*この記事は、ただ今編集中です。思いのほか、大作になる予定(?)です。
*この記事は、当ブログ2020年1月21日付記事の続きです。
*この記事は、2020年1月31日から2月中旬下旬にかけて編集、追記されたもの
です。また、それ以前に取材、撮影された資料や写真なども含まれます。
【駅から駅へ、各駅停車路線バスの旅】
鳩山町営路線バス北部線(高坂駅〜上熊井)が今日、
令和2年(2020年)1月31日(金)に越生駅東口まで延伸されます!
「時間の駅舎(ときのえき) 化石と自然の体験館」が
越生駅からより近くて便利に
このバスは鳩山町が、平成29年(2017年)4月1日より(無料実験は1月11日〜3月
31日)町民の方々の日常生活を支える公共交通網として運営している路線バスです。
なお運行事業者は東武鉄道系列の朝日自動車グループの
川越観光自動車さんです。
町外から観光気分で乗車するのは少々不謹慎かもしれませんが、
駅から駅へ、正真正銘絵に描いたような各駅停車路線バスの旅が今日、
令和2年(2020年)1月31日(金)から始まります。
東松山市「
化石と自然の体験館」へのお出かけも、
越生駅からより近くて便利になります。
さあ、新たなる旅路へ!
関連リンク集)
町営路線バス(高坂駅〜上熊井〜越生駅) | 鳩山町公式サイト
鳩山町地域公共交通網形成計画 | 鳩山町公式サイト
(
こちらをクリック)
『鳩山町地域公共交通網形成計画 平成28年3月 鳩山町』
(鳩山)町営路線バス(高坂駅〜上熊井)
鳩山町北部地域活性化基本条例に基づく活性化の推進モデル地区である泉井地区と上熊井地区では、地域と町との協働指針となる「活性化取組方針」を策定しています。この方針に基づく事業の一つが「町営路線バス新設事業」です。
この事業の位置づけは、町が平成28年3月に策定した「鳩山町地域公共交通網形成計画」に基づく特定事業となります。
平成29年(2017年)4月1日から実証運行を行っており、平成29年(2017年)10月15日から東松山市内にバス停を追加し、ダイヤ改正を行いました。
また、令和2年1月31日より越生駅東口まで延伸し、時刻表が変わりました。
〔中略〕
令和2年(2020年)1月31日から、越生駅東口まで延伸します。
〔後略〕
出典)上記「町営路線バス(高坂駅〜上熊井〜越生駅)」
鳩山町公式サイトより抜粋。
▽キタ――(゚∀゚)――!! 来ました! 本日3本目の越生駅東口行。
延伸初日の高坂駅発の鳩山町営路線バス。越生駅入口のバス停は通過でしたの
で定刻より約1分早い越生駅東口への到着です。
2020年1月31日(金)午後1時撮影。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽(右)越生駅東口のロータリー入口のバス降車場は使用せずに通過するようです。
(左)到着後お客さまが2名降車されました。手前は
ときがわ町路線バスのバス停。
2020年1月31日(金)午後1時撮影。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽越生駅東口で発車時刻を待つ「鳩山町営路線バス 上熊井コース(高坂駅ゆき)」。
LED表示のため、明るい所で写真に撮ると読みにくくなります。申し訳ありません。
2020年1月31日(金)午後1時過ぎ撮影。



(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
*取材中、お店の留守をどうしていたのかは当店だけの企業秘密です(@_@;)?*以降の当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」撮影の写真は2020年1月31日(金)
以外の日に撮影されたものも含まれます。
▽去年の平成31年(2019年)3月16日の越生駅東口開設当時から準備中だった
「鳩山町営路線バス 上熊井コース(高坂駅行)」バス停がいよいよ使用開始です。
2019年12月24日(火)撮影(当ブログ
2019年3月15日付記事もご覧ください)。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
*本バス停整備の財源に関しては、関係する自治体へお問い合わせ願います。
(私見ですが私は、屋根もベンチも無いよりは有った方が良いように思います。)
▽越生駅東口バス停の高坂駅行時刻表(左)と路線図(右)。
「鳩山町営路線バス北部線」と表記されているので「北部線」が正式名称でしょうか。
2019年12月24日(火)撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽仲良し ♪ ( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
越生駅入口バス停。
ときがわ町路線バスのバス停に新しくお友だちが増えました。
当店「安瑠芭夢驛 吉川写真店」の最寄のバス停になります。ぜひご利用ください。
2019年12月24日(火)撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽越生駅入口バス停の、越生駅東口行時刻表です。どうぞご利用ください。ところで、
背後の月極駐車場に私の愛車も停まっているのですが、こちらからは見えません。
2019年12月24日(火)撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽越生駅入口バス停から越生駅東口を望む。まさに越生東は交通至便!!
(左の白い建物は、ドラッグストア「ウエルシア越生店」さんです。)
2019年12月24日(火)撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
鳩山町営路線バス北部線およびその経由地域の
将来に関する鳩山町役場公開の各種公式資料
現在「鳩山町営路線バス北部線」が経由する鳩山町泉井地区では「体験・交流施設」
が、同じく上熊井地区では「農産物直売所」が建設中です。これらの施設についても、
機会をあらためて取材させていただこうと思います。
▽『はとやま公共交通マップ』(上熊井〜越生駅東口 延伸前) (現行PDFは
こちら)。
竹本から越生駅入口までの間は、実は私の毎日の通勤ルートと重なっています。
車窓風景は四季折々の変化に富んでいて、里山の風情を存分に満喫できます。
竹本から化石と自然の体験館(旧、葛袋貨物駅跡地)までの間も、素晴らしい比企
丘陵の景観が連なります。県内で唯一室内で化石発掘体験ができる稀有なる施設、
化石と自然の体験館のテーマは「時間の駅舎(ときのえき)」。当店は「安瑠芭夢驛」。
(c)鳩山町、川越観光自動車
▽(左)『町営路線バス 上熊井〜越生駅東口 延伸後の運行ルート・バス停位置』
(右)『鳩山町営路線バス(越生駅東口〜上熊井・大橋〜高坂駅) 時刻表』(
PDF)
(c)鳩山町、川越観光自動車
関連リンク集)
鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案) | 鳩山町公式サイト
(
こちらをクリック)
『鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案) 鳩山町』
(PDFは
こちらをクリック)
『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』
(PDFは
こちらをクリック)
『鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)に関する
パブリックコメントの実施結果について 【平成31年2月22日】 鳩山町』
(PDFは
こちらをクリック)
『鳩山町地域公共交通 再編実施計画 令和元年8月一部改定 鳩山町』
(PDFは
こちらをクリック)
▽鳩山町公式サイト内
鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)ページの写し(スクリーンショット)。
(
こちらをクリック)

