2018年11月12日

【続報】韓国のサムスン電子さんが、畳めばスマホ、開けばタブレットになるデジタルカメラの2019年3月発売を予告【折り畳み式スマホ】

  韓国のサムスン電子さんが
  畳めばスマホ、開けばタブレットになる
  デジタルカメラの2019年3月発売を予告

前回の記事は、次のリンク先をご参照ください。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年11月8日付記事
  韓国のサムスン電子さんが、畳めばスマホ、開けばタブレットになる
  デジタルカメラの開発を発表【折り畳み式スマホ】
  http://poppop.sblo.jp/article/184876216.html

週明けの今日、続報が入ってきました。
各記事の“見出し”にご注目ください。

 関連ニュース)
  「中央日報 日本語版」2018年11月12日付記事
  サムスン、折りたたみ式スマホを来年上半期発売…最初の生産規模は100万台
  https://japanese.joins.com/article/002/247002.html?servcode=300&sectcode=330

 関連ニュース)
  「聯合ニュース」2018年11月12日付記事
  サムスン電子の折り畳みスマホ 来年3月発売を目標に準備
  http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2018/11/12/0500000000AJP20181112004000882.HTML

 関連ニュース)
  「Engadget 日本版」2018年11月12日付記事
  サムスンの二つ折り画面スマホGalaxy F (仮)は約20万円で3月発売?
  新ジャンル「フォルダブル」は各社が投入
  ファーウェイやLGも発売予定

▽2019年3月発売を目標に生産準備中とされる「Galaxy F(仮)」。

 NO IMAGE 

 (c)サムスン電子

  「サムスンの二つ折り画面スマホGalaxy F(仮)は
  約20万円で3月発売?」

「約20万円」だそうです。




また今度にしましょうか(今度って、いつ?)。
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 23:23| 業界の話題

2018年11月08日

韓国のサムスン電子さんが、畳めばスマホ、開けばタブレットになるデジタルカメラの開発を発表【折り畳み式スマホ】


  韓国のサムスン電子さんが
  畳めばスマホ、開けばタブレットになる
  デジタルカメラの開発を発表

「〜デジタルカメラの開発を発表」というタイトルにしたのは、
サムスン電子さんには“カメラメーカー”としての実績があるからです。
日本では諸般の事情からか、サムスンブランドのカメラの店頭販売はあまり見られ
ませんでしたが、海外では有名カメラメーカーとして、長い間親しまれてきました。
そのようなメーカーであるサムスン電子さんへの敬意を、記事タイトルに込めました。

▽Android OSで作動するLTE対応の新開発レンズ交換式デジカメ
 「Galaxy Camera NX」(2013年6月20日発表)。
c278724d.jpg
 (c)サムスン電子

▽初代「Galaxy Camera」(2012年11月発売)。
galaxy_img1.jpg
 (c)サムスン電子

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2013年6月19日付記事
  「スマホみたいに使えるデジカメ」スマートカメラ続々登場!?

私は以前、「タブレットこそ高倍率ズームレンズの搭載を!」という記事の最後に、

価格は高くなるかもしれませんが、物理的にはタブレットの方がサイズの
制限が厳しいスマホより高倍率ズームレンズの搭載はしやすいはずです。
タブレットもデジカメも両方得意なメーカーというのは今のところ限られて
いますが、各社に挑戦してもらえれば私たちの写真の楽しみ方も大きく
広がることが期待されます。今後の展開に注目したいと思います。

と書きました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2014年5月1日付記事
  タブレットこそ高倍率ズームレンズの搭載を!

また、「2015年はスマホ&タブレットがフォトライフの主役に!」という記事の中で、

大きく見やすい液晶画面は、撮影にも再生にも、そして様々なアプリ
を活用するにも、実に便利で快適です。
お客さまはタブレットについて、決してデジカメの代用品ではなく、
新しいスタイルのデジカメとして魅力を感じていらっしゃるようです。

とも書きました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2015年1月28日付記事
  2015年はスマホ&タブレットがフォトライフの主役に!

「スマホやタブレットにカメラなど要らない」というご意見も確かにあるでしょう。しかし、
カメラは通信機能と高度に一体化することで、はじめてその発明が完成されるのだと
私は考えます。発明完成まで最短距離にいるのがサムスン電子さんかもしれません。
(畳めばスマホ、開けばタブレットになる製品は、何社かの開発が報じられています。)

  開発中の折り畳み式スマホ試作機を
  「Samsung Developer Conference 2018」で
  米国時間の2018年11月7日に発表

前置きが長くなり申し訳ありません。ここから本題です。

試作品の画像は開発中のため、サムスン電子さんからはまだ公表されていません。
なので、気になる外観も含め、詳細は次の関連ニュースのリンク先をご参照ください。
あくまで試作品、プロトタイプなので、搭載カメラのスペックなどは未定です。

 関連ニュース)
  「Engadget 日本版」2018年11月7日付記事
  サムスン、開けば大画面の手帳型スマホ公開。
  折り畳みディスプレイ Infinity Flex 採用
  新ジャンル「フォルダブル」時代到来

 関連ニュース)
  「Engadget 日本版」2018年11月7日付記事
  折り畳み画面スマホ「フォルダブル」は各社から2019年発売。
  Androidが正式対応
  新機能「マルチアクティブウィンドウ」も導入

 関連ニュース)
  「ケータイ Watch」2018年11月8日付記事
  サムスン、画面を折りたためるスマホを開発
  https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1152213.html

 関連ニュース)
  「CNET Japan」2018年11月8日付記事
  サムスン、折りたたみ式スマホを披露--「数カ月以内に」量産体制へ 
  https://japan.cnet.com/article/35128294/

折り畳みできるフレキシブルディスプレイには、ガラスに代わる新素材が用いられて
いるそうです。いずれ扇子型のタブレットも登場したりするのでしょうか(@▽@;)?

「あ、さて、あ、さて〜〜さては、南京タブレット〜♪」!?

  搭載カメラのスペックに高まる期待!

