2025年02月28日

写真機。それは、枕元に置いて夢見るカメラ。富士フイルムさんが本日2025年2月28日から期間限定で日常の中に「Xシリーズ」デジタルカメラ製品の存在するライフスタイルを提案するポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」をオープン! 代官山T-SITE(東京都渋谷区)にて2025年3月30日まで

*この記事は、2025年2月28日から3月6日にかけて編集されたものです。

  写真機。
  それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
  富士フイルムさんが本日2025年2月28日から期間限定で
  日常の中に「Xシリーズ」デジタルカメラ製品の存在するライフスタイルを
  提案するポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」をオープン!
  代官山T-SITE(東京都渋谷区)にて2025年3月30日まで

生まれて初めて自分のための写真機を手に入れたとき、
なぜ、どうしてあれほどまでに嬉しく、幸せな気持ちになれたのでしょう。
枕元に置いた新しい伴侶とともに、眠りにつくのも惜しかった人生で最高のひと時が。
まだ一度もフィルムを通していないのにもう、素敵なシャッターチャンスと出逢えるに
違いないこれから巡り来る日々への憧れと、いつしか振り返る想い出とを夢に託して。

写真機。
それは、枕元に置いて夢見るカメラ。

▽『愛おしさを哲学する写真機店|愛おしさという哲学。』 (公式特設サイト)
 https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/special/x-gfx-brand/popupstore/
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 (c)富士フイルム

 関連リンク)
  『愛おしさを哲学する写真機店|愛おしさという哲学。』 (公式特設サイト)
  https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/special/x-gfx-brand/popupstore/
● OVERVIEW

愛おしさを哲学する写真機店

愛おしさとは、なんだろう。
きっと誰もが知っている感情なのに、
それを言葉にすることも、見つけることさえ、
慌ただしい毎日では、すこし難しい。

愛おしさを哲学する写真機店。
それは、一人ひとりが愛おしさと向き合うための特別展示。
たくさんの写真や言葉、Xシリーズのこだわりに触れながら、
あなたにとっての愛おしさを、一緒に探してみませんか。

出典)上記、『愛おしさを哲学する写真機店|愛おしさという哲学。』 より抜粋

 関連リンク)
  『代官山T-SITE | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設』 (公式)
  FUJIFILM「愛おしさを哲学する写真機店」 | イベント
  GARDEN GALLERY 2025年02月28日(金) - 03月30日(日)
  https://store.tsite.jp/daikanyama/event/t-site/45978-1334150302.html

▽『富士フイルム』 (公式)
 2025年2月26日付公開「ニュースリリース」 印刷用画面の写し(部分)。
 当社デジタルカメラの世界観を広げるブランディング活動を展開
 新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」を決定
 https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/12132
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 (c)富士フイルム

 関連リンク)
  『富士フイルム』 (公式)
  2025年2月26日付公開「ニュースリリース」
  当社デジタルカメラの世界観を広げるブランディング活動を展開
  新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」を決定
  https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/12132
ニュースリリース
2025年2月26日

当社デジタルカメラの世界観を広げるブランディング活動を展開
新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」を決定
ポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」を期間限定でオープン

 富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、当社デジタルカメラの世界観をより多くのお客さまにお届けするため、新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」を定めました。
 また、新ブランドタグライン下でのブランディング活動として、「日々の愛おしさ」をテーマとした製品体験、当社デジタルカメラに込められた技術・デザイン・ものづくりへのこだわりの紹介のほか、日常の中に当社製品が存在するライフスタイルを提案するポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」を代官山T-SITE(東京都渋谷区)にて2月28日から3月30日までオープンします。なお、新ブランドタグラインは「Xシリーズ」で使用していきます。


新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」のキービジュアル
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 愛おしさという哲学。

 人はいま、速さの時代に生きている。
 目まぐるしい日々の中、
 それでもふと立ち止まって、
 愛おしい一瞬を抱きしめられたなら。

 そのカメラは、知っている。
 美しさに息を呑むとき、人が手を震わせること。
 感動に涙を滲ませるとき、目に入る光がどれほど眩しいか。
 大切な人を見つめるとき、そのまなざしが映す色を。
 愛おしさという感情を、どこまで形に残せるか。
 それは、正解のない哲学である。

 私たちは富士フイルム。
 創業以来、社名にフイルムを掲げ続けてきたメーカー。
 だからこそつくりたい、カメラがある。


 当社は、2011年に、小型軽量、高品位な外観と直感的な操作性を実現するクラシックなデザイン、多種の写真フィルムの色再現が可能なフィルムシミュレーションなどの特長を有するデジタルカメラ「Xシリーズ」の販売を開始。ハイエンドのコンパクトタイプから、ミラーレスタイプまでラインアップをそろえています。昨今、タイムパフォーマンス(タイパ)を意識した生活に「タイパ疲れ」を感じ、製品の機能性だけではなく、製品をとおして得られる体験や世界観などの情緒的な価値を重視する傾向が強まる中、「Xシリーズ」は、高機能・高画質ながら、クラシックなデザインを有することや、フィルムシミュレーションで写真フィルムを切り替えるような撮影体験が得られることから高い評価を得ています。
 今回新たに定めたブランドタグラインは、カメラを起点に生まれる、こだわりを追求することに対して感じる豊かさを“愛おしさ”と定義し、お客さまが“愛おしさ”を感じる一瞬一瞬に寄り添うものが当社デジタルカメラであってほしいという想いを込めたものです。今後、当社は、「愛おしさという哲学」を多角的に発信するブランディング活動を展開していきます。

〔中略〕

●カメラを起点に生まれる、こだわりを追求することに対して感じる豊かさを“愛おしさ”と定義し、お客さまが“愛おしさ”を感じる一瞬一瞬に寄り添うものが当社デジタルカメラであってほしいという想いを込めて、ブランドタグラインを「愛おしさという哲学」と定めました。また、「愛おしさという哲学」の世界観を体現するコンセプトムービーも展開します。