(c)鳩山町
▽『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』より、1頁の表紙(左上)と
8頁の裏表紙(右上)、2〜3頁見開き(2列目)、4〜5頁見開き(3列目)、6〜7頁
見開き(4列目)の写し(PDFは
こちらをクリック)。






(c)鳩山町
『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』表紙
町民の皆さんと考える
鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)
町では、平成21年2月に鳩山町地域公共交通総合連携計画(計画期間:平成21年度〜平成23年度)を策定し、デマンドタクシー及び町内循環バスの運行等に取り組んで、町内移動手段の充実を図ってきました。
また、鳩山町地域公共交通会議(事務局:鳩山町政策財政課)では、通勤や通学などの利便性向上、町外へアクセスする路線バスの充実など、鳩山町民の暮らしを支え、持続可能なまちづくりと一体となった公共交通体系を構築するために、基本計画となる「鳩山町地域公共交通網形成計画」(計画期間:平成28年度〜平成32年度)を平成28年3月に策定しました。
この基本計画に定められた施策や事業を推進するため、平成29年3月に「鳩山町地域公共交通再編実施計画(案)」を検討し、その結果に基づき、平成29年10月から再編を実施 する予定でした。しかし、既存の公共交通を整理統合して収支率の向上を図る再編実施計画でないため、結果的に国の認定を受けることが難しい状況となりました。
このような状況を踏まえ、鳩山町地域公共交通会議では、バス等の運行財源は国の制度化された特別交付税措置で、バス停等の整備は県の補助金を活用した内容に見直し、「地域公共交通再編実施計画(再検討案)」を策定しました。
この特別号では、その概要をお伝えするとともに、皆さまからのご意見を伺うパブリックコメントの実施やワークショップ(懇談会)の開催をご案内します。
ぜひ、皆さまのご意見をお聞かせください。
出典)上記『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』表紙より。
続きます。
『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』2頁(一部抜粋)
町営路線バスの運行
デマンドタクシーは、新たな公共交通として定着してきましたが、運行エリアが原則として町内に限られており、町外への公共交通の確保が大きな課題となりました。特に、町の北部地域は公共交通のない交通不便地域となっていました。
そこで、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」が平成26年11月に改正された機会をとらえ、「越生駅〜町の北部地域〜高坂駅」をつなぐ町営路線バスの運行を柱とする鳩山町地域公共交通網形成計画(計画期間:平成28年〜平成32年度)を、平成28年3月に策定しました。
地域公共交通再編実施計画(案)
地域公共交通網形成計画は鳩山町の公共交通の基本的な計画であり、計画に位置付けた事業に対する国の財政支援を得るためには、地域公共交通再編実施計画を策定する必要があります。
そこで町は、平成29年3月に鳩山町地域公共交通再編実施計画(案)を作成しましたが、町営路線バスが実証運行中であることや、既存の公共交通を整理統合して収支率の向上を図る再編実施計画でないと、国の認定を受けることが難しいことが分かりました。
地域公共交通再編実施計画(再検討案)
鳩山町の再編実施計画(案)は、町外への公共交通手段の確保を大きな目的としており、町営路線バスをは じめ、新規の路線も整備する計画内容となっています。したがって、再編実施計画(案)を、国の認定が受けられる内容に修正することは、根本的に困難です。また、国の認定(財政支援)が受けらないことから、再編内容は必要最小限とし、事業費コストを抑えることが重要です。
このような考えで、今回、地域公共交通再編実施計画(再検討案)を作成しました。
出典)上記『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』2頁より。
▽『鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)に関する
パブリックコメントの実施結果について 【平成31年2月22日】 鳩山町』全頁写し。