製品を折り畳んだ状態では当然、開いた状態より厚さは増しますね。
これまで各メーカーは、スマホもタブレットも薄さを競い合ってきました。
そこへ新たな可能性、選択肢が生まれることになるわけです。

 ・これまで通り薄さをとるか?
 ・畳んだ状態のコンパクトさをとるか?
 ・スマホとタブレットとを兼用できる便利さをとるか?

便利さと引きかえに厚さを増すことが許されるのなら、提案があります。
その厚さをぜひ、カメラスペースに譲ってください!

デザインの好みが分かれるところですが、開いたディスプレイの左右どちらかの端
(例えば上の方)を少し伸ばして厚くし、そこをカメラスペースに割り当てるのです。
特に光学系の設計の自由度が増しますから、プリズム等と組み合わせて高倍率の
光学ズームレンズを搭載することも困難ではなくなると思います。

三脚ネジ穴? 欲しいです、是非。

でもそのスタイルはちょっとマニアック過ぎて、人目を引いてしまいそうですね(^^;
(「保護ケースで覆って使えば良い」という天からの声が今、聞こえてきました!?)

ここで、プリズム等と組み合わせた高倍率光学ズームレンズの一例と実際にそれを
搭載して発売されたスマホについてご紹介します。

▽HOYA製光学3倍ズームレンズユニット(製品名は、同モジュール『CUBE』)。
 内部のレンズ間隔を動力で変え、撮影倍率1〜3倍まで無段階にズームできます。
 「光学3倍ズームに加え、光学式手ぶれ補正機能を搭載しながら業界最薄サイズ
 (当時)の厚さ6mmを実現」(2013年8月1日付ニュースリリースより)しています。
ZX551ML_lens.jpg
hoya_cube_20130801_1.jpghoya_cube_20130801_2.jpg
 (c)HOYA

▽上記の光学3倍ズームレンズ搭載のスマホ「ZenFone Zoom」(ZX551ML)。
 2016年2月5日に発売されましたが、カメラ部分の厚みの大きさが難点でした。
 その後レンズもより明るい大口径の単焦点タイプが主流になり、後継機には後述
 の「iPhone 7 Plus」のように広角カメラ&望遠カメラの2種類が搭載されました。
ZX551ML_setting.jpg
 (c)ASUS JAPAN

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2016年1月27日付記事
  エイスースが薄型光学3倍ズームカメラ搭載のスマートフォン
  「ZenFone Zoom」(ZX551ML)を2月5日に発売

2016年9月16日発売のApple「iPhone 7 Plus」は光学ズームレンズの代わり
に広角カメラと望遠カメラとを並べて搭載することでズーム機能を実現しています。
その後この方式、デュアルカメラシステムは少しずつ他社製のスマホにも広まって
いますが、タブレットには需要や製造コストの問題からなのか、ほとんど広まっては
いないようで残念です。

▽Apple「iPhone 7 Plus」で初登場のデュアルカメラシステム。
iphone7-plus-silver-select-2016_AV3.jpg
plus_camera_mechanics_large.jpg
 (c)Apple Inc

「iPhone 7 Plus」発売当時の紹介記事の最後に私は、

「iPhone 7 Plus」は、デュアルカメラシステムを新たに搭載していても
前機種の「iPhone 6s Plus」と外観、サイズ等はほとんど変化がなく、
買い替えてもカメラの違いを意識しない人も、中にはいるかもしれません。
タブレットのカメラも含め、静かに、
いつの間にか浸透して行くテクノロジーなのでしょう。

と書きました。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2016年9月8日付記事
  ついに登場!
  人気ブランド、Appleの新型スマートフォン「iPhone 7 Plus」が、
  新発想の「2倍の光学ズーム」機能付きデジタルカメラを搭載

デュアルカメラシステム搭載の折り畳み式のスマホを開くことでタブレットになるなら、
意識しなくてもいつのまにか、タブレットにもそのようなテクノロジーが浸透することに
なるわけですよねv(^_^)!

なお、私事で恐縮ですが、「iPhone 7 Plus」を私も発売当時から愛用しています。
Appleさんも折り畳みスマホを開発中との噂が報じられていますので、今後の展開
に注目しています。願わくばAppleさん、私のために是非普及版も用意してください。

お願いします! お願いします! 是非、是非、お慈悲を〜 <(T△T)>

ところで先述の折り畳みできるフレキシブルディスプレイって、
デジタルカメラの背面モニターにも使えるんですよね?



また今度にしましょうか。

 関連記事)
  当ブログ『思い出の始発駅 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ』
  2018年11月12日付記事
  【続報】韓国のサムスン電子さんが、
  畳めばスマホ、開けばタブレットになるデジタルカメラの
  2019年3月発売を予告【折り畳み式スマホ】
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 17:25| 業界の話題

2018年08月02日

充電できない!? デジタルカメラの深刻な悩みを解決する総務省の「長距離無線充電」制度化に期待!

*この記事は、2018年7月29日付記事の続きです。

  合言葉は“Qi(チー)”
  市販の充電器に置くだけでOK?
  専用ケーブルで接続しなくても充電できる
  防水デジタルカメラ「PENTAX WG-3 GPS」がありました!

スマホカメラに立場を奪われ出番がすっかり減ったデジタルカメラ(以下、デジカメ)。
たまに充電しようとするとするとき思います。なぜデジカメの充電方法はスマホと同じ
ではないのでしょう。不便で、このままではますます使う気が失せてしまいそうです。

 ご参考)
  一部のデジカメには、スマホ用の汎用充電ケーブル(Micro USB Micro-B)や
  汎用USB充電器を使用できる機種もあり、それら用品はコンビニ等で購入でき
  ます。デジカメ用純正付属品との相違は同梱の「取扱説明書」でご確認ください。

いえ、諦めるのはまだ早いのです。私たちには“Qi(チー)”があるではありませんか。
市販の“Qi(チー)”規格準拠のワイヤレス充電器にはすでに各種スマホが対応して
いて、置くだけで充電できてしまう時代。デジカメも探せば対応機種があるはずです。

