2020年11月07日

写真プリントサービスの誤算と課題 〜21世紀の激動の20年間をふり返って〜

*この記事は、2020年12月31日付でも再掲載しています。
*この記事は、2020年11月7日(立冬)から13日にかけて編集されたものです。

2020年12月31日補足)

今回の記事のサブタイトルに「21世紀の激動の20年間をふり返って」とありますが、
2018年5月6日付記事のタイトルにもありますように同時にそれは「失われた20年」
でもあると私個人は感じています。この20年間にフィルムカメラ(レンズ付きフィルム
インスタントカメラは除く)がほぼ完全に市場から淘汰されただけでなく代って台頭
した家庭向けデジタルカメラまでスマートフォンの普及に伴い市場崩壊に陥りました。
これからの写真店のお客さまは例外なくスマートフォン(以降スマホ)のユーザーさま
になります。スマホを中心とする様々なビジネスが発展途上中にあり、写真店の存在
もまたその真っ只中に置かれていると言えるでしょう。コロナ禍からの再出発ですね。

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2018年5月6日付記事
  スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔中編〕
  写真店の「失われた20年」を取りもどすこれから先20年の道のり

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2019年1月1日付記事
  【年頭所感】
  祝*フジカラーのお店プリント デジタルカメラ対応満20周年
  1999〜2019年、これまでのスマホプリントを振り返る

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2019年5月1日付記事
  【祝】令和時代もよろしくご指導くださいますようお願い申し上げます【感謝】


*ここから本文の記事です。

  写真プリントサービスの誤算と課題
  〜21世紀の激動の20年間をふり返って〜

ここ4、5年の間、当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉川写真店』
に私がとめどなくだらだらと書いてきたこと、書いたかな、と思っていたけどまだ書いて
いなかったことなどを少し整理し纏めてみたくなったので纏めてみました(みただけ)。

▽『写真プリントサービスの誤算と課題 〜21世紀の激動の20年間をふり返って〜』
 1頁で収まるよう簡潔に纏めるはずだったのですが結局2頁に膨れてしまいました。
 ↓ このレポートは、写真プリントサービス事業者向けの内容です(PDFはこちら)。
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 (c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店

 関連リンク)
  PhotoBank(フォトバンク)|FUJIFILM (公式)

 ご参考記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2019年5月9日付記事
  【速報】
  令和最初の富士フイルムさんの写真関連新規事業、
  クラウドサービス「FUJIFILM PhotoBank(フォトバンク)」が
  2019年5月9日にスタート
  http://poppop.sblo.jp/article/185975563.html

グループでのご旅行やご会食などで、
貴方はカメラ係(写真係)さんを引き受けたことはありますか?
最近はどうされていますか? 周囲の皆さまはどうでしょうか?

(背景が美しい場所で、)
Aさん「ねえBさん、私を撮ってくれる?」
Bさん「それなら、Aさんのスマホ貸して」
Aさん「はい、お願いね(^^)v」
Bさん「私も一緒に自撮りしてもいい?」
Cさん「私がシャッター押しましょうか!」
Aさん、Bさん「はい、お願いね(^^)v」
Cさん「私も一緒に自撮りしてもいい?」
Dさん「私、自撮り棒持ってきてますよ」
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん「Hi cheese ♪」
(写真はLINEで共有しました。)

 自撮り棒の持主さんが
 写真係さんということで
 OK?

以前はカメラの持主さんが写真係さんで、
写真店さんに注文した焼増しプリントを皆さまへ配り集金し終えるまでが役目でした。
これまでどうもありがとうございます。そして、たいへんおつかれさまでした<(_ _)>

カメラ係(写真係)さんって、
ご本人さまはあまり写っていないことが多かったですよね(T_T)
最近はどうされているでしょう? お元気にしていらっしゃいますか?

(え、私・・・σ(@_@;?)