●2月27日〜3月2日にパシフィコ横浜にて開催される、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025」でも「愛おしさという哲学」を前面に押し出したブース展示を行います。

●「愛おしさを哲学する写真機店」は、トレンドの発信地でもある代官山にて期間限定でオープンするポップアップストア。最新機種「FUJIFILM X-M5」をはじめとした「Xシリーズ」の製品体験や、約100人の同シリーズユーザーが愛おしさを感じる瞬間を表現した写真を展示。「Xシリーズ」でのセルフ撮影コーナーも設置します。

●店舗の奥には、日常から切り離され、聴覚・視覚・触覚を使って言葉では表しきれない「愛おしさ」を哲学する場を設置。ここでしか見られない、「Xシリーズ」のこだわりの特長を、「音」「デザイン」「色」の観点から紹介します。「音」では心地よいシャッターボタン・ダイヤルの音「デザイン」では自然と手になじむカメラ形状、「色」ではフィルムシミュレーションによる写真フィルムの色再現、などへのこだわりを実感いただけます。

愛おしさを哲学する写真機店(イメージ)
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●日常の中で当社デジタルカメラが存在するライフスタイルの提案に向けて、アパレルコレクション(Xロゴ入りTシャツ:3色)を展示するとともに、数量限定で販売します。

〔後略〕

出典)上記、『富士フイルム』 (公式)
    2025年2月26日付公開「ニュースリリース」より抜粋

『Xシリーズ』 のこだわりの特長を、『音』 『デザイン』 『色』 の観点から紹介します。
『音』 では心地よいシャッターボタン・ダイヤルの音〜」
(出典:上記、『富士フイルム』 2025年2月26日付公開「ニュースリリース」より)
   ↓
『音』」だけでなく、
心地よいシャッターボタン」は
ボタンを押す感触も大切な要素になります。
スマートフォンやタブレットのカメラアプリでは
写真撮影のシャッター操作も動画撮影のスタート操作も同じタッチの場合が多く、
「愛おしい一瞬を抱きしめ」(「愛おしさという哲学」のキービジュアルより)るように
写真撮影のシャッターを切るときの、感情を呼び覚ます感触が得られないのです。
電気を必要としない機械式のフィルムカメラ(写真機)が中古市場で人気ですが、
過ぎ行く時を留める行為でもある、写真機のシャッターを切る操作、ボタンを押す
感触の再現はデジタルカメラの電子スイッチであるシャッターボタンでもある程度
設計可能です。動画の1コマ1コマを写真ファイルとして保存する方法は、結果が
同じでも写真撮影という表現行為から得る写真とは性質や目的などを異にします。

愛おしさを哲学する写真機店
写真フィルム
(出典:上記、『富士フイルム』 2025年2月26日付公開「ニュースリリース」より)
   ↓
富士フイルムさんのデジタルカメラ「Xシリーズ」は
写真も動画も撮影できる高機能・高画質なカメラとして固定ファンを増やしています。
デザインや操作性、カメラとレンズの色再現性、繊細で柔らかなレンズの描写性能、
光学ファインダーの温存など、情緒的価値を使い手に訴求できる製品であることに
リコーイメージングさんのカメラ、レンズ製品と相通じる要素が多く、両方愛用される
固定ファンの方も少なくありません。リコーイメージングさんは近年、フィルムカメラ
の復活も推進されています。そして動画撮影のユーザーを取り込みつつもカメラの
記憶装置としての原点はあくまでも写真機であるということ、それもプリントして鑑賞
することが大前提ということに、両社の製品開発の共通点を見出すこともできます。

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2024年6月18日付記事
  写真機。
  それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
  リコーイメージングさんの「PENTAX フィルムカメラプロジェクト」第1弾!
  「PENTAX 17」が本日2024年6月18日午前5時に
  『RICOH IMAGING』 「YouTube」公式チャンネルで待望の正式発表
  【名は体を、製品名はメーカー希望小売価格を表す?】
  http://poppop.sblo.jp/article/190943841.html

 関連記事)
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  2020年7月27日付記事
  「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」開業10周年感謝特別記念記事
  【再掲載 / 2019年9月20日 開発発表】
  写真機。
  それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
  PENTAXのブランドビジョン「PENTAX STATEMENT」
  2020年7月16日より公開
  【PENTAX / RICOH 一眼レフ】

 関連記事)
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  2024年11月20日付記事
  写真機。
  それは、枕元に置いて夢見るカメラ。
  ソニーさんから2024年11月19日に発表された
  レンズ交換式ミラーレスデジタル一眼カメラの旗艦機
  「α1 II」は夢のカメラか? 枕元に置いて夢見るカメラか?
  【2024年12月13日発売予定】

▽『FUJIFILMjapan』 「YouTube」公式チャンネル
 2025年2月26日付公開のサムネイルの写しとスクリーンショット。
 Xシリーズ「愛おしさという哲学」コンセプトムービー
 https://www.youtube.com/watch?v=5o9c_CMHRno
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 (c)富士フイルム

 関連動画リンク)
  『FUJIFILMjapan』 「YouTube」公式チャンネル
  2025年2月26日付公開
  Xシリーズ「愛おしさという哲学」コンセプトムービー
   「愛おしさという哲学」
   お客さまが“愛おしさ”を感じる一瞬一瞬に寄り添うものが、
   当社のデジタルカメラであってほしい。
   そんな想いを込めて、「Xシリーズ」のブランドタグラインを
   新たに「愛おしさという哲学」と定めました。
   カメラを起点に生まれる、こだわりを追求することに対して感じる
   豊かさを“愛おしさ”と定義し展開する「愛おしさという哲学」の世界観を、
   ブランディング活動を通じてより多くのお客様にお届けしていきます。
   「愛おしさという哲学」の世界観を体現する、
   コンセプトムービーをぜひご覧ください。
   ===
   監督 / 撮影:林 響太朗 / 熊谷 寿将
   音楽:Ryu(Ryu Matsuyama) / Koki Moriyama(odol)
   声:優河
   ===
  https://www.youtube.com/watch?v=5o9c_CMHRno