と思って探したら、もう5年以上も前に発売されていましたね。今でも中古で、2万円
前後で手に入るようです。その名は、「PENTAX WG-3 GPS」。防水デジカメです。

▽水深14mで水中撮影できる防水デジタルカメラ「PENTAX WG-3 GPS」。
 ワイヤレス充電“Qi(チー)”規格に対応して2013年3月に発売されました。
 カメラ本体正面に、“Qi(チー)”のロゴマークが映えます。
180730_wg3gps_green.jpg
 (c)RICOH IMAGING

▽上記の「PENTAX WG-3 GPS」は、
 スマホ用に市販されている“Qi(チー)”規格準拠のワイヤレス充電器
 にカメラのレンズ側を下にして置くだけで充電できます(5年前の写真)。
180730_PENTAX WG-3 GPS_img04.jpg
 (c)RICOH IMAGING

市販の“Qi(チー)”規格準拠のワイヤレス充電器で充電をするとき、多くの製品では
スマホはフロント側を上にし仰向け状態で置きますが、「PENTAX WG-3 GPS」は
上の写真のようにレンズ側を下にしうつ伏せ状態で置きます。結局同じですか(^^ゞ

 「しば漬け(食べたい)」?

 関連リンク)
  RICOH IMAGING | 2013年1月30日付ニュースリリース
  水深14mで水中撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ
  「PENTAX WG-3」「PENTAX WG-3 GPS」新発売
  http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/news/2013/20130130_1.html

 関連リンク)
  コンパクトデジタルカメラ PENTAXブランド生産終了製品 | 製品 |
  特長|WG-3GPS / WG-3 | RICOH IMAGING

「PENTAX WG-3 GPS」のペンタックスリコーイメージング(現、リコーイメージング)
さんは、前身のペンタックス(旧、旭光学工業)、リコー(旧、理研光学)ともカメラ界で
老舗の光学メーカーでしたが新しい技術やアイディアの創出には創業時から積極的
な社風が同業者の間では評価されています。ただ、新し過ぎて理解されにくいことも。

フィルムカメラの時代からヒット商品は多いのですが、せっかくの新しい試みが十分
理解されないまま生産終了になってしまった残念なカメラも、少なからずありました。
ワイヤレス充電器対応の「PENTAX WG-3 GPS」も、その中の1つだったようです。
いつか、カメラ産業史の中で再評価されることを願い、ご紹介させていただきました。

なお、リコーイメージングさんの本「WG」シリーズは、その後も改良を重ね好評発売
中です。現行機種の「RICOH WG-50」でもワイヤレス充電器には非対応ですが、
スマホの対応機種は年々増えているので今後の新製品での復活に期待したいです。
2013年当時はスマホ自体まだ目新しかったので、「PENTAX WG-3 GPS」はなお
さら新し過ぎたのでしょうね。

▽防水デジカメ「WG」シリーズ現行機種、「RICOH WG-50」(2017年6月発売)。
 残念ながらワイヤレス充電対応は「PENTAX WG-3 GPS」1機種だけに止まり、
 ブランドはその後「RICOH」へ変更され、「PENTAX」はレンズ交換式カメラ専用
 のブランドになりました。
180730_WG-50_bod_top_01.jpg
 (c)RICOH IMAGING

 関連リンク)
  RICOH IMAGING | 2017年5月25日付ニュースリリース
  アウトドア撮影を手軽に楽しめるコンパクトデジタルカメラ
  「RICOH WG-50」新発売
  http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2017/20170525_018207.html

 関連リンク)
  WG-50 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING
  http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/

余談ですが、
次のデジカメもまた、新し過ぎた、と言いますか、未来過ぎた製品でした。

▽(左)「FUJIX DS-1P」(1988年発表)昭和 63年生れ (( ;゚Д゚))!?
 (右)「FUJIX DS-X」(1989年発売)←平成元年!
fujifilm_ds-1p_02.jpg
 (c)富士フイルム

詳細は次の関連記事をご参照ください。

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2018年3月2日付記事
  富士フイルム2018年大商談会改め、フォトイメージングフェア〔番外編〕
  “世界初” 衝撃の昭和のデジタルカメラからスマホ時代までの長い道のり

時代の最先端を行こうとする者は常に、少数派になるよう宿命づけられるのでしょう。

  デジタルカメラの深刻な悩みを解決する
  総務省の「長距離無線充電」制度化に期待!

さて表題の通り先月、総務省による「長距離無線充電」制度化への取り組みが報じら
れました。先述の“Qi(チー)”規格準拠のワイヤレス充電器の場合スマホやデジカメ
等をその上に置くなどして充電しますが、2020年頃には、電波により数メートル離れ
た場所からでも充電できる装置が実用化される見通しとのことです(リンク先を参照)。

 関連リンク)
  『新電力ネット』 2018年7月10日付記事
  進められる「ワイヤレス電力伝送」の実用化、国際標準化を目指す日本の現状
  https://pps-net.org/column/60695

 関連リンク)
  『SankeiBiz(サンケイビズ)』 2018年7月5日付記事
  「長距離無線充電」制度化へ 総務省、20年度実用化後押し
  https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180705/mca1807050500001-n1.htm

そのような充電装置が新しい制度により標準化されれば、もう各種スマホとデジカメ
との充電ケーブルや充電器の違いに悩まされることもなくなりそうです。2040年頃
までに数キロ離れたアンテナからも電力供給が受けられるようになるという前提で、
総務省では制度化を進めるそうです。最終的にはワイヤレスからバッテリーレスに
時代は進み、家庭からは電源コンセントが消え、電気自動車も充電はせずに電波
給電で走るようになるとのことです。ガソリンスタンドもやがて無くなるのでしょうか?

