2022年02月22日

【再掲載 / 小川町メガソーラー事業者へ経産省が抜本計画見直し求め勧告】有機農業が盛んな「有機の里」と呼ばれる埼玉県比企郡小川町に光<2> 業者が計画中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設工事現場への2021年7月の静岡県熱海市での土石流災害発生場所の約10倍にあたる盛り土の予定に対し山口壮環境大臣が2022年1月25日に「環境への負荷が生じる」と抜本的な見直しを求める意見を表明! 「比企の太陽光発電を考える会」代表で獣医師の小山正人先生は「画期的だ」と歓迎!

*この記事は、2022年2月24日付記事の続きです。
*この記事は、2022年2月3日付記事の再掲載です。

  【再掲載 / 小川町メガソーラー事業者へ経産省が抜本計画見直し求め勧告】
  有機農業が盛んな「有機の里」と呼ばれる埼玉県比企郡小川町に光<2>
  業者が計画中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設工事現場への
  2021年7月の静岡県熱海市での土石流災害発生場所の
  約10倍にあたる盛り土の予定に対し
  山口壮環境大臣が2022年1月25日に
  「環境への負荷が生じる」と抜本的な見直しを求める意見を表明!
  「比企の太陽光発電を考える会」代表で獣医師の
  小山正人先生は「画期的だ」と歓迎!
  【持続可能な開発目標=SDGs(Sustainable Development Goals)】

2022年2月23日追記)

▽『東京新聞 TOKYO Web』 2022年2月23日 7:10 付配信
 スクリーンショットは2022年2月23日 17:00 現在のものです。
 小川町メガソーラー 「抜本的見直しを」経産相が業者に勧告
 知事「踏み込んだ内容」
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 (c)東京新聞

 関連ニュース)
  『東京新聞 TOKYO Web』 2022年2月23日 7:10 付配信
  小川町メガソーラー 「抜本的見直しを」経産相が業者に勧告
  知事「踏み込んだ内容」
 小川町に計画されている大規模太陽光発電所「さいたま小川町メガソーラー」の環境影響評価(アセスメント)で萩生田光一経済産業相は二十二日、「大規模な森林伐採や盛り土が計画されており、外部から必然性のない大量の土砂の搬入が計画されている」として、抜本的な計画の見直しを求める勧告を行った。先月の環境相意見に続いて異例に厳しい内容となっており、大野元裕知事は「これまでになく踏み込んだ勧告で、県の意見に沿った内容」と評価した。

(中里宏)

 このメガソーラーはゴルフ場開発が中止になった丘陵地約八十六ヘクタールに、出力三万九千六百キロワットの太陽光発電所を建設する計画。
 予定地の造成では、昨年七月に静岡県熱海市で発生した土石流発生場所の約十倍に当たる七十二万立方メートルの盛り土を計画。このうち約半分の三十五万五千立方メートルは建設残土を外部から持ち込むとしている。
 経産相勧告では、この土砂搬入を「発電事業として必然性がなく、環境への負荷が生じる」として、予定地内での切り土、盛り土に変更するよう抜本的な見直しを求めた。
 地元住民らは予定地内に過去、地滑りが発生した斜面もあることを問題視していたが、勧告も「土地の安定性の調査が十分に実施されているとは考えがたい」と指摘。再度調査を行うよう求めている。
 また、タカ科のサシバやミゾゴイなど予定地で繁殖する動植物への影響も調査不足とした。希少動物保護の観点からも計画の大幅見直しを求めるなど、反対住民らのこれまでの主張をくみ入れた内容となった。

出典)上記、『東京新聞 TOKYO Web』 2022年2月23日 7:10 付配信より

2022年2月22日追記)

▽『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 23:39 付配信のスクリーンショット。
 埼玉の太陽光発電に見直し勧告 経産省、災害や環境破壊の恐れ(共同通信)
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 (c)Yahoo!ニュース / 共同通信

 関連ニュース)
  『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 23:39 付配信
  埼玉の太陽光発電に見直し勧告 経産省、災害や環境破壊の恐れ(共同通信)
  (こちらをクリック)
 経済産業省は22日、埼玉県小川町で計画されている大規模太陽光発電に関し、事業者に計画の抜本的な見直しを求める勧告を出した。山口壮環境相が環境影響評価(アセスメント)で、土砂の大量搬入による災害や環境破壊の恐れなどを重くみて、経産省に見直しを求める意見を提出していた。
 事業主体は「小川エナジー合同会社」。経産省は勧告で「環境影響ができる限り回避され、または低減されているかどうかの検証がなされたと判断できない」と指摘。大量の土砂の搬入が計画されていることなどを問題視し、見直しを求めた。

出典)上記、『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 23:39 付配信より

▽『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 21:52 付配信のスクリーンショット。
 小川町メガソーラー事業 計画見直しを勧告 / 埼玉県(テレ玉)
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 (c)Yahoo!ニュース / テレビ埼玉

 関連ニュース)
  『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 21:52 付配信
  小川町メガソーラー事業 計画見直しを勧告 / 埼玉県(テレ玉)
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 小川町で計画されているメガソーラー事業について経済産業大臣は22日、事業者に対して環境への負荷が生じる大量の土砂の搬入を前提としないなど計画を見直すよう勧告しました。
 このメガソーラー事業の計画は、小川町の太陽光発電の事業者によっておよそ86万平方メートルの敷地に4万キロワット近くの発電能力のメガソーラーを設けるものです。
 計画では、大量の土砂を搬入して盛土する事になっており、地域住民から土砂災害誘発の恐れを懸念する声が上がっていました。
 計画に対し、県は、去年12月に土砂災害や生態系の破壊への懸念から「中止を含め事業計画の見直し検討を」との意見を経産省に提出しています。
 また、先月25日には、山口環境大臣が「環境アセスメント」の手続きに基づく意見をまとめ、環境への負荷が生じるとして抜本的な見直しを求める意見を萩生田経済産業大臣に出しています。
 こうした、県や環境省の意見を踏まえ、計画を許可する権限をもつ萩生田経済産業大臣は22日、事業者に対し、環境への負荷が生じる大量の土砂搬入を前提としない工事計画へ、抜本的に見直すよう勧告しました。
 大野知事は、今回の勧告について「これまでになく踏み込んだ勧告で県の意見に沿った内容と受け止めている」とコメントしました。