▽『Yahoo!ニュース』 2025年2月28日 15:42 付配信
 スクリーンショットは2025年3月1日 10:41-43 現在のものです(こちら)。
 FUJIFILM Xの世界観を伝えるポップアップストアがオープン(デジカメ Watch)
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 (c)Yahoo!ニュース / Impress

 関連ニュースリンク集)
  『Yahoo!ニュース』 2025年2月28日 15:42 付配信
  FUJIFILM Xの世界観を伝えるポップアップストアがオープン
  (デジカメ Watch)(こちらをクリック)
  『デジカメ Watch』 2025年2月28日 15:39 付配信 ←元記事
  FUJIFILM Xの世界観を伝えるポップアップストアがオープン
  「愛おしさを哲学する写真機店」
  シャッター音の良さやダイヤル操作感などを強調
  https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1666580.html
 富士フイルムは2月28日(金)、デジタルカメラ「Xシリーズ」の世界観を体験できるポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」を代官山T-SITEにオープンした。3月30日(日)まで開催し、新たに掲げるブランドタグライン「愛おしさという哲学」を表現する場として展開する。
 店舗入口には「愛おしさとは、きっと誰もが持つ感情なのに、なかなか言葉にすることや見つけることが、慌ただしい毎日では少し難しい」というメッセージと共に、Xシリーズのロゴをモチーフにした「時間の概念を超えた時計」が設置されている。
 ストア内は「愛おしさを哲学する間」と「Xを哲学する間」の2つのエリアで構成。「愛おしさを哲学する間」では、来場者が自身にとっての愛おしさについて考えるヒントとなる約200枚の写真と言葉を壁面に展示している。写真家がXシリーズで撮影した作品と「愛おしさとは」という問いへの回答を眺めながら、自分自身の「愛おしさ」を考える空間となっている。
 「Xを哲学する間」では、Xシリーズの特長を「音」「デザイン」「色」の3つの観点から紹介している。
 シャッター音やダイヤル操作感を比較体験できるコーナーでは、実際に触れて操作できるよう「X-Pro3」「X-T5」「X100VI」が展示されている。通常は公開されない内部構造を見せる「カットモデル」も用意。
 シャッター音やダイヤルのストローク量など、各モデルの差異を比較できる展示となっている。
 「色」の部分では、富士フイルムが長年培ってきたフィルム技術をデジタルに移植したフィルムシミュレーションの仕組みを紹介。同コーナーにおいてはオリジナルのネガフィルムやリバーサルフィルムが展示されている。 ライフスタイル提案として「Xアパレルコレクション」をお披露目。Xロゴ入りオリジナルTシャツ(1万4,850円・税込)を店内限定で予約販売する。人気の高い3機種をそれぞれモチーフにしたデザインで、「X-Proシリーズ」は黒を基調に白いステッチを入れたタイトめのシルエット、「Tシリーズ」は白と黒の中間のグレーでカジュアルかつモード感のあるデザイン、「100シリーズ」は白で日常使いしやすいボックスシルエットに仕上げている。
 「それぞれの機種の特性をTシャツのデザインに反映させました。エイジング加工を施し、カメラとともに長く愛用してほしいという願いを込めています」と担当者は説明。同コレクションは「愛おしさという感情をライフスタイル全体に広げていく試み」として位置づけられている。
 セルフポートレート体験コーナーも用意され、鏡に映る自分と向き合いながら撮影できる。撮影したデータはその場で印刷され、「最も愛おしい存在、場所、瞬間」といった問いかけに対応するアルバム形式で来場者に配布される。来店記念として「愛おしさという哲学」の世界観を持ち帰ることができる仕組みだ。

■ ポップアップストア名
 愛おしさを哲学する写真機店
■ 場所 代官山T-SITE 東京都渋谷区猿楽町16-15
■ 開催期間 2025年2月28日(金)〜3月30日(日)
■ 開催時間 11時00分〜19時00分 

デジカメ Watch
本誌:佐藤拓

出典)上記、『Yahoo!ニュース』 2025年2月28日 15:42 付配信より

実際に触れて操作できるよう「X-Pro3」「X-T5」「X100VI」が展示〜」
(出典:上記、『Yahoo!ニュース』 2025年2月28日 15:42 付配信より)
   ↓
X-Pro3」はメーカーの富士フイルムさんでは大分前に販売終了していて流通在庫
や中古市場を探すしか入手方法がありません。公式サイトの製品紹介ページからは
削除されていないのであるいは生産再開かリニューアルの準備が進んでいるのでは
ないかと今回の「愛おしさを哲学する写真機店」での本製品展示に期待が高まります。

 関連リンク集)
  『FUJIFILM X-Pro3 | カメラ | FUJIFILM X Series & GFX』 (公式特設)
  http://www.fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/
  『Xシリーズ | フジフイルムモール』 (公式通販サイト)
  https://mall-jp.fujifilm.com/shop/c/cfinepixX/

富士フイルムさんのレンズ交換式ミラーレス一眼デジタルカメラ「X-Pro3」は、
Appleさんのスマートフォン「iPhone16 Pro」と同じく製品名に「Pro」と明記されて
います。「Pro」とは「professional」のことで、主に「専門的な職業人」や「熟練者」、
「玄人(くろうと)」という意味があります。製品名に「Pro」と明記された製品は必ずしも
プロ用というわけではなく初心者の入門用としてもお薦めできる製品は多くあります。