お車のガス欠はお出かけの脅威、デジカメやスマホのバッテリー切れは撮影の脅威
です。「長距離無線充電」のインフラ整備が、デジカメの復権とスマホ利用の一層の
促進に繋がることを、当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」も願わずにいられません。

 「こころの写真・・・も満タンに♪」

▽画像は本文とはあまり関係ありません。
180802_IMG_2861.jpg180802_IMG_2862.jpg
 (c)富士フイルム 1979年       (c)コスモ石油 2017年
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 11:41| 業界の話題

2018年07月03日

【TOB成立】「カメラのキタムラ」さんが「TSUTAYA」を運営するCCCさんの傘下に【高まる期待】

  TOB成立
  「カメラのキタムラ」さんが
  「TSUTAYA」を運営するCCCさんの傘下に

2018年6月27日(水)、TOB(株式公開買付け)が成立し、
大手写真店チェーン「カメラのキタムラ」を運営するキタムラさんは
CCCさんの完全子会社になりました。

そして本日、2018年7月3日(火)付で
CCCさんは正式にキタムラさんの親会社に
なり、
東京証券取引所は同日、キタムラさんの株式(東証2部)を
8月6日付で上場廃止すると発表しました。


 関連リンク)
  『ITmedia NEWS』 2018年7月3日付記事
  キタムラの上場廃止、東証が決定 8月6日付で
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/03/news122.html

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|株主・投資家情報一覧

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|2018年6月27日付 株主・投資家情報一覧
  CKホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果
  並びに親会社、その他の関係会社及び主要株主である筆頭株主の異動に
  関するお知らせ

「カメラのキタムラ」さんと「TSUTAYA」などを運営するCCCさんとは、経営面で以前
から関係を深めていました。

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2017年10月17日付記事
  「カメラのキタムラ」さんの再建に着手!
  「リヴァンプ」さんの経営支援に高まる期待〔後編〕

なお、公開買付けの期間は2018年5月16日(水)から6月26日(火)まででした。

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|株主・投資家情報一覧
  http://www.kitamura.co.jp/ir/news.html

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|2018年5月15日付 株主・投資家情報一覧
  CKホールディングス株式会社による株式会社キタムラ株式(証券コード2719)
  に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
  http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1589148

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|2018年5月15日付 株主・投資家情報一覧
  CKホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する
  意見表明のお知らせ
  http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1589147
*上記「〜意見表明のお知らせ」1ページ目より抜粋して引用

 当社は、平成30年5月15日開催の取締役会において、以下のとおり、CKホールディングス株式会社(以下「公開買付者」といいます。)による当社の普通株式(以下「当社株式」といいます。)に対する公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)に関して、賛同の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様に対して、本公開買付けに応募することを推奨する旨の決議をいたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。
 なお、当社の上記取締役会決議は、公開買付者及びその完全親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「CCC」といいます。)が本公開買付け及びその後の一連の手続を経て、当社株式全てを取得することを企図していること及び当社株式が上場廃止となる予定であることを前提としております。
 〔中略〕
2.買付け等の価格
  普通株式 1 株につき、1,230 円(以下「本公開買付価格」といいます。)

「当社の株主の皆様に対して、本公開買付けに応募することを推奨する旨の決議を
〜〔中略〕〜普通株式1株につき、1,230 円」(上記「〜意見表明のお知らせ」より)。

残念!!
私はキタムラさんの株主ではありませんでした
・゚・(ノД`)・゚・
(↑見出しより目立ってはいけませんって(´д`)ノシ)

ところで、当店のお客さまにもお馴染みの富士フイルムさんは、
今回の公開買付け開始まではキタムラさんの大株主さんの1社でした。

キタムラさんの2018年3月31日現在の大株主さんは、
最上位が昨年に資本業務提携したCCCさんで29.7%(6,207千株)、
2位が富士フイルムさんで8.1%(1,700千株)でした。

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|株主・投資家情報|株式情報
  大株主(上位10名)
  http://www.kitamura.co.jp/ir/stock.html

11年以上前のお話しですが、富士フイルムさんには完全子会社の写真店チェーン
運営会社、ジャスフォート(店名は「SNAPS!(スナップス)」)の株式をキタムラさん
へ譲渡した経緯があります。

 関連リンク)
  株式会社 キタムラ|2007年2月8日付|ニュースリリース
  ジャスフォート株式会社の株式取得に関し基本合意
  http://www.kitamura.co.jp/news/2007/20070208.html

 関連リンク)
  『デジカメ Watch』 2007年2月8日付記事
  キタムラ、富士フイルムグループのジャスフォートと経営統合
  https://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2007/02/08/5554.html

ジャスフォートは、2002年にイオングループさんの子会社から富士フイルムさんの
完全子会社になり、その後キタムラさんへ株式が譲渡されました。富士フイルムさん
がキタムラさんの大株主さんだったことがこの件と関係するのかどうかは不明です。

さて、ここで上記の関連リンク先を改めてご覧ください。
  
 関連リンク) 【再掲載】
  株式会社 キタムラ|2018年5月15日付 株主・投資家情報一覧
  CKホールディングス株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する
  意見表明のお知らせ
  http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1589147
*上記「〜意見表明のお知らせ」15ページ目より抜粋して引用

 〔前略〕
(i) 本取引の目的について
 〔中略〕
 また、CCC グループが当社を完全子会社化することなく少数株主が残存した状態で当社の経営に関与した場合、少数株主に対する配慮から、中長期的な視点に立った施策の実施よりも短期的な利益追求が優先され、前記の各施策の実行に支障が出るおそれがある。あるいは、少数株主に対して業績悪化のリスクを負担させることとなる。他方、CCC グループが当社を完全子会社化し非上場化した場合、短期的な業績変動に捉われることなく、中長期的な視点に立って新たな商品やサービスの企画・開発・投資や店舗再配置等の事業構造改革を積極的かつ大胆に推進することが可能となる。また、完全子会社化により、短期的な業績悪化等による株価変動リスクを少数株主に負担させることを回避し得る点も合理的と評価できる。よって、CCC が当社を完全子会社化し非上場化して、CCC と当社が一体となった経営体制を確立することにより、短期的な業績変動に捉われることなく、また、業績悪化のリスクを少数株主に負担させることなく、中長期的な視点から当社グループの事業構造改革を推進するとの目的には合理性が認められる。
 〔後略〕