(c)鳩山町
『鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)に関する
パブリックコメントの実施結果について』
【平成31年2月22日】
1 概要
(1) 実施期間:平成30年12月3日(月)〜平成31年1月4日(金)
(2) 意見提出者数:2人(メール1人、文書1人)
(3) 意見件数:2件
(4) 周知方法:広報はとやま公共交通特別号
(平成30年12月1日発行 全戸配布)
鳩山町ホームページ
2 提出されたご意見と鳩山町地域公共交通会議及び町の考え方
ご意見 番号1
(提出いただいたご意見の原文)
*29年6月議会の議員の質問:1月からの試験運行も終わり、4月から有料になったが利用者はどのようになったか。
+試験運行の延べ利用者数は80日間で3251人で1日平均上り線、下り線の合計が40.5人、4月からの有料運行になってから61日間で延べ872人で1日平均14.3人と試験運行の3分の一に減少したと答弁がありました。1便当たり0.57人(1日25便)で半分以上が空車状態と思われます
*又、年間総額5400万円の事業費をかけた上熊井発、高坂駅行のバスは国の補助金はどのくらい来るのかとの質問。
+町営路線バスに対する補助金は、現在の地域公共交通確保維持事業では補助対象になっていない。再編実施計画の策定を進めているが、認定条件は極めて厳しく実証運行期間の平成31年春までは、認定申請も困難で、町営路線バスを補助対象とするには利用者数を増やすなど大変厳しい条件があると答弁された。
*その後、「広報はとやま29年8月号」で国による認定を受けるための要件を満たすことが出来ない理由から、当初再編計画を予定していた平成29年10月から31年春に延期する事となった。この認定を受け、補助金の獲得に向けた取り組みと同時に利用者の増加に向けた取り組みを進めたい。
1)平成29年度、10月に東松山市内にバス停の追加と通勤・通学定期を導入
2)平成30年度、再編計画を策定し、国に認定申請
3)平成31年春、新たな運行形態がスタート
*29年9月議会の議員の町営路線バス北部線の質問:同様の答弁がなされた。
考察(意見)
*「広報はとやま特別号30年12月号」の再編実施計画によれば、利用者数は1日あたり45.3人となっています。
これは、1日片道13本、往復26本であり、1本(便)あたり1.7人となる。(これは、当初の利用数1本(1便)0.57人からみれば増加したが、とても事業というものではない)
年間運行経費4772万円、運賃収入221万円である。再編実施計画(案)を国の認定が受けられる内容に修正することは、根本的に困難です又、国の認定が受けられないことから、再編内容は必要最小限とし事業コストを 抑えることが重要です。
1)とありますが、それでは猶更、実施計画を抜本的に見直すべきではないでしょうか。
この事業は、真に北部地域の活性化事業になるのか、1便当たり1.7人の利用で北部地域の多くの人がこの事業を望んでいるのか、費用対効果も考える必要があるのではないか。これだけの財源を使うのなら、より多くの人達の為の活性化事業が実施できるのではないでしょうか。
2)実施するにしても、利用状況にあわせて便数の減便、路線の変更、又、小型化(マイクロバス程度)、或いは町内循環バスの活用など、抜本的な改善を実施することが必要であると考えます。
財政状況が極めて悪化している鳩山町において、このような大きな財源は見当たりません。又、町民の理解も得られないと思います。人口減少が甚だしい状況で将来世代に大きな課題を残すことは避けなければなりません、是非とも充分な再検討をお願いします。
鳩山町地域公共交通会議及び町の考え方
(ご意見 番号1 について)
・ご意見にあるように、町営路線バス北部線は、路線バスの空白地域である北部地域と高坂駅とを結ぶ路線として、平成29年1月に無料による試験運行を開始いたしました。平成29年4月からは、道路運送法第4条許可を取得しまして有償運行となり、その後バス停の追加や通勤・通学定期の導入など利便性の向上を図って参りました。
・利用者につきましては、現在1日あたり45.3人となっておりますが、試験運行時よりも増加傾向にあり、徐々にではございますが利用者の方に認知されていると考えております。
・また、財源については、広報はとやま公共交通特別号(平成30年12月1日発行)でも掲載したとおり、町営路線バスに対する補助金は現在のところありませんが、運行経費に関しては国から特別交付税という形で運行経費のうち8割の予算措置があります。
・町営路線バス北部線は、鳩山町北部地域活性化基本条例、泉井地区及び上熊井地区の活性化取組方針に基づく事業として実施するもので、地域の皆さんのご意見・ご要望を集約した取組みで、町内の北部地域の公共交通空白地域の解消と活性化推進をするための事業でございます。このため、計画に基づいて実施する予定ですが、ご指摘の点も理解できますので、事業実施にあたっては事業コストを抑えるように努めたいと考えております。