プロのフォトグラファーさんやクリエイターさんからの評価が写真機の絶対的評価に
なるとは限らないと思います。誰の感情にも寄り添うメーカーさんの存在は貴重です。

2025年3月4日追記)

▽『Yahoo!ニュース』 2025年3月5日 15:26 付配信
 画像とスクリーンショットは2025年2月20日 19:20 現在のものです(こちら
 富士フイルム「Xシリーズ」の世界観を体感。
 ポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」が
 代官山T-SITEにオープン(PHILE WEB)
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 (c)Yahoo!ニュース / 音元出版

 関連ニュースリンク集)
  『Yahoo!ニュース』 2025年3月5日 15:26 付配信
  富士フイルム「Xシリーズ」の世界観を体感。
  ポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」が
  代官山T-SITEにオープン(PHILE WEB)
  (こちらをクリック)
  『PHILE WEB』 2025年3月5日 15:26 付配信 ←元記事
  富士フイルム「Xシリーズ」の世界観を体感。
  ポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」が
  代官山T-SITEにオープン
  https://www.phileweb.com/news/d-camera/202503/04/1316.html
■自身のなかにある“愛おしさ”という感情に向き合える空間

 富士フイルムは、デジタルカメラ「Xシリーズ」の新しいブランドタグライン「愛おしさという哲学」の発表に併せて、その世界観を体現するポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」を、代官山T-SITEに2025年2月28日(金)から3月30日(日)までの期間限定でオープンした。

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「愛おしさを哲学する写真機店」。入り口から続く「愛おしさを哲学する間」

〔中略〕

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店舗の入り口横には時間の概念をなくした
Xシリーズをモチーフにした時計が置かれている

〔中略〕

 富士フイルムイメージングシステムズ(株)コンシューマー事業本部 事業推進本部 カメラ事業部 副事業部長・田口貴広氏は「“愛おしさ”というのは誰もが持っている感情です。時間を止めて、ご自身のなかにある愛おしさという感情にじっくりと向き合ってほしい」と気づきの場を提供する。

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富士フイルムイメージングシステムズ(株)コンシューマー事業本部 事業推進本部
カメラ事業部 副事業部長・田口貴広氏

〔中略〕

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Xシリーズに注がれたこだわりを知る空間となる「Xを哲学する間」
新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」の考え方を掲示

 「音」のコーナーでは、シャッター音やダイヤルを回す音のモデルごとの違いを体験することができる。操作時の心地よさにもつながる“音”へのこだわりは、Xシリーズがお客様から高い評価をいただいているポイントのひとつとアピールする。

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モデルごとのダイヤル音の違いを聴くことができる
 「ダイヤルの音と触感
  ダイヤルを回す / シャッターを押すなど実際に触って音をお楽しみください〜」

〔中略〕

 富士フイルムイメージングシステムズ(株)代表取締役社長・松本考司氏は「チェキやXシリーズが今本当にご好評をいただいておりますが、それではなぜ、富士フイルムが皆さんに支持されているのか。我々自身でもよく考えてみた結果、やはり、フィルムが好きな人に我々のカメラを支持していただいていると感じました」と話す。

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富士フイルムイメージングシステムズ(株)代表取締役社長・松本考司氏

 そして、そのことに対し一年以上かけて話し合った結果、「『愛おしい』 っていうすごく抽象的な気持ちなんですが、この気持ちが人の気持ちを動かすことで、カメラが欲しいとなってきていることがわかりました。それを正面から取り組んでメッセージとして伝えていこうというのが、今回のタグラインの意味になります」。
 それを感じ取る場としてオープンした「愛おしさを哲学する写真機店」。「我々のものづくりやマーケティングに対する思いをぜひ感じていただきたい。また、愛しさというのはカメラだけではなく、ライフスタイルにもつながるもので、今回のアパレルの展開を含め、これからは拡張性も視野に入れて活動していきます」。
 Xシリーズのユーザーともいろいろ話しをしたという松本社長。「Xシリーズを“相棒”と言われる方が非常に多く、カメラの存在を愛しんでくれている、愛してくれていることが伝わってきました。実際にXシリーズに触っていただけると、ダイヤルの感じですとか、そうしたところをちょっと感じていただけると思います」と「愛おしさを哲学する写真機店」への多くのお客様の来場を呼び掛けた。

〔中略〕

編集部:竹内 純

出典)上記、『PHILE WEB』 2025年3月5日 15:26 付配信より抜粋

ダイヤルの音と触感
 ダイヤルを回す / シャッターを押すなど実際に触って音をお楽しみください〜」
(出典:上記、『PHILE WEB』 2025年3月5日 15:26 付配信 挿入画像より)
   ↓
ダイヤルを回す / シャッターを押す」といった写真撮影する際の「音と触感」は、
やはり写真機の操作における大切な要素です。「触感」は感触と概ね意味は同じ
ですが、写真機を操作する際の感触だけでなく、ダイヤルやシャッターボタンなど
操作部に触れたときの手触りや肌触りまで含めた感覚も意味することになります。

松本考司富士フイルムイメージングシステムズ(株)代表取締役社長:
実際にXシリーズに触っていただけると、ダイヤルの感じですとか、
そうしたところをちょっと感じていただけると思います
(出典:上記、『PHILE WEB』 2025年3月5日 15:26 付配信 挿入画像より)
   ↓
寝る前に「Xシリーズ」の写真機に触っていると様々な感情が呼び覚まされて、
眠りにつくのが惜しくなってしまいそうです。でも、どうか良い夢を見てください。

 スマホで寝落ち
 写真機で覚醒!