「カメラのキタムラ」さんの構造改革は、実際には経営支援会社の「リヴァンプ」さん
がCCCさんからの要請を受ける形で昨年着手されました。私は、当時大株主さんの
1社だった富士フイルムさんとの関係がどうなるのか注目してきましたが、これから
はCCCさん主導で事業構造改革が推進されるようです。

当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」と同じ富士フイルムさんの写真プリントサービス
を導入している写真店チェーンさんとして、「カメラのキタムラ」さんは国内最大手なの
で、今後とも業界をリードしていただくことに大いに期待したいと思います。

▽当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」でも導入を進めている
 富士フイルムさんの次世代店頭受付機「WPS(ワンダープリントステーション)」を
 設置した「カメラのキタムラ」さんの「photo+(フォトプラス)」(TVCM映像より)。
 2015年7月以降、全店でスタートしたプリント注文の新コーナーです。
IMG_0933.PNG
 (c)カメラのキタムラ

カメラのキタムラTVCM Full Ver.(カメラのキタムラ動画_TVCM) - YouTube(←公式)
 (c)カメラのキタムラ
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 18:54| 業界の話題

2018年05月29日

スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔後編〕 アンテナショップとしての 大手・中堅写真店チェーンの役割に高まる期待

*この記事は、2018年5月6日付記事の続きです。

  真店の「失われた20年」を取りもどす
  これから先20年の道のり・・・〔中編〕より再掲載

▽【再掲載】
 総務省調べ「スマートフォン個人保有率の推移」 -世代別-
 2011年及び2012年の数値は、同調査のインターネット利用率及びインター
 ネット利用機器利用率から推計(総務省)。
180426_n1101020.jpg
(出典)総務省 通信利用動向調査   (c)総務省

総務省によると、2016年末の世代別スマホ個人保有率は全体で56.8%に及び、
20〜30代では90%以上の人がスマホを保有するまでに普及しているそうです。
ほぼ全員とみて良いでしょう(当ブログ2018年4月28日付記事より引用)。職場の
親睦行事やお身内のご婚礼等で、カメラ係さんは必ずしもいなければ困る存在では
なくなりました。一方でお写真やビデオ映像のデータはネット上でシェアできますが、
その管理責任者や管理方法のルールを前もって決めておく必要が生じるようになり
ました。スマホやパソコンを利用できない参加者のためにお写真をプリントして配布
する場合、その代金をどう負担するかも決めておかなければなりません。30年前の
ようにカメラの持ち主が気前よく負担してくれたり、現像済みのフィルムの管理者が
自然に決まるということもないわけです。見方を変えれば、写真店側からはセールス
すべきお客さまがどなたなのかが見えにくくなってきている、ということにもなります
反面、カメラ係さんをお客さまとして写真店同士が取り合うこともなくなるのでしょう。
ネット上でシェアしているお写真のデータをスマホにダウンロードし、それを写真店で
プリント注文するかどうかは参加者の方々が各自でお決めになることになりそうです。
今のモバイルデータ通信では大量のお写真データを送受信するには一定の制約が
ありますので、近い将来商用利用が始まる大容量移動通信の5Gに対応したスマホ
の普及に期待が高まります。

先述の総務省の調査では、2016年末のスマホ個人保有率は40代では79.9%、
50代では66.0%、60代では33.4%、70代では13.1%です。20代の94.2%や
30代の90.4%と比べると60代以上の世代は積極的にスマホを活用している印象
は薄いように感じられます。しかし40〜50代では保有率が70%前後ありますから、
単純に予想してこれより10年後(2026年末)の60代は多分80%を超えるのでは
ないでしょうか。2030年以降は65才以上の高齢者の方こそ(・・・私?)、スマホを
積極的に活用する世代になっても不思議ではないように思えます。その頃にはより
進歩したスマホに代わる通信端末が主流になるのでしょうか(使いこなせるかな?)。

誰の手元にもスマホがある今、毎日のあらゆる出来事がかけがえのない記念撮影
の対象になりました。当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」でもスマホのお客さまの
ご注文で特に多いプリントがお子さまやお孫さんの普段の生活のスナップ写真です。
あるいはお散歩やちょっとしたお出かけなど。以前は荷物になるから、充電が面倒
だからと、デジカメなど家に置いてきてしまうような催しでも、スマホは大活躍します。
もちろん、お祝い事やご旅行などのお写真も多いですが、それらを上回る成長です。
フィルムカメラや「写ルンです」が全盛だった頃はご旅行等での記念写真を早く現像
に出したいとき、フィルムの残ったコマで消極的に撮りきっていたようなシーンです。
フィルムメーカーさんにとってそれは一種のボーナスでしたが、わざわざフィルムを
買ってまで撮られることはなかったお写真が、スマホではとても積極的に撮られて
いるのです。本当に幸せな時代になったと思います。社会が求めた結果でしょうね。
多分、ケータイキャリアショップや家電量販店、スマホ未対応の古くからのカメラ屋
さんなどの店員さんは、スマホユーザーの方の撮影傾向については想像できない
のではないかな? と思います。Googleさんのクラウドサービス「Google フォト」
のコンピューターなら世界一詳しいかもしれないですが、人がその内容をのぞいて
見ることはできません(当店はお客さまのプライバシー権を十分尊重いたします)。

今50代前半の方はあと数年、40代の方は十数年経たないうちに初孫のお誕生に
恵まれる方もいらっしゃることでしょう。お仕事も現役のうちはご自身のスマホで写さ
れたり、子供さん夫婦とスマホを介してシェアされているお孫さんの成長記録写真の
プリント代は、おじいちゃま、おばあちゃまがご負担できるかもしれません。ところが
ほかの子供さんもご結婚され、お孫さんの人数が増えるにつれプリント代のご負担
も、次第に辛くなってしまうかもしれません。でも、お孫さんたち全員に良く目が行き
届くのはやっぱりおじいちゃま、おばあちゃまだと思います。ご親戚の皆さまが揃う
フォトアルバムは、おじいちゃま、おばあちゃまがいらっしゃるからこそ綴って行ける
ものではないでしょうか。子供さん夫婦は、子育てやお家のことで手いっぱいになる
と思います。今はご家族それぞれがスマホで繋がることができる時代です。お写真
のプリント代やアルバムづくりのことで特定の誰かが無理しなくて済むよう、ご家族、
ご親戚の皆さまでその都度話しあえるようにできるといいですね。