出典)上記、『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 21:52 付配信より

▽『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 21:17 付配信
 スクリーンショットは2022年2月23日 12:00 現在のものです。
 太陽光計画抜本見直し、埼玉知事が歓迎(産経新聞)
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 (c)Yahoo!ニュース / 産経新聞

 関連ニュース)
  『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 21:17 付配信
  太陽光計画抜本見直し、埼玉知事が歓迎(産経新聞)
  (こちらをクリック)
 埼玉県小川町で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)をめぐり、同県の大野元裕知事は22日、萩生田光一経済産業相が計画の抜本的な見直しを求める勧告を事業者に発出したことを歓迎する意向を示した。談話を発表し「これまでになく踏み込んだ勧告で、県の意見に沿った内容だ」との見解を示した。
 大野知事は昨年末、計画では多量の盛り土工事などが予定されているとして、十分な環境保全措置が取れなければ、事業の中止を含めた計画見直しを検討する必要があるとする意見を萩生田氏に提出していた。

出典)上記、『Yahoo!ニュース』 2022年2月22日 21:17 付配信より

▽『日本経済新聞』 2022年2月22日 19:30 付配信のスクリーンショット。
 小川町メガソーラー、経産省が抜本計画見直し求め勧告
 「大量の土砂を運び込む埼玉県小川町のメガソーラーの計画地では、環境
 破壊、土砂災害の危険性が指摘されている」
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 (c)日本経済新聞

 関連ニュース)
  『日本経済新聞』 2022年2月22日 19:30 付配信
  小川町メガソーラー、経産省が抜本計画見直し求め勧告
  (こちらをクリック)
 周辺住民らから環境への悪影響を懸念する声が出ている埼玉県小川町の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)計画について、事業を所管する経済産業省は22日、事業者である小川エナジー合同会社(同県寄居町)に対して、萩生田光一経産相の名義で計画の抜本的見直しを求める勧告を出した。
 同計画は大量の盛り土を搬入する計画が環境を破壊し、土砂災害を引き起こす恐れがあるとして、環境影響評価(環境アセスメント)に基づき、山口壮環境相や埼玉県の大野元裕知事から「見直しが必要」という批判的な意見が出ていた。大野知事は同日、「これまでになく踏み込んだ勧告であり、本県の意見に沿った内容だ」とコメントした。
 経産省は2021年12月の大野知事、22年1月の山口環境相からの意見を踏まえ、「環境影響が回避・低減されていることが検証されたものと判断できない」と指摘。外部から大量の土砂を運び込んで盛り土をする計画を批判し、計画についての抜本的見直しを求めた。経産省は当初2月9日までに事業者に勧告する方針だったが、環境相意見などを踏まえた勧告にするため、勧告期限を2月24日までに延期していた。
 メガソーラーの発電出力は約40メガワット、計画地の面積は約86万平方メートルで、県内最大級の太陽光発電計画。敷地内の想定盛り土量約72万立方メートルのうち約半分の土砂を外部から搬入する計画になっている。

出典)上記、『日本経済新聞』 2022年2月22日 19:30 付配信より


*ここから本文です。

化石燃料などが節約でき、地球温暖化の主な原因とされる二酸化炭素などの温室
効果ガス排出量の削減にもつながる太陽光発電に期待が集まっています。ですが、
二酸化炭素を吸収し炭水化物として固定してくれる山林が太陽光発電所の建設で
切り崩されたら逆効果です。山林は雨水を保水する貴重な水源であり水害も抑制
してくれるのに、大切なその機能が破壊されるだけでなく大量の残土が持ち込まれ
造成に見せかけて処分するなど杜撰な手抜き工事により深刻な土砂災害が生じる
事例が各地で報じられています。無秩序な太陽光発電所の建設で現地に生息する
すべての生き物たちの生態系が私たちの生活も含め存亡の機に立たされています。

当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」店主の私が住む埼玉県比企郡小川町をはじめ
太陽光発電所の杜撰な建設工事が疑われる現地の住民の方々や自治体の訴えを
受けて自然エネルギー利用の望ましい振興のため山口壮環境大臣が2022年1月
25日に「環境への負荷が生じる」と抜本的な見直しを求める意見を表明されました!

▽『NHKニュース』 2022年1月25日 12:28 付配信
 スクリーンショットは2022年1月28日 18:10 現在のものです。
 メガソーラー計画 “環境に負荷 抜本的な見直し必要” 環境相
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 (c)NHK

 関連ニュース)
  『NHKニュース』 2022年1月25日 12:28 付配信
  メガソーラー計画 “環境に負荷 抜本的な見直し必要” 環境相
  (こちらをクリック)
 埼玉県小川町で進められている大規模な太陽光発電の計画について、山口環境大臣は「環境アセスメント」の手続きに基づく意見をまとめ、大量の土砂の搬入で環境への負荷が生じると考えられるなどとして、抜本的に見直すよう求めました。
 小川町では太陽光発電の事業者によって、およそ86万平方メートルの敷地に4万キロワット近くの発電能力のメガソーラーを設けることが計画されています。
 事業者は、環境への影響を評価する「環境アセスメント」の手続きを進めていて、山口環境大臣は25日、この手続きに基づく意見をまとめました。
 それによりますと、外部から大量の土砂を搬入して盛り土を行うことなどに、地域住民から懸念の声が出ているとし「発電事業としての必然性の説明がなく、環境への負荷が生じると考えられる。計画内容については抜本的な見直しが必要だ」と事業の実施の再検討を強く求めました。
 山口大臣は、閣議のあとの記者会見で「残念ながら一部の再生可能エネルギーの事業で、環境影響が強く懸念され、地域への説明も不十分なため、迷惑施設と見られる状況が生じている。環境配慮が不十分な事業には、今後も厳しい態度で臨む」と述べました。
 この意見は、計画を認可する権限を持つ経済産業大臣に提出されていて、今後、意見を踏まえて勧告などが行われることになります。
 事業者は、NHKの取材に対し「一切コメントできない」としています。