ご意見 番号2
(提出いただいたご意見の原文)
日頃より町政にご尽力されありがとうございます。「町のこれからの公共交通について」について意見を述べさせていただきます。
鳩山ニュータウン地域と坂戸市にっさい地域との交通手段を確保していただきたい。高齢者にとっては大切な方もおられると存じます。バスが先だってまで通じておりましたが、現在はダイヤ改正でなくなってしまいました。将来への芽をつんでしまったと誠に残念です。
今回の検討案にも何もふれられておりません。是非“にっさい花みずき”へのバス路線の復活、活用していただくようお願いいたします。
鳩山町地域公共交通会議及び町の考え方
(ご意見 番号2 について)
・鳩山ニュータウンとにっさい花みずきを結ぶ路線(民間バス路線)が運行しておりましたが、平成30年10月1日のダイヤ改正によって運行は終了いたしました。
・この路線を運行している川越観光自動車株式会社によりますと、運行当初は利用者が多かったものの、近隣市等で大型ショッピングモールなどがオープンし、利用者が大幅に減少し、採算ラインを大きく下回る状況が続いていたため、今回のダイヤ改正において運行を終了したということでございます。
・仮に、町で運行を補助する、あるいは代替路線を整備すると多額の町負担となります。
・また、町内に大型スーパー等がございますので、町内の商業育成という観点からもメリットがあるとは思えません。
・このような課題を含め、入西地域への交通手段については、今回の再編計画では検討事業として位置づけをさせていただきます。
※ご意見は、原則としていただいた原文を記載していますが、
個人名等の記載部分は削除しています。ご了承ください。
出典)上記『鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)に関する
パブリックコメントの実施結果について 【平成31年2月22日】』より。
次に、上記出典より、
「鳩山町地域公共交通会議及び町の考え方」の一部を抜粋し、再掲載します。
〔前略〕
・町営路線バス北部線は、鳩山町北部地域活性化基本条例、泉井地区及び上熊井地区の活性化取組方針に基づく事業として実施するもので、地域の皆さんのご意見・ご要望を集約した取組みで、町内の北部地域の公共交通空白地域の解消と活性化推進をするための事業でございます。このため、計画に基づいて実施する予定ですが、ご指摘の点も理解できますので、事業実施にあたっては事業コストを抑えるように努めたいと考えております。
〔中略〕
・鳩山ニュータウンとにっさい花みずきを結ぶ路線(民間バス路線)が運行しておりましたが、平成30年10月1日のダイヤ改正によって運行は終了いたしました。
・この路線を運行している川越観光自動車株式会社によりますと、運行当初は利用者が多かったものの、近隣市等で大型ショッピングモールなどがオープンし、利用者が大幅に減少し、採算ラインを大きく下回る状況が続いていたため、今回のダイヤ改正において運行を終了したということでございます。
・仮に、町で運行を補助する、あるいは代替路線を整備すると多額の町負担となります。
・また、町内に大型スーパー等がございますので、町内の商業育成という観点からもメリットがあるとは思えません。
〔後略〕
出典)上記『鳩山町地域公共交通再編実施計画(再検討案)に関する
パブリックコメントの実施結果について【平成31年2月22日】』より抜粋。
補足です。
『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』7頁(一部抜粋)
◆ピオニウォーク線への乗り継ぎ利用促進
当初、鳩山町方面の路線バス利用者が高坂駅でバスに乗り継いでピオニウォーク線を利用する場合には、「高坂駅〜ピオニウォーク間往復100円」の利用券を導入する予定でした。 しかし、町営路線バスの起終点が高坂駅東口から高坂駅西口となり、町営路線バスからピオニウォーク行きのバスに乗車するには、西口から東口まで高架の自由通路によって横断することとなりました。このため、乗り継ぎニーズが当初計画時とは異なっていると考えられ、今後、ワークショップやニーズ調査実施等により、必要性などを再検討します。
出典)上記『広報はとやま公共交通特別号 2018.12.1 No.563』7頁より。
お買物はぜひ
鳩山町内で!
そろそろこの辺で何か暖かい物でも、
どうぞご自由にお召し上がりください。
鳩山町営路線バス北部線の
越生駅東口バス停や越生駅入口バス停が
最大限有効に活用されることを願ってやみません
『鳩山町地域公共交通再編実施計画』及び
『鳩山町北部地域活性化基本条例』等に基づく新しい
鳩山町営路線バス北部線事業の成功を深くお祈り申し上げます(v人v)
▽上記『鳩山町地域公共交通 再編実施計画 令和元年8月一部改定 鳩山町』より、
1頁(左上)〜2頁(右上)、7頁(左中)〜8頁(右中)、26頁(左下)〜27頁(右下)
の写し(PDFは
こちら)。