*次の記事は、当ブログの2024年5月16日付記事を再編集し再掲載したものです。


次にご紹介する私たちの富士フイルムさんの
2024年4月17日付公開「中期経営計画 VISION2030」は
富士フイルムホールディングスグループ各社さんの「中期経営計画」です。
富士フイルムさんの写真関連の製品やサービスの取扱店と関係が深い個所を
抜粋し転載させていただきました。なお当店「安瑠芭夢驛 吉川写真店」は誠に残念
ではございますが、カメラ、レンズ、フィルム製品のお取り扱の予定はございません。
主に写真プリント関連の製品やサービスのお取り扱いが中心ですのでご了承下さい。
   ↓
▽『富士フイルムホールディングス』 (公式)
 株主・投資家情報 > IR資料室 > 経営計画・事業説明会
 2024年4月17日付公開「中期経営計画 VISION2030」
 「トランスクリプト(質疑応答含む)」 より、ファイルの写し(部分、PDFはこちら
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240417_fujifilm_vision_301_35.JPG
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 (c)富士フイルムホールディングス

 関連リンク)
  『富士フイルムホールディングス』 (公式)
  株主・投資家情報 > IR資料室 > 経営計画・事業説明会
  2024年4月17日付公開「中期経営計画 VISION2030」
  https://ir.fujifilm.com/ja/investors/ir-materials/presentations.html
  「トランスクリプト(質疑応答含む)」 (PDFはこちら
〔前略〕

後藤:
 本日はお忙しい中、富士フイルムホールディングスの新たな「中期経営計画 VISION2030」の説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。
 当社は創立90周年の節目にあたり、グループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」これを制定しました。来る100周年も、その先の未来においても、富士フイルムグループが社会にイノベーティブな価値を提供し続け、持続的に成長していくために、その原動力となる全ての従 業員がアスピレーション、志を持って、このグループパーパスの実現を目指してまいります。
 この新たなグループパーパスの下で策定した、2030年を最終年度とする「中期経営計画 VISION2030」についてご説明いたします。

〔中略〕

質疑応答

司会 [M]:
 それでは、質疑応答に移ります。
 シティグループ証券の芝野様、よろしくお願いいたします。

芝野 [Q]:
 まず1点目、CEOに、後藤さんに質問させていただければと思います。
 今回の3カ年の中計につきましては、直近3カ年が順調に進捗していたこともありますし、その延長線上の内容かなと思いますので、大きな意外感は個人的にはなかったです。この今回の中計の目標値、営業利益3,600億ということなのですが、この2030年に向けて計算しますと、6,000億円以上の営業利益を稼いでいくことになるかと思います。
 少し気が早いところではございますけれども、VISION2030という名前の背景には、この2030年のこの目標値をやっていく思いが、狙いがあるかなと思いますので、でしたら、次の4年間に向けて、どの事業がドライバーになっていくのか。もう少し解像度を高めてご説明いただければと思います。

後藤 [A]:
 本当は、2030年でももうちょっとクリアな数字を出そうかなとは思ったのですけど、やはり時代が今、かなり不透明な中で、確固たる自信を持って30年こうやるとは言えないところで、目安として売上4兆円、営業利益は15%以上を、共通の目標として掲げました。
 今度の中期が終わったあとの4年間、その中での成長ドライバーという意味では、まず一つはCDMOが最初の今回の中期で投資フェーズ、それが終わって30年に向けて、ここはもう回収というか、刈り取りのフェーズに入るというのは、これが一番大きい部分でございます。
 もう一つは、やはり半導体。今回、エレクトロニクスという事業を、括りをちょっと変えて、名前を変えて、横での人の異動、研究の効率的な開発というようなことで、今回、踏み切りました。半導体は、ご存知のとおり、間違いなく右肩上がりのトレンドが2030年まで続くであろう。その中で、われわれは確実に設備投資にも手を打ってまいっていますし、先期はEntegris社の半導体用プロセスケミカル事業(KMG社)を買収して、世界に20拠点、6つの研究施設という立地を確保しております。この二つが、やはり成長のドライバーになります。
 総じて言えば、ヘルスケア、もちろん、メディカルも⼀番のポイントは AI/IT、それと今、かなりいい成績を伸ばしてきております内視鏡は、もう一段弾みを付けることになるかと考えております。
 あとは、キャッシュカウと言いましたが、グラフィックコミュニケーションとくっついたビジネスイノベーション。これが30年に向けて安定的に利益を稼いでもらう。
 それと、イメージングなのですけど、皆さんご覧になって、イメージングがここまで来ているのに、もうちょっと伸びるのではないのという意見、多々あると思います。私の考えは、もうこの3年間で売上が5,000億弱できて、利益率が20%を超えるくらいの事業に育ててきた。これはひとえにブランドを大事にして、ブランドを守れ、ブランドを作れというところに尽きます。
 得てして、これまでの日本の写真業界でいいますと、売れたら大量生産して、その価値が下がって、というその繰り返しの連続でしたが、今回は、例えばデジタルカメラも先ほどありました、XシリーズとGFX。この二つです。GFXは大判、大型のCMOSのカメラとしては世界的に認知されてきた。このブランドを毀損することなく、利益を確実に稼いでいく思いで、今回、計画を立案しました。

〔後略〕

出典)上記、『富士フイルムホールディングス』 (公式)
    2024年4月17日付公開「中期経営計画 VISION2030」
    「トランスクリプト(質疑応答含む)」 より抜粋

▽『90周年特設ページ | 富士フイルムホールディングス株式会社』
 ホームページのスクリーンショット(部分、こちらをクリック)
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▽代表取締役社長・CEO挨拶:後藤禎一
 「イノベーティブな価値提供を通じて、地球上の笑顔の回数を増やしていきます。」
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 (c)富士フイルムホールディングス