出典)上記、『NHKニュース』 2022年1月25日 12:28 付配信より

当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」店主の私が住む埼玉県比企郡小川町をはじめ
太陽光発電所の杜撰な建設工事が疑われる現地の住民の方々や自治体の訴えを
受けて自然エネルギー利用の望ましい振興のため山口壮環境大臣が2022年1月
25日に「環境への負荷が生じる」と抜本的な見直しを求める意見を表明された当日、
大野元裕埼玉県知事も定例記者会見でメディア各社からの質問に応じられました。
大野知事も昨年末「事業の中止も含めた計画見直しを検討する必要がある」とする
意見を萩生田光一経済産業大臣に提出してくださいました。次の記事をご覧下さい。

▽『産経ニュース』 2022年1月25日 17:08 付配信
 スクリーンショットは2022年1月28日 17:40 現在のものです。
 太陽光計画見直しを歓迎 埼玉知事「地元意見に沿う」
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 (c)産経新聞

 関連ニュース)
  『産経ニュース』 2022年1月25日 17:08 付配信
  太陽光計画見直しを歓迎 埼玉知事「地元意見に沿う」
  (こちらをクリック)
 埼玉県の大野元裕知事は25日の記者会見で、同県小川町で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関し、山口壮環境相が計画の抜本的な見直しを求める意見を萩生田光一経済産業相に提出したことを歓迎する意向を示した。「山口氏の発言は県や地元の意見に沿うものだ」と述べた。
 計画をめぐり、大野知事は昨年末、多量の盛り土工事などが予定されているとして、十分な環境保全措置が取れなければ、事業の中止を含めた計画見直しを検討する必要があるとする意見を萩生田氏に提出していた。
 大野知事は会見で「多量の土砂を持ち込むことへの不安がある。地元住民らの話を聞き、これまでになく厳しい意見を申し上げた」と説明した。再生可能エネルギーの拡大に関しては「自然を守るためにも必要だ」との認識を示す一方で「地元の理解と証拠に基づいた確たる安心が必要だ」と強調した。
 計画は小川エナジー合同会社(同県寄居町)によるもので、メガソーラーの出力は約40メガワット、計画地の面積は約86万平方メートル。盛り土量は約72万立方メートルに達する見通しで、昨年7月の静岡県熱海市での土石流災害発生場所の約10倍にあたるとして地域住民らが反対している。
 計画は現在、環境影響評価(アセスメント)の段階で、経産相は意見を踏まえて事業者に改善などを勧告する。

(中村智隆)

出典)上記、『産経ニュース』 2022年1月25日 17:08 付配信より

▽『埼玉県公式サイト』 2022年1月26日付公開
 「知事記者会見テキスト版 令和4年1月25日」のスクリーンショット(抜粋)
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 (c)埼玉県

 関連リンク)
  『埼玉県公式サイト』 2022年1月26日付公開
  知事記者会見テキスト版 令和4年1月25日
  (こちらをクリック)
〔前略〕

小川町のメガソーラー計画について(1)

朝日
 あと、ちょっとコロナではないんですけれども、本日、小川町のですね、メガソーラー事業について、環境省の方からですね、計画の見直しを求める意見書というものが提出されました。これに関しては県内でも色々と議会の方からの意見であったり、やりとりがあったかと思うんですけれども、これについて知事の御意見というのをいただけますでしょうか。

知事
 はい。ちょっと、書面そのものは見てはいないんですけれども、大臣の会見をベースでお答えをするということでもいいですか。で申し上げると、私どもといたしましては、環境影響評価等に関しての意見をもう既に地元の事業者の皆さん、地元のお住まいの方々、こういった方々からお話を伺った上で出させていただきました。これもう既に発表したとおりで、これまでになく、突っ込んだというか、厳しい意見を申し上げさせていただきました。今回の山口大臣の発言を、私が承知してるところだと、再生可能エネルギーは必要だけれども、きちんとした説明がなされてない場合がある。そして、小川町の場合には、極めて多量の土砂が持ち込まれるということで不安があると。やはりそこについては、もう一度見直すべきだという話があったんだというふうに理解をしています。これについては私どもとしては、大臣の発言に感謝をしたいというふうに思っており、これは県の意見、あるいは地元の御意見に沿うものであり、私どもとしては、ソーラーパネルが駄目だと言ってるわけではなくて、これだけ多量の土砂を持ち込むということに対する不安と、それからもう一つは、地元に対する説明、この二つが必要だということを常々申し上げてまいりましたので、そこが御理解をいただいて、国としてそういった発言、あるいはその意見書になったということであれば、これは歓迎したいと思っています。

共同
 メガソーラーに関連してなんですけれども、今、山口大臣から萩生田大臣への意見書の提出についての受け止めを伺いしましたけれども、先月ももう知事として意見書を経産省に出されているので繰り返しになってしまうと思うんですが、この計画自体に対しての知事の意見、土砂災害とか生態系の破壊への懸念もあったと思うんですけど、そのあたり改めてもう一度お願いいたします。

知事
 私どもといたしましては、生態系、地すべり、土砂、こういったもの、それから工事の際のダンプ等をですね、こういったものにわたって、やはり特に熱海でのああいった災害があったところでありますので、専門家の御意見をお伺いをしても、地すべり等の懸念が実際あると。また過去において、同じ規模ではありませんけども、一部あったといったところもあるので、そこについては、計画を、やはりあれだけ土砂を持ち込む必要があるかどうかということについて再検討すること。それから、地元のやはり理解ってのは全く得られてないという状況でありますので、そこに丁寧に行うことというのは、我々としても、お願いをさせていただいたところでございまして、そこで報道もされましたけれども、中止も含め再検討するべきであるというふうに私どもお願いをさせていただいていますので、大臣の突っ込んだ発言には感謝しますし、私どものスタンスと基本的には一致してると思っています。

共同
 このメガソーラーの今後なんですけれども、経産省の方にも報告が入っていて、そちらから事業者に勧告することはできるわけなんですが、ただそこに法的拘束力がないといいますか、やめろと言って、やるといった場合には止められないということもあると思うんですけども、県としては今後の対応、今のところどのように考えてますでしょうか。