(c)鳩山町
上述のとおり、現在「鳩山町営路線バス北部線」が経由する鳩山町泉井地区では「体験・交流施設」が、同じく上熊井地区では「農産物直売所」が建設中です。それらの計画は次の公式
資料『鳩山町地域公共交通網形成計画 平成28年3月 鳩山町』内にも記載されてい
ます。これらの施設についても、機会をあらためて取材させていただこうと思います。 関連リンク)
『鳩山町地域公共交通網形成計画 平成28年3月 鳩山町』
▽上記『鳩山町地域公共交通網形成計画 平成28年3月 鳩山町』より、
15頁(左)〜16頁(右)の写し(画像はイメージです / PDFは
こちらをクリック)。

(c)鳩山町
上記『鳩山町地域公共交通網形成計画 平成28年3月 鳩山町』には、
「事業推進にあたっては、国や県の補助交付金を活用しますが、補助対象とならない
事業について、創生総合戦略の財源活用を検討します」と記載されています。さらに、
“民間活力”も行政に活用されるために存在しています。心強いですね。
鳩山町には、「鳩山町営路線バス北部線」が経由する地域に企業や観光施設を誘致
する構想があるのでしょうか? 豊かな自然環境を活かして何か実現できそうですね。
しあわせの予感。
農作物の加工食品製造会社(蔵)、地ビールレストラン、
畜産物の加工食品製造会社、バーベキュー広場、
観光つりぼり、観光フルーツ農園、市民農園、
お花の名所、バードサンクチュアリ、ビオトープ、
フィールドアスレチック、麺打ち道場、陶芸教室、美術館、
博物館、(素朴な)テーマパーク、日帰り温泉、など
は、私の発想。ありきたり、でしたか(^^;ゞ
(孔球場ならもういっぱい。工業団地? えー、工業団地、ですか?)
でなけれは、近隣自治体との“連係プレイ”も“あり”ですよね!
テーマは「時間の駅舎(ときのえき)」 2016年4月開館の東松山市「化石と自然の体験館」へのお出かけも 鳩山町営路線バス北部線の越生駅東口延伸で 越生町からより近くて便利になります そもそも、なぜ、 埼玉県東松山市坂東山(ばんどうやま)で サメの歯の化石が大量に見つかるのか?それは、
サメの歯は食事などで1本でも欠けると歯列ごと全部、何回でも生え変わるからです。
「1尾のサメが生涯に使う歯の数は最大で数千にのぼる(
サメ - Wikipedia)」のだそ
うです。あるいは、それ以上という説もあります。どうりで、サメの世界の歯医者さんが
童話やアニメに登場しないわけですね。
え? 質問の答えになっていないですか??
ああ、「なぜ、埼玉県東松山市坂東山(ばんどうやま)で」見つかるのか???
について、ですね!
その疑問を解き明かすための
「時間の駅舎(ときのえき) 化石と自然の体験館」
ですよ d(^^)!
2016年4月に開館した東松山市「化石と自然の体験館」はオープンから約3年後の
昨年、平成31年(2019年)2月24日に化石発掘体験者が累計3万人に達しました。
さらに令和元年(2019年)11月23日には、累計4万人に到達した、ということです。
関連リンク)
化石発掘体験 | 東松山市公式サイト
関連ニュース)
埼玉県東松山市の「化石と自然の体験館」の化石発掘の体験者が累計3万人に達した。3万人目となった同市の会社員新井翔平さん(29)の家族には、同館の岩塊から産出されたオオワニザメの歯の化石などが入った記念品が贈られた。
〔中略〕
この日(2019年2月24日)、新井さんは妻(33)、長男(5)、次男(2)の4人で来館し、アオザメ、オオワニザメの歯など家族で計10個の化石を発掘。新井さんは「宝探しのように、サメの歯の化石が出てきたときの喜びが楽しくて、昨年11月からほぼ毎週来ている。こんなにはまるとは思わなかったが、これからも通いたい」と喜びを語った。
〔後略〕
出典)上記『時事ドットコム』 2019年2月28日付記事より抜粋。
▽2020年2月5日(水)撮影。
東松山市「化石と自然の体験館」。テーマは「時間の駅舎(ときのえき)」(後述)

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
関連リンク)
行って来て見て発掘しよう。「化石と自然の体験館」 | 東松山市公式サイト
〔前略〕
テーマは「時間の駅舎(ときのえき)」
化石と自然の体験館のデザインは、以前ここにセメントの材料を運搬した駅があったことから、“時間の駅舎”というテーマで駅舎を、内部はサメの骨格をイメージした木を使った軸組工法となっています。
〔後略〕
出典)上記「化石と自然の体験館」東松山市公式サイトより抜粋。
約36年前まで「セメントの材料を運搬した駅があった」所在地が
約1500万年前は海底だったことから「化石と自然の体験館」の
デザインも「時間の駅舎(ときのえき)」で「サメの骨格」なのです
合ってますよね?
各駅停車路線バスの旅は続きます。
関連リンク)
WORKS 01 教育・幼児施設 Educational/PreSchool Education
東松山市 化石と自然の体験館 | 中村勉総合計画事務所公式サイト
東松山市 化石と自然の体験館
Higashimatuyama-city
Nature Museum - Fossil Experience Museum
埼玉県東松山市
博物館
2016年3月竣工
197.98m2
木造平屋(一般流通材によるトラス屋根構造)
■東松山の葛袋地区は、近代産業を支えた秩父セメントの原材料石灰岩の地層で、流通工業団地再整備時に大量のさめの歯の化石が出土し、約200mの長さに蓄積された。
■この細長い敷地は当時のトロッコなどの線路敷で、化石や自然や歴史の体験館として、プラットフォームをコンセプトとする計画を構想した。
■「屋内体験スペースと体験広場」は駅舎の木造トラス屋根で包みこみ、貨車と見立てた2室を「サービス機能」とした。
■2015年「東松山市坂東山化石発掘体験展示館」プロポーザルコンペ最優秀賞
出典)上記、中村勉総合計画事務所公式サイトより抜粋。
▽東松山市「化石と自然の体験館」スクリーンショット。リンク先は
こちらと
こちら。

▽コロナで臨時休館(3月24日更新)。

(c)東松山市 化石と自然の体験館
▽東松山市「化石と自然の体験館」リーフレット 2019年版(PDFは
こちらをクリック)


(c)東松山市 化石と自然の体験館
化石発掘を通じ未来の古生物学者(プロアマ問わず)の
人材発掘に寄与するための施設とお見受けしました!!
化石の写真をより見やすく、見栄え良くプリントする練習をいたしませんと(@@;)!
当店「安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店」をぜひ、ご活用ください<(_ _)>
サメさん、素敵な歯を、どうもありがとう (^_^)!
ウニさんも、素敵なトゲトゲ、どうもありがとう (^▽^)!
▽2020年2月5日(水)撮影。
化石と自然の体験館バス停に越生駅東口行の高坂駅発鳩山町営バスが来ました。
(LED表示のため明るい所で写真に撮ると読みにくくなります。申し訳ありません。)