 関連リンク集)
  『90周年特設ページ | 富士フイルムホールディングス株式会社』
  https://holdings.fujifilm.com/special/90th/ja/
  『富士フイルムのあゆみ 50年のあゆみ』 ↓資料的価値はより高いです。
  https://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/history/ayumi/list.html
イノベーティブな価値提供を通じて、
地球上の笑顔の回数を増やしていきます。

 富士フイルムグループは、2024年1月20日に創立90周年を迎えました。この長きにわたる歴史の中で、当社をご支援くださったすべてのステークホルダーの皆さまに心から感謝申し上げます。

 当社は1934年、写真フィルムの国産化を使命に「富士写真フイルム株式会社」として創業し、独自技術を進化させながら、画期的な製品・サービスを世に送り出してきました。2000年を境に、デジタル化の進展によって写真フィルム市場が急速に縮小し、本業喪失という未曽有の危機に直面しましたが、私たちは写真文化を守り、育てることが使命であると改めて決意し、写真事業の変革を進めました。また同時に、ヘルスケアと高機能材料という新たな成長の柱を育て、幅広い事業をグローバルに展開する企業へと大きく業態転換しました。さまざまな難局を全社一丸で乗り越え「第二の創業」を推し進めてきた経験は、常に時代の先を読み社会の期待にいち早く応えるスピード感や機敏性を磨き、それらが現場の力となって富士フイルムグループの成長を支え続けています。

 90周年の節目に当たり、よりよい未来を創るために富士フイルムグループが社会で果たしていくべき役割は何なのか社内で議論を重ね、この度「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」というグループパーパスを制定しました。来たる100周年もその先の未来においても、富士フイルムグループが社会にイノベーティブな価値を提供し続け、持続的に成長していくために、その原動力となるすべての従業員がアスピレーション(志)を持ってこのグループパーパスの実現を目指します。さまざまなステークホルダーの笑顔を創り出せる会社になることが我々の目指す未来像です。過去の学びを未来につなげ、富士フイルムグループの強みである技術力と多様な人材が持つ知恵を結集し、ヘルスケア、マテリアルズ、ビジネスイノベーション、イメージング、全ての事業を通じて社会課題の解決に貢献するとともに、人々に幸せな笑顔が何度も訪れるよう、これからも挑戦を続けてまいります。

代表取締役社長・CEO 後藤禎一

出典) 『90周年特設ページ | 富士フイルムホールディングス株式会社』より

後藤禎一 富士フイルム代表取締役社長・CEO:
「〜創立90周年の節目〜」
「〜ブランドを大事にして、ブランドを守れ、ブランドを作れ〜」
「〜これまでの日本の写真業界でいいますと、売れたら大量生産して、
その価値が下がって、というその繰り返しの連続でした
〜」
(出典:上記、『富士フイルムホールディングス』 2024年4月17日付公開資料より)
   ↓
私たちの富士フイルムさんは今年、2024年1月20日に創立90周年を迎えました。
創立準備段階から旧、富士写真フィルムさんと旧、富士写真光機さんの2社体制で
日本の写真業界の発展を目指されました。富士写真光機さん開発のカメラ、レンズ
は極めて高性能かつ高品質でしたからプロ写真家の評価も高く、私も学生時代から
愛用させていただいてきました。もとより富士フイルムさんには大手フィルムメーカー
さんとしてカメラ用フィルムの需要拡大を担う使命があり、プロ向けの製品とは別に
民生用カメラの量産化、低価格化も同時に推進してこられました。カメラ付スマート
フォンの台頭でカメラ用フィルムもデジタルカメラも日用品ではなくなった今、カメラ
で写真撮影することは高尚な趣味として再評価されています。富士フイルムさんの
カメラ、レンズ製品の開発、生産、販売の現場はようやく創立時に掲げられた理想
に立ち返り、本来あるべきブランドを作ることができる機会に巡り会えたと言えます。
世界唯一の総合写真メーカーとしての富士フイルムさんの本領発揮に期待します。

  ご 参 考

▽『富士フイルムホールディングス』 (公式)
 株主・投資家情報 > IR資料室 > 決算説明会
 2024年5月9日付公開「決算説明会資料」
 「トランスクリプト(質疑応答含む)」 より、ファイルの写し(部分、PDFはこちら
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 (c)富士フイルムホールディングス

 関連リンク)
  『富士フイルムホールディングス』 (公式)
  株主・投資家情報 > IR資料室 > 決算説明会
  2024年5月9日付公開「決算説明会資料」 (こちらをクリック)
  「トランスクリプト(質疑応答含む)」 (PDFはこちら
〔前略〕

質疑応答

司会 [M]:
 それでは質疑応答に移ります。

〔中略〕

島本 [Q]:
 もう1 問イメージングについて、1〜3月は好調にいっていると思いますけれども、キヤノンさんとかは少し在庫調整の話で、業績厳しい決算になったところがありまして、御社のカメラの事業、チェキも含めて、デジカメとチェキそれぞれ在庫調整とマーケットに変化が今年度ないのか。それなりに強い計画にはなっていると思うので、この辺り今の状況について教えていただけ ますでしょうか。