これから新しくおじいちゃま、おばあちゃまになられるお客さまは、スマホもデジカメ
もパソコンもインターネットも、元もと若い頃から使い慣れていらっしゃると思います。
だからこそ、お孫さんたちのために年齢を忘れて張りきり過ぎて、アルバムづくりで
経済的にも肉体的にも、ご無理をなされないようにしていただきたいと思うのです。
私たち写真店業界がどのようなサポートをさせていただけるか、これから先20年、
真摯に向き合っていかなければいけない、最重要課題ではないかと考えています。
私見ですが、人口密集地でも独身の方や核家族の方々がお住まいの賃貸住宅が
多い大都市近郊より、ほどほど田舎で農地や漁港等もあって、お写真を撮りやすい
明るい縁側や広いお庭のあるようなご親戚皆さまが集まれる二世帯住宅の割合が
多く、大切に手入れされている先祖代々のお墓も多い土地の方が、写真店の需要
もこの先安定するように感じています。都市部のターミナル駅周辺や幹線道路沿い
など交通の要衝への出店は、大手写真店チェーンさんにお任せしたいと思います。

余談ですが、これからの時代、都市部でも地方でも空き家や空き店舗が増えると
言われています。でも、問題はその量ではなく、質だと思います。特に女性の方は
シビアに評価されますから、これからご結婚をお考えの男性諸氏は覚悟しましょう。


ここからが〔後編〕です。

  アンテナショップとしての
  大手・中堅写真店チェーンの役割に高まる期待

アンテナショップ(Antenna shop)とは、
企業や地方自治体などが自社あるいは地元の製品を広く紹介したり、
消費者の反応を探ったりする目的で開設する店舗のこと。
アンテナショップ - Wikipedia より)

つまり、富士フイルムさん直営の写真店、「WONDER PHOTO SHOP」こそは、
典型的なアンテナショップと言えるでしょう。東京の原宿は神奈川、埼玉、千葉など
隣県から鉄道が乗り入れ様々な業界、業種のアンテナショップが集まっています。

▽〔前編〕からの【再掲載】
 欧風のカフェを想わせる、東京の原宿(東京都渋谷区神宮前)にある
 富士フイルムさん直営の写真店「WONDER PHOTO SHOP」の店内。
 2014年2月オープン当事の当ブログ関連記事は、こちらをご覧ください。
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 (c)富士フイルム

 関連リンク)
  東京・原宿の富士フイルム直営写真店
  「FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP(ワンダーフォトショップ)」
  http://wonderphotoshop.jp/

「FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP」は、国内では原宿にある1軒だけですが、
同様のコンセプトを大手・中堅写真店チェーンさんも取り入れて、相互にインスパイア
し始めています。いずれも集客に有利なターミナル駅周辺や幹線道路沿いの大きな
駐車スペースが備わったショッピングセンター内など好立地にある店舗が目立ちます。

各店舗周辺の人口規模も大きいですが、何より商圏の広さに特長があると言えます。
それらの店舗を通勤、通学先で日常的にご利用になるお客さまや、地元のお客さまも
いらっしゃいますが、遠方からのお買い物のお客さまにとってのご利用は非日常的な
体験になるかもしれません。プリント受付機や商品のディスプレイは極めて重要です。

カラーフィルムの現像・プリントサービスが主流だった頃はお客さまにとっての利便性、
お店にとっての高収益性など機能性ばかりが好立地の店舗に期待されていましたが、
誰の手にもスマホがある今はアンテナショップとしての役割に期待が高まっています。

かつてフィルムを扱うお店は、目立つ看板(現像所のセールス担当さんにとって必要)
でそれと分かりましたが、今はプリントサービスに特別用のない方々にも認知していた
だく工夫が求められています。もしかすると店舗の作りは必ずしも写真屋さん然として
いなくて良いのかもしれません。入ってみたい、覗いてみたい、通うのが楽しみ、そう
思われるお店なら何屋さんでも良いのです、と言うのは極論になってしまいますが。

大手・中堅写真店チェーンの店舗の立地は、隣接する異業種の店舗との相乗効果も
重要です。いわゆるプリクラ機などの設置店、生活雑貨専門店、手芸・ホビー用素材
の専門店などがあれば、スマホ保有率の高い10代後半から30代にかけての女性の
お客さまの関心を集めやすくなると思います。利便性も高まるので喜ばれるでしょう。

大手・中堅写真店チェーンの運営会社さんや問屋さん、富士フイルムさんをはじめと
する写真関連メーカーさんは、全国レベルでお客さま方のご利用傾向などを総合的
に把握されてきたと思います。業種を問わずチェーンストアは画一的で標準化された
商品やサービスの提供ができることがセールスポイントになると思いますが、一方で
地域毎、店舗毎のお客さまの需要に応じることも求められると思います。写真店業界
も同様で、都市部や幹線道路沿いの基幹店だけでなくローカルエリアの小規模店で
得られる情報も、今後の事業に反映させて欲しいと思います。売り上げが少し減った
だけで撤退されてしまう例が当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」界隈でも近年特に
顕著なので、もったいないように感じます。当店一軒が残っても、勝ち残ったという気
にはなれません。といって当店に支店やアンテナショップを展開する体力はないです。

越生町や毛呂山町に、情報発信力の高い刺激的な大手写真店チェーンさんを誘致
する方法はないものでしょうか? 店舗の作りは必ずしも写真屋さん然としていなくて
良いので。入ってみたい、覗いてみたい、通うのが楽しみ、そう思われるお店なら何屋
さんでも良いですから。