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年2月4日(火)撮影。
化石と自然の体験館バス停は、葛袋神社や葛袋公会堂、ばんどう山第2公園への
アクセスにも便利です。そして奥に望む真っ白な高嶺! もしや富士山? は、確か
この方角ではなかったはず。なので、そうです。雪を頂いた浅間山の長野県側です。
噴煙をたなびかせていると見分けやすいのですが(^^;ゞ
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽(左)2020年2月4日(火)撮影。
化石と自然の体験館バス停の標識。「上熊井・越生駅方面」と表記されています。
所在は東松山市坂東山ですが、鳩山町営路線バスなので、マスコットキャラクター
は東松山市の「
まっくん・あゆみん」に代わり、鳩山町の「
はーとん」。もちろん、下の
お顔がご本人で、ご覧のとおり可愛い女の子です。越生町の「
うめりん」とも仲良し。
▽(右)2020年2月4日(火)撮影。
葛袋神社や葛袋公会堂、ばんどう山第2公園を背景に建つ、化石と自然の体験館。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年2月5日(水)撮影。
化石と自然の体験館バス停付近には大きな流通倉庫が立ち並び、大型トラックが
頻繁に往来します。車道に横断歩道はありますが、信号機が無いので要注意です。
▽2020年2月4日(火)撮影。
横断歩道は化石と自然の体験館の正面にあります。左右を確かめて渡りましょう。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽(右)2020年2月4日(火)撮影。葛袋神社の鳥居と参道。
村社、葛袋神社。変わらないもの。変わり行くもの。そして、受け継がれて行くもの。
ばんどう山(板東山)第2公園に面して鎮座しています。
▽(左)2020年2月11日(火)撮影。葛袋神社の社殿。
私も参拝させていただきましたがお賽銭箱がなく、寂しく感じました(盗難対策?)。
現在の社殿は1988年に再建されました。由来はぜひ境内の記念碑をご覧ください。

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▽2020年2月4日(火)撮影。
ばんどう山第2公園からの、空気が澄んだ日の北関東の山々の展望は見事です。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年2月4日(火)撮影。
上の写真とは少し別の角度からの眺め。何度もこの付近を車で通っていたのです
が、こんな素晴らしいビュースポットがあることを今回の訪問で初めて知りました。
向かって左端が群馬県の赤城山、右端が栃木県の男体山や奥日光の山々です。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
もはや、旅。
あれ、線路!?
▽2020年2月5日(水)撮影。
化石と自然の体験館の裏手に線路のモニュメントが人知れず敷設されていました。
きっとこの建物を設計された方の様々な想いが込められ、託されているのでしょう。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年2月5日(水)撮影。
化石と自然の体験館もまた、このような見晴らしの良い、少し高台の地にあります。

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▽2020年2月11日(火)、隣接の「ばんどう山第2公園駐車場」にて撮影。
建国記念の日でしたので、「化石と自然の体験館」はご家族連れで賑わいました。
なお「化石発掘体験には、事前予約が必要です」(
公式サイトより)。

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▽2020年2月11日(火)、隣接の「ばんどう山第2公園」より撮影。
この日も赤城山(左端)、男体山(右端)等、北関東の山々を望むことができました。
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▽東松山市公式サイト内、ぶら〜り東松山(観光情報)より
「まなびのみち」紹介ページの一部写し(スクリーンショット /
こちらをクリック)。
写真の機関車は「太平洋セメント株式会社と秩父鉱業株式会社の貨物専用路線」
で貨物列車を牽引する、引退時の東武鉄道ED5010型電気機関車15号機です
(旧坂戸機関区所属)。貨物列車の前後に車掌車が連結されているのは、坂戸駅
で機関車を反対側へ付け替え(機回し)、すぐ折返して越生線へ乗り入れるため。
東松山市「化石と自然の体験館」はこの貨物線の葛袋駅跡近くに建てられました。
(c)東松山市
▽(左)「まなびのみち施設一覧」の写し(PDFは
こちらをクリック)。
(右)「まなびのみちコースマップ」の写し(PDFは
こちらをクリック)。