後藤 [A]:
 おかげさまで2023年度イメージング事業としましては、売上が4,000億円台の後半、利益率が21%ちょっとで、大変良い成績を収めることができました。
 特に3Qまでは好調でして、いつもは4Qでこのクリスマスシーズンが終わると、需要が下がるのがこれまでのパターンでございましたが、今回はいろいろその前に新製品を投入しながら、バックオーダーも抱えながら、4Qも良い成績を上げることができて、通年でこれだけの成績を上げるこ とができました。
 積極的な計画をと言われていますが、他のアナリストさんからはちょっと物足りないんじゃないの というような意見も前回中期の時ございました。
 ポイントはブランド力をどれだけ作って、それをどう維持するかが最大のポイントです。ですから作りすぎちゃって、値段を下げるとか、それはかなりもったいないことというか、富士フイルムがずっとやろうとしてきたところはやっと今それが叶うようになってきた。
 一つは特徴があるカメラ、例えばGFXシリーズは、世界でも一番大きいCMOSを搭載しまして、プロユーザー、それからアドバンスドアマチュア、絶大なる信頼を得ておりまして、値段も相当かかりますが、まだ買っていただくお客さんがバックオーダーを待っている。それに付随してレンズも売れているところです。
 ブランド力をどうやって構築するか、そしてお客様が持っているその購入されたプロパティの価値を下げないところに集中しながら、イメージング全体、チェキもそうですけど、それを引っ張っていきたいと考えております。
 例え話で言えば、社内で僕が言っているのは、ドイツの有名なメーカーライカっていうのは、いまだに古いカメラも、今売っているカメラも、かなり高い価値を維持しているところが目標とするところです。これまでの富士フイルムのカメラの売り方を、根本的に変えていくところが、ミラーレスカメラのわれわれが目指すところでございます。

島本 [Q]:
 分かりました。一点確認で、在庫の状況等は平常な状況だという、そういう理解でいいですか。

後藤 [A]:
 はい。

司会 [M]:
 それでは、以上をもちまして富士フイルムホールディングス決算説明会を終了いたします。本日はご参加いただき誠にありがとうございました。

[了]

出典)上記、『富士フイルムホールディングス』 (公式)
    2024年5月9日付付公開「決算説明会資料」
    「トランスクリプト(質疑応答含む)」 より抜粋

岡三証券 島本隆司:
「〜キヤノンさんとかは少し
在庫調整の話で、業績厳しい決算になった
〜」
「〜御社のカメラの事業、チェキも含めて、デジカメとチェキ
それぞれ在庫調整とマーケットに変化が今年度ないのか
〜」
(出典:上記、『富士フイルムホールディングス』 2024年5月9日付公開資料より)

後藤禎一 富士フイルム代表取締役社長・CEO:
「〜作りすぎちゃって、値段を下げるとか、それはかなりもったいないこと〜」
例え話で言えば、社内で僕が言っているのは、ドイツの有名なメーカーライカってい
うのは、いまだに古いカメラも、今売っているカメラも、かなり高い価値を維持している
ところが目標とするところです。これまでの富士フイルムのカメラの売り方
を、根本的
に変えていくところが、ミラーレスカメラのわれわれが目指すところでございます。
(出典:上記、『富士フイルムホールディングス』 2024年5月9日付公開資料より)
   ↓
「〜ドイツの有名なメーカーライカっていうのは、いまだに古いカメラも〜」
   ↓
1930〜50年代に発売されたライカさんのレンズ交換式カメラは事実上のオープン
規格で、富士フイルムさんも1950年代に当時のライカ用高性能交換レンズを他社
と競い合って開発しプロ写真家から高い評価を得ました。その後4×5インチ以上の
大判シートフィルムを使用するカメラ用の交換レンズも開発し主に広告写真の分野
で長く支持されました。私も大学の実習でお世話になりましたし個人でも愛用させて
いただきました。コンパクトデジタルカメラが普及し始めた2000年前後、今もそうで
すが富士フイルムさんの製品はその頃から色再現が非常に美しく、店頭のサンプル
プリンントに魅せられた私が初めて買ったデジカメが「FinePix 4700Z」。20世紀
最後の年の春のことでした。本製品は「LEICA DIGILUX 4.3」の名称でライカさん
にもOEM供給されました。しかし間もなくデジタルカメラ市場には無数のメーカーが
参入し始め、富士フイルムさんの製品も激しい価格競争に巻き込まれてしまいます。
プロ仕様の物づくりで社会に貢献することこそ富士フイルムさんの本来の使命です。
長年にわたり富士フイルムさんの事業に貢献してこられた現CEOの後藤禎一さん
からの上記の2024年5月9日開催決算説明会での発言には魂の叫びを感じます。
アナリストさんからの質問への応答の範囲を越え熱い想いを語っていただけました。

2018年3月2日付記事より再編集し再掲載
 『富士フイルム』 (公式)
 2000年4月更新「ニュースリリース」 画像と印刷用ファイルの写し(こちら)。
 世界初「スーパーCCDハニカム」搭載!!
 新画質基準、ハニカム超高画質!
 従来のデジタルカメラをしのぐ高解像度、高感度、
 色再現性を実現した新世代デジタルカメラ
 「デジタルカメラ FinePix 4700Z」新発売
 (2000年3月1日発売、希望小売価格:税別128,000円
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▽「FinePix 4700Z」 ニュース画像の写し。
 私が初めて買ったデジタルカメラが「FinePix 4700Z」なんですよ! そのために
 思い切って初めてのマイパソコンと写真画質を実現したインクジェットプリンターも
 買いました。店頭で家電系ブランドデジカメのサンプルプリントとも見比べましたが、
 段違いに富士フイルムさんの色再現が“美しい”と感じました。現行製品は、さらに
 洗練され円熟味も増していると思います。本機種は、デザインの意匠も秀逸です。
fujifilm_fx4700z_001_h.jpgfujifilm_fx4700z_02_h.jpg
 (c)富士フイルム

 関連リンク)
  『富士フイルム』 (公式)
  2000年4月更新「ニュースリリース」
  世界初「スーパーCCDハニカム」搭載!!
  新画質基準、ハニカム超高画質!
  従来のデジタルカメラをしのぐ高解像度、高感度、
  色再現性を実現した新世代デジタルカメラ
  「デジタルカメラ FinePix 4700Z」新発売
  http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj592s.html