知事
 まずは評価を求められ、我々としての意見を求められたのを出したところで、国で手続きを行っていますので、その国の手続き、あるいは、それを受けての事業者がどうされるか私には分かりませんけれども、そういった意見が、環境省からも出されたわけですから、今後どのようになるのかを、まずは見守りたいというふうに考えます。

〔中略〕

小川町のメガソーラー計画について(2)

産経
 メガソーラーの話に戻ってしまうんですけれども、知事は先ほど太陽光が駄目だと言っているのではないというふうにおっしゃいました。確かに2050年脱炭素社会を実現しようと思えば、太陽光等の再生可能エネルギーの拡大が必要だと思います。ただ、土砂崩れ等の問題が相次いで、各地で反対運動が起きています。知事はこの現状についてどのように考えてらっしゃるか教えていただけますでしょうか。

知事
 再生可能エネルギーは、自然を守っていくためにも必ず必要だというふうに考えます。ただ、土砂を搬入し、そして、いわゆる地すべり等も含めて、特に山のところで、埼玉でも実は台風19号の時もありましたけれども、そういったことが当然起こり得る懸念がある場合には、やはり難しいと思うので、そこは地元の理解だけではなくて、しっかりとした証拠に基づいた、確固たる安心というものを築く必要があると思いますので、したがって太陽光は進めるべきではあるけれども、安心・安全で丁寧な運用が必要だということで、したがって、いずれにしても、太陽光とその工事は、ゼロサムの関係というか、こっちが100だとこっちが0という関係ではないというふうに私は思っていますので、そこについては厳しく見ていくもの、それは太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを阻害するというものでは全くありません。

〔後略〕

出典)上記、『埼玉県公式サイト』 2022年1月26日付公開より抜粋

大野元裕埼玉県知事が上記の定例記者会見でメディア各社からの質問に応じ説明
してくださっている通り、私も本来、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー、
自然エネルギーは自然環境を守っていくために振興が促されることが望まれている
と考えています。太陽光発電施設の建設と自然環境保全とは両立し得るはずです。

次の『埼玉新聞』さんが記事で紹介してくださっている「小川里山クラブYouYou」は、
埼玉県比企郡小川町在住の有志の皆さまが集い自主的に運営されているクラブで、
私も同クラブ主催の自然観察会や野草料理試食会、炭焼き体験会などに参加させ
ていただいたことがあります。先祖代々受け継いできた土地という意味でのふるさと、
田舎を持たない私にとってたいへん貴重でかけがえのない想い出になる体験でした。

 関連リンク)
  『小川町里山クラブ "You-You"ブログ』 (公式)
  http://satoyamaclub.jugem.jp/

▽『埼玉新聞』 2022年1月26日付配信
 スクリーンショットは2022年1月28日 17:50 現在のものです。
 早く撤退を…メガソーラー計画は隠れみので、本当の狙いは残土処分では?
 見直し求めた環境省、住民ら喜び
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 (c)埼玉新聞

 関連ニュース)
  『埼玉新聞』 2022年1月26日付配信
  早く撤退を…メガソーラー計画は隠れみので、本当の狙いは残土処分では?
  見直し求めた環境省、住民ら喜び
 山口壮環境相は25日、小川町で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)の環境影響評価(アセスメント)で、計画の抜本的な見直しを求める意見を萩生田光一経済産業相に提出した。土砂の大量搬入による災害や環境破壊の恐れなどを重くみた。2020年4月にアセス対象に加わった太陽光発電で、環境相が抜本的見直しを求めるのは初めて。
 意見は環境影響評価法に基づく手続きで、見直しができない場合は「事業の再検討を強く求める」とした。経産相は2月上旬までに事業主体の「小川エナジー合同会社」に改善などを勧告する。

■残土処理目的か 環境省が疑問視
 小川町の大規模太陽光発電所(メガソーラー)計画に対し、抜本的な見直しを求めた25日の環境相意見は、敷地内に残土を大量搬入する点を特に疑問視した。環境省は、発電事業の形をとりつつ残土処理が目的の可能性もある特異な例とみており「各地で再生可能エネルギーを適切に導入する方針に影響はない」とする。

■地元の声届いた 「1日も早い撤退」住民期待
 小川町の大規模太陽光発電所(メガソーラー)計画に、山口壮環境相が25日、計画の抜本的な見直しを求める意見を出した。自然環境への影響や残土を大量搬入する計画に懸念の声を上げていた地元の市民団体などは環境相の意見を「住民の声をくみ取ってくれた」と評価した。
 メガソーラー計画は、寄居町の民間事業者が小川町飯田、笠原など約86ヘクタールの敷地に、出力3万9600キロワットの太陽光発電施設を建設するもので、敷地は1990年代に開発中止となったゴルフ場跡地が中心となっている。
 市民団体「比企の太陽光発電を考える会」は一昨年の4月から開発予定地で野鳥の独自調査を始め、絶滅の恐れがある鳥ミゾゴイや、サシバの繁殖活動を確認。「貴重な自然環境、開発は中止すべきだ」と訴えてきた。
 同会代表の小山正人さんは「今までは業者に住民が振り回されていたが、(環境相の意見は)その点を踏まえて地域との共生が重要だとしており、繁殖期には工事を『回避する』とはっきり言っていて画期的だ。これからは再生エネルギーの開発は住民意見の尊重が不可欠になるのではないかと思う」と話した。
 同会小川支部代表の桜井薫さんは「地元住民の声をきちんとくみ取ってくれて非常に評価できる。(事業者には)一日も早く撤退を表明してもらいたい」と強調した。
 計画地に隣接して山林を所有する「小川里山クラブYouYou」代表の佐藤章さんは「山に行くには計画地のある道を通らなければ行けない。(事業者は当初)残土処分を計画していた。太陽光発電所計画は隠れみので、狙いは今も残土処分ではないかと懸念している。事業者の環境評価に地元住民の意見書が534通も出ているのも大きかった。(環境相の意見は)地域の実情を踏まえ、地域との共生、環境配慮など、よく調べている」と評価した。
 土砂災害が発生した場合、住民の生命財産に甚大な被害が及ぶことを懸念する小川町は「関係機関の連携や地域住民らへの十分な説明を求めることや、環境への負荷が生じることが考えられる土砂の搬入を前提としない工事計画の見直しが必要であり、それができない場合は事業実施を再検討することを強く求めており、町民の不安に寄り添った意見を出していただいた。事業者には重く受け止めてほしい」とのコメントを出した。