(c)東松山市
関連リンク)
ぶら〜り東松山(観光情報)「まなびのみち」 | 東松山市公式サイト
(
こちらをクリック)
まなびのみち
高坂駅西口から約13キロメートルのウォーキングルートです。 この周辺は、かつて太平洋セメント株式会社と秩父鉱業株式会社の貨物専用路線として運用されていました。 市は太平洋セメント株式会社から寄附されたこの廃線敷を、観光拠点を結ぶ遊歩道『まなびのみち』として整備しました。
〔後略〕
出典)上記、ぶら〜り東松山(観光情報)「まなびのみち」
東松山市公式サイトより抜粋。
上述の貨物列車について説明し始めると大変長くなるので割愛させていただきます。
何しろ、セメント材料の粘土を満載した貨物列車は高坂駅から東武東上線、坂戸駅
から同越生線へ乗り入れ西大家信号所から旧、日本セメント専用線で日本セメント
埼玉工場(現、太平洋セメント埼玉工場)の日高駅まで運行されていたのですから。
廃線後の貨物線をどこかが引き継いで その先に何らかの観光施設を誘致する構想が以前 あったのかどうかは誰もご存じでないのでしょうか?私は大学時代、昭和59年(1984年)廃線直後の貨物線跡を高坂から徒歩で辿り、
今は「化石と自然の体験館」が建つ葛袋駅跡や終点の高本駅跡などを訪れました。
その目的とは?推して知るべし(
高坂駅 - Wikipedia、
西大家駅 - Wikipedia)。
鳩山町営路線バス北部線が結ぶ
東松山市「時間の駅舎(ときのえき) 化石と自然の体験館」と
越生駅西口旧駅舎との不思議な縁
木を使った軸組工法「木造トラス屋根構造」の特徴について
ところで、
木を使った軸組工法は、越生駅西口の旧駅舎でも用いられていました。
その構造を一部だけですが、2020年1月15日から始まった解体作業を追うことで
確かめることができました。この旧駅舎が、それまで生きてきた証です。
▽令和2年(2020年)1月14日(火)午後1時過ぎ撮影。
その夜遅く日付が変わる少し前、越生駅西口旧駅舎は最終電車が到着すると、
降りてきたお客さまに最後の「おかえりなさい」を告げて、永い眠りに就きました。
上の写真中、背景の大観山(中央奥)の山頂近くに立つ白亜の霊廟(れいびょう)は、
「世界無名戦士の墓」という、先の大戦で犠牲になられた県内や世界各国の戦没者の
方々の慰霊と世界平和祈願のための施設です。越生駅にも近いビュースポットです。
ご参考リンク集)
大観山パノラマビュースポット | 越生町公式サイト
(
こちらをクリック)
世界無名戦士之墓(せかいむめいせんしのはか) | 越生町公式サイト
(
こちらをクリック)
▽予定どおり令和2年(2020年)1月15日(水)から解体工事が始められた、
越生駅西口の旧駅舎。町立越生保育園の皆さんの貼り絵作品はまだ待合室内に
飾られたままでしたが、建物内部と玄関周辺はすでに立入禁止になっていました。
2020年1月15日(水)昼頃撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽着工から6日後、越生駅西口旧駅舎は屋根瓦が降ろされ、着々と解体作業が進ん
でいました。昭和8年(1933年)4月から刻まれてきた歴史が発掘されていきます。
2020年1月21日(火)昼頃、自由通路の跨線橋から撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽屋根の板が捲れ上がっているのは解体作業によるものではなく、強い風が吹いて
煽られているためです(動画でお見せできず、申し訳ありません)。
2020年1月21日(火)昼頃、自由通路の跨線橋から撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽上の写真の撮影から2日後、
都内への出張で東武越生線を利用する際も解体現場へ立ち寄ってみました。
2020年1月23日(木)朝9時半頃撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽屋根の軸材が先日より露出していました。
2020年1月23日(木)朝9時半頃、自由通路の跨線橋から撮影。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽夜、出張からもどると、
越生駅西口旧駅舎は屋根や壁の解体が進んでいて、昭和8年(1933年)春以来
86年以上にわたってそれらを支え続けてきた軸材が露わになっていました。
想えば、一昨年亡くなった私の父も、この旧駅舎の完成と同じ年の生まれでした。
翌朝も撮りに来れたら。2020年1月23日(木)夜、自由通路の跨線橋から撮影。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年1月24日(金)、自由通路の跨線橋から撮影。
解体工事のおかげで、越生駅旧駅舎の屋根構造を観察することができました。
上述の東松山市「化石と自然の体験館」と同様の、
木造トラス屋根構造です。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽
木造トラス屋根構造は西欧建築の構法を取入れた「洋小屋」と呼ばれる組み方に
特徴があり屋根の大きさと強度とが両立できます(
木造軸組構法 - Wikipedia)。
間取りを広く取れるため工場や校舎などに用いられましたが現代のより厳しい基準
の耐震性能を満たすにはより高精度の設計が求められ、鉄骨組工法が主流になり
ました。旧駅舎の場合は、待合室を広く取るために
木造トラス屋根構造が採用され
たのだと思われます。
木造トラス屋根は後からの設計変更に対応しにくく、柱や梁
の上で組み立てることはできないため、工事にはクレーンが必要になり、増改築や
移築、改修などの難易度が高くなります。旧駅舎の再利用や移築の要望が叶わな
かった一因かもしれないですね。2020年1月24日(金)、自由通路の跨線橋から。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽
木造トラス屋根構造は斜めに組む方杖(ほうづえ)と呼ばれる木の軸材が用いられ、
三角形を複数組み合わせたように見える木造軸組構法です(
トラス - Wikipedia)。
2020年1月29日(水)、自由通路の跨線橋から撮影。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽(左)屋根裏用の大きな通風窓の内側が見えます。
2020年1月29日(水)、自由通路の跨線橋から撮影。
▽(右)解体初日。「洋小屋」と呼ばれる組み方の長所で屋根裏を広く取ることができ、
洋風の大きな通風窓が妻面に設けられていた旧駅舎。2020年1月15日(水)撮影。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽(上)【再掲載】
上述の東松山市「化石と自然の体験館」の
木造トラス屋根は個性的なデザインで、
斜めに組まれた方杖(ほうづえ)が壁の外側に大きく張り出していて目を引きます。
東松山市公式サイトによれば、「“時間の駅舎(ときのえき)”というテーマで駅舎を、
内部はサメの骨格をイメージした」とのこと(
こちら)。2020年2月5日(水)撮影。
▽(下)2020年2月11日(火)撮影。越生駅東口発の高坂駅行バスが通りました。