当店一軒で地域の需要やニーズがすべて満たせるとは、もとより考えてはいません。

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2018年7月7日付記事
  おかげさまで8周年!
  5年後、10年後のシニア世代のスマホ利用者のお客さまに
  親しんでいただける写真店づくりを進めます!/
  スマホ時代の写真店〔まとめ〕
  http://poppop.sblo.jp/article/183630954.html?1531014338
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 02:44| 業界の話題

2018年05月22日

〔追記〕民生用コンパクトデジカメの草分け、カシオさんが「コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退により赤字体質から脱却」する取り組みを公表

2018年5月10日付記事(こちら)に、次の記述を追記しました。



マスコミの報道ではあまり触れられていないようですので、あらためてご紹介したいと
思います。カシオさんは現在カメラを搭載した製品として業務用ハンディターミナルや
企業向けタブレットなどを製造販売中です。個人消費者向けの商品ではないですが、
ビジュアルコミュニケーションツールの開発から完全撤退するわけではなさそうです。

  CASIO | ハンディターミナル / 企業向けタブレット
  https://casio.jp/ht/

▽業務用ハンディターミナル「IT-G400」(2017年6月発売)
 Android 6.0を搭載し、Android OS用アプリや米国のGoogleさん提供の各種
 サービスが利用できます。搭載のメインカメラは約800万画素。富士フイルムさん
 の「おみせプリント for Android」(こちら)もインストールでき、当店でご利用いた
 だけます。業務用お写真のプリント店頭当日仕上も、ぜひ当店へご用命ください。
180522_ht_top_itg400_banner.jpg
 (c)CASIO

  CASIO | IT-G400 | ハンディターミナル
  http://sys.casio.jp/IT-G400/

ビジュアルコミュニケーションツールの到達点の一つ、
「EXILIM ケータイ」シリーズも、ここで無視しては気の毒です。

▽「EXILIM ケータイ W53CA」(2007年8月2日発売)
 デジカメと同じ「EXILIM」のブランドで登場。「カメラが主役のケータイ」と謳われる
 ように、搭載カメラは当時のケータイとしては画期的な515万画素を実現しました。
 ディプレイを180度回せば自分撮りに、そのまま折りたためばデジカメになります。
 ビジュアルコミュニケーションツール「QV-10」の到達点の一つでもありましたが、
 同時期に米国のアップルさんが発売したスマホ「iPhone」の人気には及びません
 でした。スマホはビジュアルに止まらない、総合コミュニケーションツールですから。 
180521_CASIO W53CA-edit.JPG
 (c)CASIO

  CASIO | EXILIM ケータイ W53CA - カシオ携帯電話
  http://k-tai.casio.jp/products/w53ca/special/
  (↑ 今現在もなおアーカーブされているようです。)

  au | 製品・サービスのご利用ガイド
  EXILIMケータイ(エクシリムケータイ) W53CAの取扱説明書ダウンロード
  https://www.au.com/support/service/mobile/guide/manual/w53ca/

posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 16:30| 業界の話題

2018年05月10日

民生用コンパクトデジカメの草分け、カシオさんが「コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退により赤字体質から脱却」する取り組みを公表

  民生用コンパクトデジカメの草分け、カシオさんが
  「コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退により赤字体質から脱却」
  する取り組みを公表

2018年5月13日「デジタルカメラ生産終了のお知らせ」について追記)
2018年5月21日「EXILIM ケータイ W53CA」について追記)
2018年5月22日業務用ハンディターミナル「IT-G400」について追記)

カシオさんの公式サイトで本記事掲載後、
「デジタルカメラ生産終了のお知らせ」が正式発表されました。

▽「デジタルカメラ生産終了のお知らせ」
 この画像のファイル名も「お知らせ」のページのURLも、何とも悲しくなりますね。
 2017年10月27日に発売されたショックに強い「G'z EYE(ジーズアイ)」(右下)
 も、新ブランドなのにわずか半年で「生産終了」とは正にショックです(-_-;
dc_end_banner.jpg
 (c)CASIO

  CASIO | デジタルカメラ生産終了のお知らせ
  https://casio.jp/dc/end/
 *原文のまま引用

1995年、世界初の液晶モニター付き民生用デジタルカメラQV-10の発売以来、ビジュアルコミュニケーションツールとして、独自の発想と技術で、新たな文化を創造するデジタルカメラを提案してまいりました。

何処でも持ち歩き、いつでも何処でも写真を撮り、楽しめる超薄型のEX-S1、独自のハイスピード技術を用い、肉眼では見えないものを捉えるEX-F1、自由な撮影スタイルで美しい自撮りを楽しむTRシリーズなど、新しいコミュニケーション文化を創る製品を開発してきたと自負しております。

このたび当社は23年間にわたり、ビジュアルコミュニケーションを楽しむツールとして皆様にご愛顧いただきました既存のコンパクトデジタルカメラの生産を終了させていただくことになりました。

今後は、これまで培った映像・画像に関する技術と、弊社の持つ様々な独自技術を活かした全く新しいジャンルの製品開発をしてまいります。 いずれまた、皆様に愛され、驚きと感動をご提供できる製品をお届けしたいと考えております。
これまで、弊社デジタルカメラをご愛顧頂き、誠にありがとうございました。

修理等のアフターサービスにつきましては、弊社規定に基づき、これまで通り対応させていただきます。

マスコミの報道ではあまり触れられていないようですので、あらためてご紹介したいと
思います。カシオさんは現在カメラを搭載した製品として業務用ハンディターミナルや
企業向けタブレットなどを製造販売中です。個人消費者向けの商品ではないですが、
ビジュアルコミュニケーションツールの開発から完全撤退するわけではなさそうです。

  CASIO | ハンディターミナル / 企業向けタブレット
  https://casio.jp/ht/

▽業務用ハンディターミナル「IT-G400」(2017年6月発売)
 Android 6.0を搭載し、Android OS用アプリや米国のGoogleさん提供の各種
 サービスが利用できます。搭載のメインカメラは約800万画素。富士フイルムさん
 の「おみせプリント for Android」(こちら)もインストールでき、当店でご利用いた
 だけます。業務用お写真のプリント店頭当日仕上も、ぜひ当店へご用命ください。
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 (c)CASIO