出典)上記、『埼玉新聞』 2022年1月26日付配信より

当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」店主の私が住む埼玉県比企郡小川町東小川に
近い小川町下里や隣接する嵐山町志賀でも、太陽光発電施設での土砂流出が発生
しています。志賀と下里との間に位置する小川町中爪にも太陽光発電施設の計画が
あり問題視されています。私の自宅の近所にお住いのお客さま方も調査資料用写真
のプリント注文にご来店くださいます。当店の地元、越生町小杉でもおととしの2019
年に2度にわたり太陽光発電施設の建設現場で崩れ落ちた岩や土砂が町道を塞ぎ、
付近にお住いのお客さまが役場へ通報するための証拠写真のプリント注文にご来店
くださいました。この事態を受け越生町は乱開発を抑制する条例を策定中だそうです。

▽『朝日新聞デジタル』 2021年11月10日 12:00 付配信
 スクリーンショットは2022年2月5日 10:30 現在のものです。
 太陽光発電が集まる町、土砂崩れ相次ぐ 安全設備造らぬ業者に指導も
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 (c)朝日新聞

 関連ニュース)
  『朝日新聞デジタル』 2021年11月10日 12:00 付配信
  太陽光発電が集まる町、土砂崩れ相次ぐ 安全設備造らぬ業者に指導も
 太陽光発電施設が多数建設されている埼玉県西部の比企地域で、ここ数年、施設隣接地からの土砂崩れなどが相次いでいることが住民グループらの調査で分かった。災害防止用設備の不備が見つかったケースもあり、周辺自治体では、乱開発の恐れがあれば抑制する条例を設けようという動きも出ているが、効果的な規制を望めないのが現状のようだ。

 (西堀岳路)

 小川町下里の太陽光発電施設の建設工事現場では今年7月28日夜、30分ほど強い雨が降った直後、造成中の急斜面から土砂が流出して隣接する道路と、それに続く住宅敷地を埋めた。住民の男性(78)は「厚さ10センチほどの泥が家の外壁にも押し寄せた。50年住んでて、こんなの初めて。台風接近の天気予報があるたびに怖い思いをしている」と話す。
 昨年10月には嵐山町志賀で太陽光発電施設の下縁部から崩れた土砂が、斜面下を走る東武東上線の線路近くに達した。
 越生町小杉では2019年3月、建設中の発電施設の急斜面から2メートルほどの大きさの岩が通学路にもなっている町道へ落下、10月には同じ場所で土砂が崩れて町道をふさぎ復旧に数日かかった。町によると、業者が計画で示していた雨水貯留施設や擁壁などの安全設備を造っていなかったため、設置するよう指導中という。
 また、ときがわ町によると、町内では水田へ泥水が流れ込むなどの被害があったという。
 こうした状況に鳩山町は、今年12月の町議会に乱開発を抑制する条例案を提出する構えだ。急斜面地などに開発の「抑制区域」を設け、住民から要望があれば環境や安全に悪影響がないよう業者が住民と協定を結ぶことを義務づけるなどの方向。越生町や、過去に小規模の土砂崩れが町内であったという滑川町も、年度内に同様の条例を設けようと検討中という。
 ただ、鳩山町も滑川町も、違反に罰則規定を設けるなどの強い規制は見送った。両町の担当者は、日高市が太陽光発電施設建設を規制する条例を制定したところ、開発業者と地権者から昨年、財産権の侵害だとして事業を進める権利などの確認を求める訴訟をさいたま地裁へ起こされた例を挙げる。
 鳩山町の担当者は「罰則がないと効果が薄いのはわかっているが、訴訟リスクは避けたい」と言う。「町民の安心安全にはかえられないので、今回はまず第一段階と考える。裁判を注視し、国の動向も見ていく」。滑川町の担当者も訴訟に触れ、「国が進める太陽光発電に町が反発する形はとれない」と明かした。
 他にも小川町などでは、施設計画に、森に住む希少動物の保護や里山の景観維持を求める住民らが反発している事例が複数ある。

〔後略〕

出典)上記、『朝日新聞デジタル』 2021年11月10日 12:00 付配信より抜粋

▽『朝日新聞デジタル』 2022年1月25日 16:00 付配信
 スクリーンショットは2022年2月3日 14:50 現在のものです。
 太陽光発電、抜本的見直し求める初の環境相意見 盛り土めぐり懸念
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 (c)朝日新聞

 関連ニュース)
  『朝日新聞デジタル』 2022年1月25日 16:00 付配信
  太陽光発電、抜本的見直し求める初の環境相意見 盛り土めぐり懸念
 山口壮環境相は25日、埼玉県小川町で計画されている太陽光発電事業(約86ヘクタール、出力3万9600キロワット)について、環境影響評価法に基づき、計画の抜本的見直しを求める意見を萩生田光一経済産業相に提出した。大量の土砂搬入が計画され、環境への影響が大きいと判断した。2020年4月に太陽光発電が国の環境アセスの対象になって以降、計画の抜本見直しを求める環境相意見は初めてという。
 環境省によると、計画される盛り土量のうち、約半分の35.5万立方メートルが外部から搬入される土砂。予定地では事業者と関係の深い会社が残土処分場を計画したが、住民の反対で事業化しなかったという。
 山口環境相は意見で、土砂搬入を「建設コストの削減を目的として計画」と指摘。「環境への負荷が生じる」とし、「大量の土砂の搬入を前提とすることなく、区域内での切り土及び盛り土による計画へ抜本的に見直すこと」を求めた。
 盛り土をめぐっては昨年7月、静岡県熱海市で発生した土石流の起点付近で盛り土があり、被害を甚大にしたとの批判がある。今回の予定地では、19年の台風通過時に斜面の崩壊があったといい、「土地の安定性への影響が懸念される」とも指摘した。

〔後略〕

出典)上記、『朝日新聞デジタル』 2022年1月25日 16:00 付配信より抜粋

▽『朝日新聞デジタル』 2022年1月26日 10:30 付配信
 スクリーンショットは2022年2月3日 13:14 現在のものです。
 小川町「不安に寄り添った意見」 太陽光発電計画で環境相意見受け
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 (c)朝日新聞