富士フイルムさんの最新鋭のコンパクトなデジタルカメラ「FinePix 4700Z」に満足
した私は5か月後に発売された姉妹機「FinePix 4900Z」も発売と同時に追加購入。
レンズ交換こそできませんが、一眼レフカメラに迫る写真撮影を堪能できる本格派で、
「FinePix 4700Z」と同様に1/1.7型の約240万画素スーパーCCDハニカムイメー
ジセンサー(画素ピッチは推定約4.2μm)を採用し、F2.8〜3.1の7.8〜46.8mm
(135判換算で約35〜210mm相当)の撮影レンズを搭載。各操作部はマニュアル
に切り替えでき汎用の外付けフラッシュも装着できるホットシューまで備わっていたに
もかかわらず価格が「FinePix 4700Z」と同じであることに驚きました。当時はとても
安く感じたものです。私は「FinePix 4900Z」の設計思想から富士フイルムさんなら
最もプロが理想とするデジタルカメラの時代を築けると確信しました。そしてその確信
はまさに的中したのです。当時の他社さんのデジタルカメラはフィルム一眼レフカメラ
にデジタル撮影装置を継ぎ足したものか静止画撮影に特化したビデオカメラのような
製品ばかりで「FinePix 4900Z」こそ写真撮影のための正統派デジタルカメラでした。
一眼レフ市場を撤退されて久しい富士フイルムさんの新市場への挑戦に歓喜しました。

2018年3月2日付記事より再掲載
 『富士フイルム』 (公式)
 2000年8月1日付「ニュースリリース」 画像と印刷用ファイルの写し(こちら)。
 「デジタルカメラ FinePix 4900Z」 新発売 
 (2000年9月10日発売、希望小売価格:税別128,000円
000801_fujifilm_news_301_1.JPG
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▽「FinePix 4900Z」 ニュース画像の写し。
fujifilm_fx4900z_h.jpg
 (c)富士フイルム

 関連リンク)
  『富士フイルム』 (公式) 2000年8月1日付「ニュースリリース」
  明るい大口径光学6倍ズームレンズ搭載
  スーパーCCDハニカムとの組み合わせで超高画質を実現!
  本格的なマニュアル撮影機能を備えた超高画質デジタルカメラ
  「デジタルカメラ FinePix 4900Z」 新発売

富士フイルムさんがレンズ交換式のいわゆるミラーレス一眼カメラ市場に参入された
2012年頃、電子ビューファインダーの画質もイメージセンサーのオートフォーカスの
合焦速度も改良の余地があり、ミラーを用いたデジタル一眼レフカメラの光学ファイン
ダーやオートフォーカス機構の信頼性に及ぶ性能ではありませんでした。一眼レフに
勝るセールスポイントはより小型軽量であるという一点で、従来の一眼レフ利用者層
からは交換レンズも含め気軽に携行できるサブカメラシステムであることが求められ
ました。富士フイルムさんも当初はそうした要望に応えた製品を充実させ、カメラ付き
スマートフォンが台頭するまで10代の若い女性のお客さまの間でも人気商品でした。
量販店での価格も下がり店頭では「カメラ女子用」に位置付けられたときもありました。

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2022年11月29日付記事
  【人類最新のカメラ女子御用達メーカー製品】
  ミラーレス一眼デジタルカメラのダブルズームレンズキット+α!
  私たちの富士フイルムさんから「FUJIFILM X-S10」の
  ダブルズームレンズキットに最適な自撮り向き「三脚グリップ TG-BT1」
  が本日2022年11月29日発表! 2022年12月15日発売予定!
  税込3万8500円(メーカー希望小売価格)で各種リモコン操作に対応!

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2022年11月20日付記事
  【人類最新のカメラ女子御用達メーカー製品】
  ミラーレス一眼デジタルカメラのダブルズームレンズキット!
  OMデジタルソリューションズさんから「OLYMPUS PEN E-P7」の
  ダブルズームレンズキットが2022年11月18日より順次発売!
  税込11万8800円(OM SYSTEM STORE)で4K動画撮影にも対応!
  & カメラ女子が選ぶスマホは「Xiaomi 12 Pro」かそれとも?

しかしこの10年余の間に電子ビューファインダーの画質もイメージセンサーのオート
フォーカスの合焦速度も飛躍的に向上し、かつ4K以上の動画撮影にも対応したこと
で一眼レフとの地位は逆転します。ミラーレスの方が撮影レンズの光学設計の制約
が少なく、富士フイルムさんの光学技術の真価が発揮される好機が到来したのです。
プロの写真家さんだけでなく映像制作者さんの間でも富士フイルムさんの光学製品
の評価はもともと高く、高性能な交換レンズ群とそれに見合う高性能なカメラ本体が
続々発売され、法人向け市場への出荷は堅調のようです。そうした中で、アマチュア
にもなじみやすい「X-T50」は富士フイルムさんのあるべきブランドイメージを一般の
市場に広く深く浸透させる役割を担うことになるでしょう。正当な評価が期待されます。


*以上の記事は、
 次の当ブログの2024年5月16日付記事を再編集し再掲載しました。

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2024年5月16日付記事
  富士フイルムさんから中堅クラスのレンズ交換式
  ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T50」が発表されました
  http://poppop.sblo.jp/article/190899961.html

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2024年10月14日付記事
  【再掲載】
  富士フイルムさんからの発売が噂される
  レンズ交換式ミラーレス一眼デジタルカメラ
  「FUJIFILM X-M5」(仮)はカメラ女子待望の
  久しぶりのエントリーモデルになるのか?
  http://poppop.sblo.jp/article/191097719.html

 関連記事)
  当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
  2024年1月20日付記事
  私たちの富士フイルムさんは今年、
  2024年1月20日に創立90周年を迎えました
  http://poppop.sblo.jp/article/190917628.html
posted by 安瑠芭夢驛(アルバムステーション) 吉 川 写 真 店 at 17:29| 業界の話題