(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年1月31日(金)午後1時過ぎ、自由通路の跨線橋から撮影。
越生駅東口で発車時刻を待つ「鳩山町営路線バス 上熊井コース(高坂駅ゆき)」
(上述)の撮影前、西口の旧駅舎解体現場に寄りました。壁が少し残っていました。

(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
▽2020年1月21日(火)撮影。
自由通路下の掲示板へ、待合室にあった掲示物の一部が移されていました。
『埼玉新聞』2019年(令和元年)12月27日付「来月取壊し、旧 越生駅舎で式典」
(左)、「時刻表」、「越生駅すてきな交流拠点計画案」の図面など(右)。

(c)埼玉新聞社 / 安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
関連ニュース)
『埼玉新聞』 2019年12月27日付記事
86年間ありがとう…旧越生駅、取り壊しへ 感謝の式典に人々
20年度、町の交流拠点に生まれ変わる計画
https://www.saitama-np.co.jp/news/2019/12/27/06_.html〔前略〕
(2019年)3月16日の駅東口開設に併せ、八高線越生駅が無人化。駅舎を所有していたJR東日本から町に無償譲渡され、土地は約2600万円で町が購入した。
町民らでつくる検討委員会は昨年度末、駅舎は老朽化が進み、現状のまま利用することは困難と判断、「観光案内と待ち合い機能を併せ持つおもてなし施設」に整備する方針を決めた。一方で「文化財的な価値がある」と駅舎の保存活用を求める町民の署名運動も見られた。
旧駅舎は来月から解体工事が行われ、来年4月から建設工事が始まる。完成は10月の予定。新施設は木造平屋約165平方メートルで県産材の西川材や越生の建具を用いる。事業費約5千万円で、このうち半分は補助金で賄う。
観光・ハイキング客らが気軽に立ち寄れる交流待合室、移住相談・乗り換え案内スペース、ギャラリー兼会議室で構成する。事務室には町観光協会事務局が移転する。
式典で新井雄啓町長は「保存を求める声もあったが、東口とのバランスもあり、町の新たな中心施設として建て替えることに決まった。駅を降りた瞬間、越生は素晴らしいと感じてもらえると思う」とあいさつ。
〔後略〕
出典)上記『埼玉新聞』 2019年12月27日付記事より抜粋。
何ごともバランスは
大切だと思いました
▽2020年1月21日(火)撮影。
「越生駅すてきな交流拠点計画案」の図面のアップ。
図面制作は(株)家住設計室さん。
(c)安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店
関連リンク)
ABOUT US | (株)家住設計室公式サイト
http://www.arch-iezumi.com/sta21625/index.html
関連リンク)
令和2年度 越生駅西口が新しくなります! | 越生町公式サイト
『令和2年度 越生駅西口が新しくなります!』
越生駅すてきな交流拠点整備事業
町の玄関となる越生駅の西口に「観光案内と待合い機能を併せ持つおもてなし施設」を整備いたします。このほど、令和2年度に建設する新たな施設の計画がまとまりましたのでお知らせいたします。
◇ 旧越生駅舎の取り壊し
昭和8年の八高線開通から、平成31年3月の越生駅東口開設まで86年間にわたり増改築を重ねながら利用されてきた旧越生駅舎は、JR職員の無人化により町に譲渡されました。この度、建物の老朽化や間取りの関係から取り壊し、
外観は旧駅舎のイメージを参考にしながら新たな施設を建設することとなりました。
*取り壊し時期
令和2年1月〜3月
〔中略〕
◇ 新たな施設の建設
*建物の概要
木造 平屋建 167平方メートル(50.7坪)
*建設の時期
令和2年4月〜10月頃
◇ 基本コンセプト
埼玉県産材の西川材や越生の建具を使い、伝統と現代建築の技法を取り入れランドマークとして訪れた方々の記憶に残る建物とします。
◇ 施設の構成
(1) 交流待合室
観光・ハイキング、通勤通学などの駅利用者と町民の方々が気軽に立ち寄れる交流待合いスペースです。
(2) 案内相談コーナー・事務室
観光客やハイカーなど町を訪れる方々への観光案内、簡単な移住相談や電車の乗換案内などもできる相談スペースで、事務室には越生町観光協会が入る予定です。
(3) 会議室兼ギャラリー
写真展や陶芸展など小さなギャラリーとして利用できるスペースで、間仕切りの変更だけで打合せ場所にもなる多目的スペースです。
出典)上記、越生町公式サイト「令和2年度 越生駅西口が新しくなります!」
より抜粋。
【お問い合わせ】
越生町役場企画財政課 049-292-3121(内線222)
「
写真展や陶芸展など」 ← ひと言「焼きもの展」でOK?
(c)越生町
関連記事)
当ブログ『想い出を未来へ運ぶ始発駅*安瑠芭夢驛 吉 川 写 真 店』
2020年1月21日付記事
最終電車を最後に見送って1週間が経つ
越生駅西口旧駅舎の解体工事進捗状況と
新たな「観光案内と待合い機能を併せ持つおもてなし施設」の設計会社
「家住設計室」さんについて