スマホを手に当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」へお写真プリントのご注文にご来店
くださるお客さまは、ご本人さまも一緒に写っていることが多いのでほっとしています。
インカメラで自撮りされたお写真よりもスマホをどなたかに渡し撮ってもらったお写真、
LINEで共有されているお写真の方が多いようです。職場の記念行事のスナップ等も。

ただ、職場の記念行事のスナップ等については、上役の皆さまの分は焼増しプリント
してお渡しした方がよろしいかと思います。今の若い幹事さんは「どうして?」と思われ
るかもしれませんがスマホが登場する前は世の中そういう慣しだったのです。上役の
方が不機嫌そうに写真店へ写真プリント注文にご来店されることがありますので幹事
さんは配慮していただけると幸いです。上役の皆さまもいずれ慣れてくださるでしょう。

フジカラーフィルムが発売された半世紀以上前は上役の方がご自慢の高級カメラで
全員のスナップと記念写真を撮影し自腹で焼増しプリントを配ってくださったものです。
そのようなお客さま方が集うサロンと化していたのが、当時の街のカメラ屋さんでした。
その後、カメラが自動化され安くなってもお客さまは男性が多く、子供さんの成長記録
を撮るのは父親の役目(趣味)とされた時代が長く続きました。私が子供の頃も同じで、
自営業だった私の父はカメラが趣味というほどではありませんでしたが母はいわゆる
専業主婦でしたので、家族の記念写真を撮るのは父の役目で経費も父の負担でした。
今は母親がスマホで撮る機会が増え、家族旅行の写真は旅費から、子供さんの宿題
の自由研究の資料写真は教育費から、プリントの経費が捻出されていることでしょう。

ところで、写真係さんの主な役目が必ずしも写真を撮ることとは限りません。

昨年秋の台風や今年のコロナ禍での外出自粛で「お家時間」が増え、手元のスマホ
ですぐ撮れる平凡な日常の価値が見直されています。近年は60代以上のシニア層
にもスマホが浸透し、お孫さんやご親戚のお写真が一番ネットで集るのはお爺ちゃん
やお婆ちゃん、特にお婆ちゃんのスマホです。平凡な日常の価値を誰より身近に感じ
ているお婆ちゃんが代表してご親戚一同のお写真プリント注文にご来店くださいます。
いつもの店員さんに「いつものように」注文できる写真店が安心で長く通えるようです。

今はコロナ禍でご結婚式の披露宴も控えめに開かれているようですが、新郎新婦の
生い立ちのスライドショーはやっぱり、定番の出しものですよね。お写真のセレクトは
ご家庭のアルバムや卒業アルバム、写真館で写してもらった台紙入の記念写真から
が多いようですが、パソコンに保存したデジカメ写真のデータを探すのは意外と苦労
されるようです。これからご結婚される世代の方は赤ちゃんの頃からデジカメで写す
ことが当たり前だった世代になりますから、プリントしてアルバムに整理していないと
披露宴の前に大変な思いをすることになるかもしれません。お爺ちゃん、お婆ちゃん、
どうか今からお孫さんのためにもスマホの中のお孫さんたちのお写真をプリントして、
ひ孫のお顔が見れるようお元気に長生きして、地元の写真店へ通い続けてください。

スマホ内のお写真を当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」にてプリント注文していただく
には、富士フイルムさんの「FUJIFILM おみせプリント(わいぷり)」をインストールして
次の店頭プリント受付機「WPS(ワンダープリントステーション)」へWi-Fi接続します。

▽富士フイルムさん提供「フォトブック(イヤーアルバム / フォトブックハードカバー)」
 や「ワンダーシャッフルプリント / コラージュプリント」などが当店も導入を進めてい
 る富士フイルムさんの店頭プリント受付機「WPS(ワンダープリントステーション)」
 でご注文いただけます。ピンチやスワイプなどスマホ感覚の快適操作と23インチ
 ワイドディスプレイが自慢。どうぞお気軽に、当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」の
 スタッフへお声かけください。「Tシャツ」、「クッション」、「マグカップ」なども大好評! 
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 (c)富士フイルム / 安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店

商品の仕上がりのイメージは、店頭プリント受付機の画面でお確かめになれます。
ご注文のない場合でも、当店でご用意したサンプル画像で色々な仕上がりイメージ
を試していただくことができます。どうぞお気軽に、当店スタッフへお声かけください。

デジカメがご家庭に普及し始めた20年程前、ご年配のお客さまはデジカメをお祝い
や記念の贈りものとして入手されることが多く、写真店の店頭プリント受付機の操作
は店員さんに一切お任せにされる場合がほとんどでした。近年は積極的にスマホを
活用されている60代以上のシニア層のお客さまも増え、上記の店頭プリント受付機
「WPS(ワンダープリントステーション)」でご注文いただける豊富なプリントサービス
の編集操作を自由自在にお楽しみくださって、本当に嬉しく、ありがたく感じています。

