2018年09月26日

【有料?】東武東上線の新しい列車「東武川越特急(仮称)」とは?【無料?】

2019年1月20日追記)

*2019年1月17日、東武鉄道さんから正式発表がありました。

 「川越特急」の座席は「TJライナー」や一部の「快速急行」と同じ回転式の二人掛け
 クロスシート仕様ですが、(デビュー時点では)全車両とも普通乗車券のみで乗車
 でき、特急料金は不要とのことです。

 関連リンク)
  2018年度 | ニュースリリース | 東武鉄道ポータルサイト
  2019年1月17日付ニュースリリース
  3月16日(土) 東武東上線ダイヤ改正
  東上線に新種別「川越特急」が誕生します
  http://www.tobu.co.jp/corporation/news/ (PDFはこちら

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2019年1月17日付記事
  【坂戸駅停車】東武東上線の新しい列車「川越特急」が正式発表
  2019年3月16日(土)ダイヤ改正でデビュー
  池袋〜川越間は最速26分と「TJライナー」に匹敵【速報】



注)以降の記事について各関係者様、関係団体様へ
  問い合わせなどをすることは、どうかお控えください。特に、
  東武鉄道様、川越駅様、川越市駅様、川越市役所様、川越市議会様、
  川越商工会議所様、小江戸川越観光協会様などへのお問い合わせは、
  くれぐれもお控えください。私が叱られてしまいます<(_ _)>

*この記事は、当ブログ2018年9月15日付記事の〔続編〕、同年10月13日付記事
 の関連記事に当たりますが、内容は一部重複していますので予めご了承ください。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年10月13日付記事
  川越まつり当日に臨時列車「東武川越まつり号」が東上線を走ります
  2018年10月20日(土)、21日(日)

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年9月15日付記事
  【再再掲載】「東武川越ライナー(仮称)」とは? 東武東上線の新しい列車?

*2018年9月17日現在の間接的な情報では、2019年3月頃実施予定
 の東上線ダイヤ改正に関する説明会が、8月下旬に東武鉄道社内で開
 かれたようです。公式発表が待ち遠しいですね。


  「東武川越特急(仮称)」とは?

「東武川越特急(仮称)」(以下「東武川越特急」又は「川越特急」)とは、
2018年2月22日付で東武鉄道株式会社から登録出願された商標です。
次の商標とも併せて、計4件が同時に出願されました。
いずれも東武東上線用の新たな列車名(愛称)の商標であることには
違いなさそうですが、詳細は今も不明です。
これらの商標すべてが実際に使われるかどうかも、まだ分かりません。

 商願2018-21427 東武川越特急
 商願2018-21428 東武川越急行
 商願2018-21429 東武川越エクスプレス
 商願2018-21430 東武川越ライナー

 出願人:東武鉄道株式会社
 出願日:2018年2月22日/公開日:2018年3月13日

 出典)
  独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)運営サイト
  「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」より
  https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

上記の件は、次の当ブログ2018年3月20日付記事でもお伝えした通りです。
なお、「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」の2018年11月13日付更新
で、「東武川越特急」を含む上記4件が「審査待ち」から「審査中」になりました。
さらに2018年11月27日付更新で、同年11月9日付で商標登録が済んだこと
が分かりました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年3月20日付記事
  【商標登録出願】 「東武川越特急(仮)」 2018年3月13日公開!
  http://poppop.sblo.jp/article/182727996.html

なお、東武東上線は、当店「あるばむハウス しゃしんのポップ」の地元の足、
東武越生(おごせ)線と坂戸駅で接続しています。

▽東上線の「TJライナー(登録はティージェイライナー)」も東武鉄道の登録商標です。
 使用車両はロング・クロスシート転換式の通勤用車両、東武50090型電車。
about_tj01_l.jpg
 (c)東武鉄道

  東武鉄道の「2018年度の鉄道事業設備投資計画」に
  「川越特急」に関する計画の記載は無し?

ところで、東武鉄道は2018年4月27日、
「2018年度の鉄道事業設備投資計画」を発表しました。

 関連リンク)
  東武鉄道 設備投資計画 2018年度
  http://www.tobu.co.jp/corporation/rail/capitalinvestment/
  2018年度 | ニュースリリース | 東武鉄道ポータルサイト
  http://www.tobu.co.jp/corporation/news/
  2018年4月27日付 2018年度の設備投資計画について(PDF

本計画に、東上線の「東武川越特急」に関する計画の記載はありません。また東上線、
越生線向けの車両に関する計画も記載されていません。「東武川越特急」は、遅くとも
2019年中の運転開始が予想されることから、新車や改造車ではなく、「TJライナー」
用の50090型が使用されることが考えられそうです。

 関連リンク)
  TJライナー | 東武鉄道

 関連リンク) 50090型は臨時列車にも使用されます(2018年10月13日追記)
  2018年度 | お知らせ | 東武鉄道ポータルサイト
  2018年10月12日お知らせ
  川越まつり開催に伴い、臨時列車「東武川越まつり号」を運転いたします!

「TJライナー」は座席定員制の有料列車で、2008年6月14日に運転開始されました。
現在は夕方から夜間の下りと、平日に限り朝の上りとが運転され、好評を得ています。
運転区間は、池袋〜森林公園(下りの一部と上り)と、池袋〜小川町(下りのみ)です。
「東武川越特急」も同じ運転区間になるのか、池袋〜川越市間になるのかは不明です。

  「川越特急」は
  「TJライナー」の姉妹列車?