 関連ニュース)
  『朝日新聞デジタル』 2022年1月26日 10:30 付配信
  小川町「不安に寄り添った意見」 太陽光発電計画で環境相意見受け
 山口壮環境相が埼玉県小川町で計画されている太陽光発電事業(約86ヘクタール、出力3万9600キロワット)の抜本的見直しを求める意見を萩生田光一経済産業相に出したことについて、大野元裕知事は25日の記者会見で「大臣の突っ込んだ意見に感謝したい」と歓迎する意向を示した。
 大野知事は昨年12月、環境影響評価法に基づき、「環境への重大な影響が払拭(ふっしょく)されない場合には、本事業の中止を含めた事業計画の見直しも検討されなければいけない」と経産相に意見を出していた。大野知事は「多量の土砂を持ち込むことに対する不安と、地元に対する説明が必要だと申し上げてきた。それを理解をいただいての発言であれば歓迎したい」と述べた。
 別の太陽光発電施設からの土砂崩れも起きている小川町は、危険性がある施設開発を抑制する条例案を町議会へ提案する方向だ。この事業についても、「環境に与える影響が大きく、土砂災害が発生した場合には地域住民の生命財産に大きな被害が生じる」と問題視していた。
 大臣意見を受け、町は「町民の安心安全を最優先としており、環境への影響や施工後の安全性について心配する町民が納得するまで説明してほしいと考える」とし、「住民説明を求め、土砂の搬入を前提としない工事計画への抜本的見直しが必要とするなど、町民の不安に寄り添った意見を出していただいた。事業者は重く受け止めてほしい」とコメントした。
 乱開発による危険性や野生生物への悪影響を訴えていた「比企の太陽光発電を考える会」の小山正人代表は「これからの再生エネルギー開発は、生物多様性との両立が必要。地域住民の不安も考慮して計画見直しに言及し、希少な野鳥ミゾゴイの生息地の環境改変や繁殖期の工事についても回避を求めると、踏み込んだのが画期的だ」と話す。
 太陽光発電施設の開発は、各地で住民との摩擦も生んでいる。「地方自治体では民間の開発に歯止めをかけにくいところ、国が動いてくれた。全国的な指針になりうる」と話した。
 大臣の意見は事業者が届け出た「環境影響評価準備書」に対するもの。2月9日までに経産相が勧告し、これを踏まえて事業者は「環境影響評価書」をつくることになる。

(西堀岳路、贄川俊)

出典)上記、『朝日新聞デジタル』 2022年1月26日 10:30 付配信より

▽『朝日新聞デジタル』 2021年8月30日 11:00 付配信
 スクリーンショットは2022年2月3日 12:10 現在のものです。
 サシバ メガソーラー予定地に 県の絶滅危惧種の鳥
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 (c)朝日新聞

 関連ニュース)
  『朝日新聞デジタル』 2021年8月30日 11:00 付配信
  サシバ メガソーラー予定地に 県の絶滅危惧種の鳥
 埼玉県小川町にある民間の太陽光発電施設の開発予定地近くで、県の絶滅危惧種でタカ科の鳥、サシバの営巣地と2年連続の繁殖が確認されたと、25日、日本野鳥の会(会長=上田恵介立教大名誉教授)など3団体が記者会見で発表した。開発で繁殖地が失われるとして、地元団体は国や県へ保護を求めることにしている。
 県によると、施設は同町飯田など約86ヘクタールを予定地とする「さいたま小川町メガソーラー」で、出力3万9600キロワット。サシバは、県レッドデータブックの絶滅危惧TA類(ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い)に分類されている。
 会見した「比企の太陽光発電を考える会」の小山正人代表によると、予定地近くと予定地のすぐ内側に計3カ所の巣があるという。環境省がまとめた「サシバの保護の進め方」は、営巣地の半径500メートルを採食に必要な「高利用域」とし、同域の「減少や分断を回避する」と求めている。小山代表は「世界に1千羽ほどしかいない」というサギの一種ミゾゴイの繁殖地でもあると訴えた。
 上田会長は「サシバは県内で十数つがいほどしかいないとされるなか、新たに3つがいも確認されたのは驚き。里山自然の宝庫だ」と価値を強調。「予定地の3分の2が高利用域と重なり、森が伐採されたら繁殖できなくなる」と話した。
 また、「比企・奥武蔵陸水生物調査会」の斉藤裕也会長は、開発地の尾根下を沿う飯田川に、県TA類のホトケドジョウが「推定100匹以上生息しており、県内でもこれほど数がいるのは珍しい」と報告した。開発で泥水が流れ込んだり、水質が変わったりして全滅するおそれがあるという。
 開発事業者は今年4月に県に提出した環境影響評価準備書で、これら希少鳥類の存在を認めている。同書では「区域外に生息環境があることから、移動・利用が可能と想定される」「事業計画の見直しにより影響の回避を図る」などとして、「生息環境への影響は小さい」と説明している。
 考える会は、地元住民との連名で大野元裕知事に対し、事業中止を業者への意見書に盛り込み、林地開発を新たに許可しないよう求めることにしている。経済産業相や環境相らにも、事業者への指導などを求める要望書を提出するという。

(西堀岳路)

出典)上記、『朝日新聞デジタル』 2021年8月30日 11:00 付配信より

埼玉県比企郡小川町の太陽光発電所の建設現場では「県の絶滅危惧種でタカ科の
鳥、サシバ」の繁殖が確認されています。現場周辺は希少生物の宝庫で、里山特有
の生態系が良好に保たれてきました。私たちの生活環境もそうした豊かな自然環境
の一部に含まれ密接な関係にあります。そのことから太陽光発電乱開発の問題追及
には、多くの自然科学や生物学がご専門の方々が取り組まれています。上記メディア
記事中の「比企の太陽光発電を考える会」代表を務めてくださっている小山正人先生
も、埼玉県東松山市の獣医師さんです。

 関連リンク)
  『比企の太陽光発電を考える会』 (公式)
  活動実績 (こちらをクリック)

