2018年11月08日

韓国のサムスン電子さんが、畳めばスマホ、開けばタブレットになるデジタルカメラの開発を発表【折り畳み式スマホ】


  韓国のサムスン電子さんが
  畳めばスマホ、開けばタブレットになる
  デジタルカメラの開発を発表

「〜デジタルカメラの開発を発表」というタイトルにしたのは、
サムスン電子さんには“カメラメーカー”としての実績があるからです。
日本では諸般の事情からか、サムスンブランドのカメラの店頭販売はあまり見られ
ませんでしたが、海外では有名カメラメーカーとして、長い間親しまれてきました。
そのようなメーカーであるサムスン電子さんへの敬意を、記事タイトルに込めました。

▽Android OSで作動するLTE対応の新開発レンズ交換式デジカメ
 「Galaxy Camera NX」(2013年6月20日発表)。
c278724d.jpg
 (c)サムスン電子

▽初代「Galaxy Camera」(2012年11月発売)。
galaxy_img1.jpg
 (c)サムスン電子

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2013年6月19日付記事
  「スマホみたいに使えるデジカメ」スマートカメラ続々登場!?

私は以前、「タブレットこそ高倍率ズームレンズの搭載を!」という記事の最後に、

価格は高くなるかもしれませんが、物理的にはタブレットの方がサイズの
制限が厳しいスマホより高倍率ズームレンズの搭載はしやすいはずです。
タブレットもデジカメも両方得意なメーカーというのは今のところ限られて
いますが、各社に挑戦してもらえれば私たちの写真の楽しみ方も大きく
広がることが期待されます。今後の展開に注目したいと思います。

と書きました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2014年5月1日付記事
  タブレットこそ高倍率ズームレンズの搭載を!

また、「2015年はスマホ&タブレットがフォトライフの主役に!」という記事の中で、

大きく見やすい液晶画面は、撮影にも再生にも、そして様々なアプリ
を活用するにも、実に便利で快適です。
お客さまはタブレットについて、決してデジカメの代用品ではなく、
新しいスタイルのデジカメとして魅力を感じていらっしゃるようです。

とも書きました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2015年1月28日付記事
  2015年はスマホ&タブレットがフォトライフの主役に!

「スマホやタブレットにカメラなど要らない」というご意見も確かにあるでしょう。しかし、
カメラは通信機能と高度に一体化することで、はじめてその発明が完成されるのだと
私は考えます。発明完成まで最短距離にいるのがサムスン電子さんかもしれません。
(畳めばスマホ、開けばタブレットになる製品は、何社かの開発が報じられています。)

  開発中の折り畳み式スマホ試作機を
  「Samsung Developer Conference 2018」で
  米国時間の2018年11月7日に発表

前置きが長くなり申し訳ありません。ここから本題です。

試作品の画像は開発中のため、サムスン電子さんからはまだ公表されていません。
なので、気になる外観も含め、詳細は次の関連ニュースのリンク先をご参照ください。
あくまで試作品、プロトタイプなので、搭載カメラのスペックなどは未定です。

 関連ニュース)
  「Engadget 日本版」2018年11月7日付記事
  サムスン、開けば大画面の手帳型スマホ公開。
  折り畳みディスプレイ Infinity Flex 採用
  新ジャンル「フォルダブル」時代到来

 関連ニュース)
  「Engadget 日本版」2018年11月7日付記事
  折り畳み画面スマホ「フォルダブル」は各社から2019年発売。
  Androidが正式対応
  新機能「マルチアクティブウィンドウ」も導入

 関連ニュース)
  「ケータイ Watch」2018年11月8日付記事
  サムスン、画面を折りたためるスマホを開発
  https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1152213.html

 関連ニュース)
  「CNET Japan」2018年11月8日付記事
  サムスン、折りたたみ式スマホを披露--「数カ月以内に」量産体制へ 
  https://japan.cnet.com/article/35128294/

折り畳みできるフレキシブルディスプレイには、ガラスに代わる新素材が用いられて
いるそうです。いずれ扇子型のタブレットも登場したりするのでしょうか(@▽@;)?

「あ、さて、あ、さて〜〜さては、南京タブレット〜♪」!?

  搭載カメラのスペックに高まる期待!

製品を折り畳んだ状態では当然、開いた状態より厚さは増しますね。
これまで各メーカーは、スマホもタブレットも薄さを競い合ってきました。
そこへ新たな可能性、選択肢が生まれることになるわけです。

 ・これまで通り薄さをとるか?
 ・畳んだ状態のコンパクトさをとるか?
 ・スマホとタブレットとを兼用できる便利さをとるか?