50090型は現在すべて東上線に在籍し、内訳は10両編成が計6編成(うち1編成は
予備)です。「TJライナー」として夕方から夜にかけて5編成とも30分間隔でフル稼働
しており、この時間帯の「川越特急」新設は考えられません。

間接的な情報によれば、東武鉄道では「川越特急」を日中の川越観光需要に合わせ
た池袋〜川越間最速の新しい種別の列車として検討中とのことで、「TJライナー」とは
停車駅が異なる列車になる見込みです。また、着席ニーズに応える下り「TJライナー」
も、平日・土休日とも増発を検討中とのことです。池袋発30分間隔はそのままに運転
時間帯の拡大が図られるのでしょうか。2019年3月頃を目途に実施されるようです。

  「川越特急」が必ずしも
  座席定員制の有料列車になるとは
  限らない? という仮説

2019年3月予定の東武東上線のダイヤ改正について、公式発表はまだありません。
仮に現行の日中のダイヤをなるべく変えないまま「川越特急」を新設しようとした場合、
池袋での「川越特急」の折返しも「川越特急」にすることは困難なことが分かりました。
池袋に到着した「川越特急」の折返しは「急行」に、「急行」の折返しが「川越特急」に
なりそうです。「川越特急」を30分間隔で運転すると、運転区間を池袋〜川越市間に
絞っても全列車に「TJライナー」用の50090型を充当するには編成数が足りません。
なおその場合、川越市での「川越特急」の折返しも「急行」に、「急行」の折返しは「川
越特急」になります。川越市より下り方面とは、他列車との乗り換えで対応できます。

「川越特急」が一般用のロングシートの通勤型電車との併用で運転されれば必ずしも
「TJライナー」のような座席定員制の有料列車になるとは限らない可能性もあります。

  東武川越特急」
  東武川越急行」
  東武川越エクスプレス」
  東武川越ライナー」
  の全商標が実際の列車に使われる? という仮説(その1)

2018年2月22日付で東武鉄道株式会社から登録出願された全商標が実際の列車
に使われると仮定してみましょう。以上のことから、次のようなケースが考えられます。

 ・東武川越特急」=池袋〜川越・川越市間を最速で結ぶ新種別の列車
 ・東武川越急行」=「東武川越特急」の折返しになる池袋〜川越市間の「急行」
 ・東武川越エクスプレス」=「東武川越急行」のうち50090型で運転されるもの
 ・東武川越ライナー」=東武川越エクスプレス」の折返しになる「東武川越特急」

一応、つじつまは合わせてみましたが、ちょっと覚えにくそうですね(^_^;
“仮説”ですので、どうか本気になさらないでください(取り消し線は念のため)。

ところで、越生から池袋方面へお出かけの場合、上記の列車とは原則的に川越市で
乗り換えになります。全体的な所要時間は現行の日中ダイヤと大差ないことが予想
され、かえって不便になるかもしれません。あくまで“仮説”ではありますが。

  東武川越特急」
  東武川越急行」
  東武川越エクスプレス」
  東武川越ライナー」
  の全商標が実際の列車に使われる? という仮説(その2)

先述の仮説(その1)とは別の、もう少し大胆な仮説(その2)も考えました。
それは次の通りです(取り消し線は念のため)。

 ・東武川越特急」=池袋〜川越・川越市間を最速で結ぶ新種別の列車
 ・東武川越急行」=現行の「急行」の別称(5社直通の「Fライナー」を除く)
 ・東武川越エクスプレス」=現行の「快速」の池袋〜川越市間限定の別称
 ・東武川越ライナー」=現行の「快速急行」の別称(地下鉄直通を除く)

2019年3月改正予定の東武東上線の新ダイヤは日中も夕方ラッシュ時に近い運転
パターンが採用されると仮定してみました。新設の「川越特急」の運転区間はほぼ全
列車が池袋〜小川町間で池袋の発車時間も30分間隔。50090型5編成をフル稼働
させます。ただし定期検査等で編成が不足する場合一般用のロングシートの通勤型
電車が代走します。「TJライナー」のような有料座席定員制にするかは、要検討です。
(有料のと無料のとが毎時1本ずつ、というのも有り? かもしれません。)

川越の観光地としてのブランドイメージもすっかり高まってきましたね(羨ましい)。
個人的にはこちらの仮説(その2)の方が、越生からのお出かけにも便利でいいです。
でも、くどいようですがあくまで“仮説”ですので、どうか本気になさらないでください。

ともあれ、もうしばらくは動向を見守りたいと思います。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年11月16日付記事
  東上線の「TJライナー」を座席指定制に 東武鉄道が検討開始

  東武50090型電車のご紹介

▽東武東上線の座席定員制有料列車「TJライナー」で活躍中の東武50090型電車。
 東武50090系電車、東武50000系列50090型電車と呼ばれることもあります。
  【再掲載】
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 (c)東武鉄道

▽ロングシート状態の東武50090型車内(主に「TJライナー」以外での運転時)。
about_tj04_l.jpg
 (c)東武鉄道

▽クロスシート状態の東武50090型車内(主に「TJライナー」としての運転時)。
 座席の前後間隔が広く且つプライバシーも保てます。座席の向きは変えられます。
 東上線には現在、座席指定制の定期列車は運転されていませんが、各座席には
 予め番号が割り当てられています。なお、WCは現時点では設置されていません。 
about_tj03_l.jpg
 (c)東武鉄道

 出典)
  車両のご紹介 | TJライナー | 東武鉄道
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 20:09| 旅のヒント