▽『東京新聞 TOKYO Web』 2021年8月24日 7:18 付配信
 スクリーンショットは2022年2月3日 12:40 現在のものです。
 小川町メガソーラー 予定地周辺に希少生物 サシバとホトケドジョウ
 自然保護団体「樹木伐採と濁水で生息危機」
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△「メガソーラー予定地近くの電柱で休むサシバ=小川町で(住民提供)」
▽「予定地近くの飯田川が県内最大の生息地となっているホトケドジョウ
 (斉藤裕也さん提供)」
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 (c)東京新聞

 関連ニュース)
  『東京新聞 TOKYO Web』 2021年8月24日 7:18 付配信
  小川町メガソーラー 予定地周辺に希少生物 サシバとホトケドジョウ
  自然保護団体「樹木伐採と濁水で生息危機」
 小川町で計画されている埼玉県内最大の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の予定地周辺で、絶滅のおそれがあるタカ科の鳥サシバと、ホトケドジョウの生息が確認されていることが、研究者らの調査で分かった。自然保護団体メンバーらは「サシバは生態系の頂点にいる動物で予定地に豊かな環境がある証拠。開発ではなく、保全するべき場所」と主張している。

(中里宏)

 このメガソーラーは「さいたま小川町メガソーラー」の事業名で同町飯田、笠原など約八十六ヘクタールの広大な敷地に、交流出力三万九千六百キロワットの太陽光発電所を建設する計画。敷地は一九九〇年代に開発が中止になった「プリムローズカントリー倶楽部(クラブ)」の跡地が中心になっている。
 サシバは県レッドデータブックで「ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い」とする絶滅危惧IA類に指定されている。東南アジアで越冬し、四月ごろ、繁殖のため日本に飛来する。低山や丘陵地帯でカエルやヘビなどを捕食するが、サシバが好む谷間の水田の耕作放棄や農薬などによる生息環境の悪化で、繁殖地は急激に減っている。サシバが繁殖できるのは豊かな里山の証拠で、有機農業が盛んで『有機の里』と言われる小川町の特徴でもある。
 県生態系保護協会東松山・鳩山・滑川支部長で、獣医師の小山正人さんは「県内の平地ではサシバの繁殖地がほぼ消滅しており、予定地周辺は『サシバの里』として有名な栃木県市貝町に次ぐ生息密度と考えている。周辺では三ペアが確認されていて、メガソーラー予定地の三分の二がエサ場などの高利用域になっている。工事で樹林が伐採されると、貴重な繁殖地も失われる」と指摘する。
 また、予定地周辺を水源とする小河川では、県レッドデータブックでサシバと同じ絶滅危惧IA類のホトケドジョウも生息している。ホトケドジョウは体長が最大七センチになる日本固有種で、護岸工事などの影響で生息数は激減している。魚類研究者で比企奥武蔵陸水生物調査会の斉藤裕也さんは「ホトケドジョウの主な生息地は都幾川、槻川流域に六カ所あるが、予定地南側を流れる飯田川が最大の生息地」と言う。
 山間部に建設されるメガソーラーでは、樹木の根や下草がなくなり、大雨が降ると表層の土砂が下流の河川に流れ込む「濁水」が全国各地で問題になっている。予定地では、静岡県熱海市で七月に起きた土石流の発生場所の十倍に当たる七十二万立方メートルの盛り土が計画されており、周辺住民らは「調整池だけで流出土砂が止められるとは思えない」と懸念している。

出典)上記、『東京新聞』 2021年8月24日 7:18 付配信より

上記の『東京新聞』さんの記事中にある「有機農業が盛んで『有機の里』と言われる
小川町
の特徴」については、次の当ブログの2022年1月27日付記事もご覧ください。

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2022年2月24日付記事
  【再掲載 / 公式】
  有機農業が盛んな「有機の里」と呼ばれる埼玉県比企郡小川町に光<1>
  東武鉄道さんが東上線から新横浜駅、海老名駅方面への直通を発表!
  新幹線〔新横浜駅〕へのダイレクトアクセスが実現(2023年3月予定)
  &東京メトロ千代田線と直通する
  小田急「ロマンスカー」にライバル登場!?
  【東上線に「特急リバティ」直通の妄想も夢ではない!?】
  http://poppop.sblo.jp/article/189357461.html

獣医師の小山先生ご夫妻は、
傷ついた野鳥や野生動物の救護活動にも取り組まれています。

▽『毎日新聞』 2016年5月30日 付配信のスクリーンショット。
 高坂どうぶつ病院:動物の苦しみ救いたい
 東松山の獣医夫妻 傷ついた野鳥やタヌキ、治療費補助は1割 / 埼玉
 「救護したカツオドリを背中に乗せ、ほほ笑む小山和美さん(左)と正人さん
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 (c)毎日新聞

 関連ニュース)
  『毎日新聞』 2016年5月30日 付配信
  高坂どうぶつ病院:動物の苦しみ救いたい
  東松山の獣医夫妻 傷ついた野鳥やタヌキ、治療費補助は1割 / 埼玉
  (リンク切れ)
 傷ついた野鳥など野生動物の自然復帰を目指して治療する動物病院が東松山市にある。「高坂どうぶつ病院」は県の傷病野生鳥獣保護診療指定機関で、獣医師の小山正人さん、和美さん夫妻が年間で約80の鳥獣を治療する。昨夏には、南洋海域などに生息する「カツオドリ」が海のない県内で救護され、運び込まれた。自然界から人間の生活域に迷い込んでけがをするだけでなく、気候変動や環境変化を感じさせる事例も目立つという。
 2001年に開業。県が指定する48の保護診療機関のなかで、年間の治療数は2番目に多いという。

【鈴木梢】

出典)上記、『毎日新聞』 2016年5月30日 付配信より

上記の『毎日新聞』さんの記事中の海鳥「カツオドリ」は、
実は2015年8月に当店の地元、埼玉県入間郡越生町黒山の林道で保護された
迷子の幼鳥さんです。元気になるよう、寂しくないよう、小山先生ご夫妻はずっと、
モニターで海のビデオ映像を見せてあげていたそうです。

▽『産経ニュース』 2015年8月11日 7:01 付配信
 スクリーンショットは2022年1月30日 10:08 現在のものです。
 “海なし県”なのに…海鳥の幼鳥保護 越生で「カツオドリ」初確認
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 (c)産経新聞