同時に、富士フイルムさんのスマホ用アプリ「FUJIFILM おみせプリント(わいぷり)」
に関するご意見やご要望が60代以上のお客さまからも積極的に寄せられています。
主なご要望を私が纏めて本アプリのダウンロードサイトへ投稿させていただきました。
皆さまのご協力で本アプリがより使いやすく便利なものになることを確信しています。

▽『Google Play』 FUJIFILM おみせプリント(わいぷり) (公式)より、
 当店店主のマイレビュー投稿画面(上)と全文掲載画面(下)のスクリーンショット。
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 (c)Google / 富士フイルム

 関連リンク)
  『Google Play』 FUJIFILM おみせプリント(わいぷり) (公式)
  (こちらをクリック)
当方、写真店です。ご年配のお客さまにもスマホが浸透し日常的に本アプリをご利用いただいているのですが、サムネイル画像が小さく、長押しの拡大表示も使いにくく不評です。サムネイルを好みの大きさに表示できるようにしていただけると助かります。また、全選択300枚は多過ぎるので、これも枚数を好みで選べると好都合です。送信済み画像の識別機能や非表示機能、人物写真のみ表示する機能、日付単位や月単位での一括選択機能もお客さまからのご要望が多いです。画面下の操作ボタンは選択中邪魔になるので格納できるとはかどります。スマホはタテ位置撮影が多いのに本アプリのサムネイル画像のレイアウトはヨコ位置が標準で矛盾を感じます。店頭キャンペーン等のお知らせは注文操作後も再表示できればお客さまにご案内しやすく好印象です。「フォトバンク」内の画像も本アプリから直接選択してダウンロードできると信頼感が増します。勝手ばかり申しあげて恐縮ですが、以上ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

出典)上記、『Google Play』 FUJIFILM おみせプリント(わいぷり)より
    当店店主のマイレビュー全文を抜粋

▽『App Store』 FUJIFILM おみせプリント(わいぷり) (公式)より、上記と同文の
 当店店主のマイレビュー投稿画面(左)と全文掲載画面(右)のスクリーンショット。
201112_IMG_0992.jpg 201113_IMG_1002.jpg
 (c)Apple Inc / 富士フイルム

 関連リンク)
  『App Store』 FUJIFILM おみせプリント(わいぷり) (公式)
  (こちらをクリック)


*この記事は、次の2021年3月14日付記事へ続くかもしれないです。

 ご参考記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2021年3月14日付記事
  富士フイルムさんのレンズ付きフィルム
  「フジカラー写ルンです」で写された
  想い出の想い出
*この記事は、次の各記事の関連記事です。

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2018年4月28日付記事
  スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔前編〕
  2000〜2020年は写真店の「失われた20年」?
  http://poppop.sblo.jp/article/183078702.html

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2018年5月6日付記事
  スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔中編〕
  写真店の「失われた20年」を取りもどすこれから先20年の道のり
  http://poppop.sblo.jp/article/183117804.html

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2018年5月29日付記事
  スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔後編〕
  アンテナショップとしての 大手・中堅写真店チェーンの役割に高まる期待
  http://poppop.sblo.jp/article/183319414.html

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2018年7月7日付記事
  おかげさまで8周年!
  5年後、10年後のシニア世代のスマホ利用者のお客さまに
  親しんでいただける写真店づくりを進めます!
  スマホ時代の写真店〔まとめ〕
  http://poppop.sblo.jp/article/183630954.html?1531014338

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2019年5月14日付記事
  総務省の「平成30年版 情報通信白書」より
  「スマートフォンの個人保有率の推移(2013〜2017年)」を世代別に見て
  http://poppop.sblo.jp/article/185992201.html

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2019年9月19日付記事
  スマホ時代の写真店
  「スマートフォンの個人保有率の推移(2013〜2017年)-世代別-」を見て
  企業が考えること、お店が考えること〔再び〕
  お子さんたちの成長より、お孫さんたちの成長を見守る年月の方が
  ずっと長い場合もあるとしたら?
  http://poppop.sblo.jp/article/186576365.html
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 21:56| 業界の話題