便利さと引きかえに厚さを増すことが許されるのなら、提案があります。
その厚さをぜひ、カメラスペースに譲ってください!

デザインの好みが分かれるところですが、開いたディスプレイの左右どちらかの端
を少し伸ばして厚くし、そこをカメラスペースに割り当てるのです。光学系の設計の
自由度が増しますから、プリズム等と組み合わせて高倍率の光学ズームレンズを
搭載することも困難ではなくなると思います。このカメラ部分を角度が微調整できる
構造にすれば、ディスプレイを半開きにしてノートパソコンの様に置いて使う場合で
も便利そうです。

三脚ネジ穴? 欲しいです、是非。

でもそのスタイルはちょっとマニアック過ぎて、人目を引いてしまいそうですね(^^;
(「保護ケースで覆って使えば良い」という天からの声が今、聞こえてきました!?)

ここで、プリズム等と組み合わせた高倍率光学ズームレンズの一例と実際にそれを
搭載して発売されたスマホについてご紹介します。

▽HOYA製光学3倍ズームレンズユニット(製品名は、同モジュール『CUBE』)。
 内部のレンズ間隔を動力で変え、撮影倍率1〜3倍まで無段階にズームできます。
 「光学3倍ズームに加え、光学式手ぶれ補正機能を搭載しながら業界最薄サイズ
 (当時)の厚さ6mmを実現」(2013年8月1日付ニュースリリースより)しています。
ZX551ML_lens.jpg
hoya_cube_20130801_1.jpghoya_cube_20130801_2.jpg
 (c)HOYA

▽上記の光学3倍ズームレンズ搭載のスマホ「ZenFone Zoom」(ZX551ML)。
 2016年2月5日に発売されましたが、カメラ部分の厚みの大きさが難点でした。
 その後レンズもより明るい大口径の単焦点タイプが主流になり、後継機には後述
 の「iPhone 7 Plus」のように広角カメラ&望遠カメラの2種類が搭載されました。
ZX551ML_setting.jpg
 (c)ASUS JAPAN

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2016年1月27日付記事
  エイスースが薄型光学3倍ズームカメラ搭載のスマートフォン
  「ZenFone Zoom」(ZX551ML)を2月5日に発売

2016年9月16日発売のApple「iPhone 7 Plus」は光学ズームレンズの代わりに
広角カメラと望遠カメラとを並べて搭載することでズーム効果が発揮されています。
その後この方式、デュアルカメラシステムは少しずつ他社製のスマホにも広まって
いますが、タブレットには需要や製造コストの問題からなのか、ほとんど広まっては
いないようで残念です。

▽Apple「iPhone 7 Plus」で初登場のデュアルカメラシステム。
iphone7-plus-silver-select-2016_AV3.jpg
plus_camera_mechanics_large.jpg
 (c)Apple Inc

「iPhone 7 Plus」発売当時の紹介記事の最後に私は、

「iPhone 7 Plus」は、デュアルカメラシステムを新たに搭載していても
前機種の「iPhone 6s Plus」と外観、サイズ等はほとんど変化がなく、
買い替えてもカメラの違いを意識しない人も、中にはいるかもしれません。
タブレットのカメラも含め、静かに、
いつの間にか浸透して行くテクノロジーなのでしょう。

と書きました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2016年9月8日付記事
  ついに登場!
  人気ブランド、Appleの新型スマートフォン「iPhone 7 Plus」が、
  新発想の「2倍の光学ズーム」機能付きデジタルカメラを搭載

デュアルカメラシステム搭載の折り畳み式のスマホを開くことでタブレットになるなら、
意識しなくてもいつのまにか、タブレットにもそのようなテクノロジーが浸透することに
なるわけですよねv(^_^)!

なお、私事で恐縮ですが、「iPhone 7 Plus」を私も発売当時から愛用しています。
Appleさんも折り畳みスマホを開発中との噂が報じられていますので、今後の展開
に注目しています。願わくばAppleさん、私のために是非普及版も用意してください。

お願いします! お願いします! 是非、是非、お慈悲を〜 <(T△T)>

ところで先述の折り畳みできるフレキシブルディスプレイって、
普通のデジタルカメラの背面モニターにも使えるんですよね?



また今度にしましょうか。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年11月12日付記事
  【続報】韓国のサムスン電子さんが、
  畳めばスマホ、開けばタブレットになるデジタルカメラの
  2019年3月発売を予告【折り畳み式スマホ】
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 17:25| 業界の話題