 関連ニュース)
  『産経ニュース』 2015年8月11日 7:01 付配信
  “海なし県”なのに…海鳥の幼鳥保護 越生で「カツオドリ」初確認
  (こちらをクリック)
 保護されたカツオドリ(県生態系保護協会提供) 埼玉県生態系保護協会は10日、小笠原諸島など南洋海域に生息する海鳥「カツオドリ」の幼鳥が5日に越生町で保護されたと発表した。“海なし県”の埼玉でカツオドリが確認されたのは初めてで、同協会は「なぜ現れたのか謎だ」としている。
 同協会によると、5日午後4時ごろ、同町黒山の林道に衰弱している鳥がいるのを近隣住民が発見。同日夜に東松山市内の動物病院に持ち込まれ、腹部の褐色のまだら模様からカツオドリの幼鳥と判明した。体長は約70センチとみられ、大きな外傷はなく、栄養補給などの処置が行われている。
 カツオドリは沿岸海域で観察されることすらまれな海鳥。一般に海鳥は台風などの影響で飛来することがあるが、5日はそうした気象条件ではなかった。同協会は「元気になったら放鳥する」としている。

出典)上記、『産経ニュース』 2015年8月11日 7:01 付配信より

野鳥ではないのですが、次にご紹介する鳥さんは
当ブログでおなじみのシロウ@コバタン(美男子・44才)です。
2015年11月に飼い鳥の保護団体施設から当店臨時スタッフの仲田が
里親として自宅へお迎えし、仲良く愉快に暮らし始めて7年目を迎えます。
実はシロウがいつも健康診断でお世話になっている主治医の先生こそ、
「高坂どうぶつ病院」の獣医師、小山正人、和美両先生なのです(^^)

▽シロウ@コバタン(美男子・現在44才)の健康診断ハート
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 (c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店

  デザイン豊富で大評判!
  富士フイルムさんおススメの素敵なフォトグッズ
  「トートバック」、「クッション」などのご案内

▽(左)「オリジナルトートバック作れます!」 富士フイルムさんのチラシの写し。
 (右)こちらのポストカード掲載のシロウ@コバタンの「クッション」も富士フイルムさん
   で作っていただきました。ご注文はどうぞ当店へお気軽にお問い合わせください。
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▽△ただ今当店店内にてシロウ@コバタンの「トートバック」、「クッション」を展示中ハート
  窓の外の駐車場脇のノボリ旗の屋号が旧店名のままですが気にしないで(^_^;
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 (c)富士フイルム / 安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店

 ◎価格:(消費税10%込)
  ・トートバック Sサイズ 2640円 / Mサイズ 3300円
  ・ディズニートートバック Sサイズ 3300円 / Mサイズ 4125円
   (Sサイズ:約300×200mm / Mサイズ:約350×373mm)
  ・クッション 片面タイプ 2860円 / 両面タイプ 4290円
  ・ディズニークッション 片面タイプ 3575円
   (サイズ:約300×300mm)
 ◎納期:約2週間

 関連リンク)
  『富士フイルム公式サイト』 個人のお客さま 製品情報
  フォトグッズ(こちらをクリック)
  トートバッグ(こちらをクリック)
  クッション(こちらをクリック)

コバタンはオウムの仲間で、長生きするので飼い主さんがご高齢になり
お世話ができなくなってしまうこともあります。とてもお利口な鳥さんで、
初対面の私たちとも打ち解け、里親になることを受け入れてくれました。
前の飼い主さんとのお別れの悲しさを経験しているのでそのことを理解し
正しい飼育方法に基づき信頼関係を築く覚悟がないと里親になれません。
犬や猫は家畜化され飼いやすいですがコバタンは正真正銘野生種です。
外来の野生種は日本の自然環境に適応できない場合が多く適応できれ
ば繁殖して自然の生態系を乱す恐れがあります。動物植物とも要注意!
現在、野生のコバタンは絶滅が危惧され売買は厳しく管理されています。

シロウにとって一緒に暮らしているご家族だけが頼れる飼い主ですから、
コロナの家庭内感染で皆入院したら大変! なので私も感染防止対策で
ずっと訪問は控えています。会えないし新しい写真も撮れないのですが、
会わないのも愛情うつさない本気」と自ら言い聞かせ再会を待ってます。

▽シロウが初めて逢った私たちに握手(脚?)を求めてくれているところ
 です。帰り際は「ぎゃあ〜」といつまでも泣かれて、仲田も一緒に涙を
 こぼして泣いてしまいました。その後も何度か面会に通った夏から秋
 にかけての日々も今は懐かしい想い出です(2015年7月26日撮影)。
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▽(左)シロウとの何度目かの面会。手に乗ってくれました(2015年9月29日撮影)。
 (右)シロウをお迎えして1年半。獣医さんにも慣れました(2017年5月3日撮影)。
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▽シロウをお迎えした日。施設の方に撮っていただきました(2015年11月3日撮影)。
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 (c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店

シロウは表情豊かで、機嫌の良いときは目を細めて「ニッ♪」と笑ったり、
おしゃべりでユーモアあふれる言葉遊びを仕掛けてくるときもあります。
「エライナー」+「ニャア(猫の声)」+「ハ〜イ!」で「エライニャア〜イ!」

当店臨時スタッフの仲田は普段、紙を扱う会社に勤めているのですが、
シロウのことを以前、上司の方にお話ししたら、
「今度、職場に連れてきて。肩に乗せて仕事していいよ」(@▽@;!?

シロウのライフワークが“ダンボールアート(破壊工作、とも言います)”
であることは、彼女の職場の皆さまには秘密、です(^_^;

▽シロウの“ダンボールアート”。特に富士フイルムさんからの納品の梱包
 に使われている無地のダンボールがお気に入りの素材。くちばしだけで
 あらゆる造形を器用に創り上げてしまいます(ただし、すべて前衛芸術)。
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 (c)Nakata

ギャラリー(見物客)が多ければ多い程、声援が増えれば増える程、
創作のモチベーションも高まるシロウ@コバタン(美男子・44才)。
“ダンボールアート”は正に、ライブで魅せるためのアートなのです。

*この記事は、2022年2月24日付記事の続きです。
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 23:42| 未分類