  CASIO | IT-G400 | ハンディターミナル
  http://sys.casio.jp/IT-G400/

ビジュアルコミュニケーションツールの到達点の一つ、
「EXILIM ケータイ」シリーズも、ここで無視しては気の毒です。

▽「EXILIM ケータイ W53CA」(2007年8月2日発売)
 デジカメと同じ「EXILIM」のブランドで登場。「カメラが主役のケータイ」と謳われる
 ように、搭載カメラは当時のケータイとしては画期的な515万画素を実現しました。
 ディプレイを180度回せば自分撮りに、そのまま折りたためばデジカメになります。
 ビジュアルコミュニケーションツール「QV-10」の到達点の一つでもありましたが、
 同時期に米国のアップルさんが発売したスマホ「iPhone」の人気には及びません
 でした。スマホはビジュアルに止まらない、総合コミュニケーションツールですから。 
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 (c)CASIO

  CASIO | EXILIM ケータイ W53CA - カシオ携帯電話
  http://k-tai.casio.jp/products/w53ca/special/
  (↑ 今現在もなおアーカーブされているようです。)

  au | 製品・サービスのご利用ガイド
  EXILIMケータイ(エクシリムケータイ) W53CAの取扱説明書ダウンロード
  https://www.au.com/support/service/mobile/guide/manual/w53ca/

180513_IMG_2344.jpg
 (c)CASIO (2017年10月10日に公開)

  CASIO | デジタルカメラ | G'z EY | GZE-1
  https://casio.jp/dc/products/gze_1/

カシオさんのデジタルカメラ製品の公式WEBCMが「YouTube」で閲覧できます。
貴重なライブラリーとして、公開を継続していただけると良いのですが。

  CASIO Japan - YouTube
  https://www.youtube.com/user/CasioJapanOfficial

 関連リンク)
  『デジカメ Watch』 2017年10月12日付記事
  カシオ新ブランド“G'z EYE”発表会レポート

2018年5月13日後半に加筆)

すでにニュース番組などでも報道されている通りです。
薄利多売の傾向に陥っていたコンパクトデジカメの市場が飽和したところへ追打ち
をかけられるようにスマートフォンに需要が奪われたことから、カシオさんは撤退に
追い込まれたとの見方です。

カシオさんは1995年に世界初の液晶モニター付コンパクトデジタルカメラ「QV-10」
を、当時としては低価格の6万円台で発売しました。本機は民生用コンパクトデジカメ
の草分けとして、カメラの歴史上高く評価されています。今から約23年前のことです。

カシオさんのコンパクトデジカメは、当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」のお客さま
にもご愛用されている方は多いので、撤退はやはり残念です。コンパクトデジカメの
生産はすでにほとんどのメーカーさんが大幅縮小していますが、その中で草分け的
存在のカシオさんはよく健闘していたので、今回の撤退は大きく報じられたようです。

メーカーさんにとって製品の製造販売には製造費だけでなく流通経費もかかります。
レンズ交換式デジカメ市場に参入していないカシオさんは利益率の高い交換レンズ
を流通させる機会もなく、問屋さん、小売店さん、通販会社さんとの流通網の維持に
かかる経費が、相当負担になっていたのでしょう。ある程度売れていても赤字になる
のは無理もないです。カシオさんお得意の電卓や腕時計も薄利多売傾向で、スマホ
でも代用できますから、この先が少し心配です。

▽「2018年3月期決算説明会」資料より
180509casio_setumei18-5.JPG
 (c)CASIO

  CASIO | カシオについて | ニュースリリース 2018年5月9日付
  2018年3月期通期 決算発表
  「2018年3月期決算説明会」資料(PDF)
  https://www.casio.co.jp/media/jp_ja/ir/results/201805_620/setumei18_all.pdf
 *抜粋して引用

2018年3月期 取り組み

【デジタルカメラ】
 コンパクトデジタルカメラ市場からの撤退により赤字体質から脱却
 ・下期に独自ジャンル新製品を投入するもコンパクト市場縮小により挽回ならず
 ・在庫の洗い替え等による損失計上(営業利益のマイナス要因)
 ・事業構造改善費用として資産廃棄損、固定資産の減損等の特別損失を計上
 ・独自技術、ノウハウを活用した新しい事業領域創造へ

 関連リンク)
  テレビ朝日『テレ朝news』 2018年5月9日
  カシオがコンパクトデジタルカメラから撤退を発表
  http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000126877.html

 関連リンク)
  『デジカメ Watch』 2018年5月9日付記事
  カシオ、デジタルカメラ市場からの撤退を表明
  コンパクト市場縮小を受けて

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2018年5月10日付記事
  【再掲載】写真がきれいに撮れるデジタルカメラとは?

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2018年3月2付記事
  富士フイルム2018年大商談会改め、フォトイメージングフェア〔番外編〕
  “世界初” 衝撃の昭和のデジタルカメラからスマホ時代までの長い道のり

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2012年10月30日付記事
  これぞ“究極のデジカメ”!?
  「週刊 ダイヤモンド」の表紙に登場【注:「架空の商品」です…(^^;)】
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 12:34| 業界の話題

2018年05月06日

スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔中編〕 写真店の「失われた20年」を取りもどすこれから先20年の道のり

*この記事は、2018年4月28日付記事の続きです。

  余談・・・〔前編〕より再掲載

今から50年以上前の街のカメラ屋さんは家族経営がほとんどで、お写真をお撮りに
なるお客さまを増やそうと懸命に、当時ぜいたく品と呼ばれていたカメラ(おじいちゃま
やお父さま、お兄さまの宝物、男の子の憧れ)の販売に努めてこられました。カメラの
自動化、小型軽量化、低価格化はカメラのユーザー層を拡げ、カメラ屋さんの何軒か
はチェーン店化してデジタルカメラやカメラ付ケータイの普及にも貢献し、スマホ時代
の基礎が築かれました。そして今、スマホ保有率は10〜40代では人口の90%前後
にまで達しようとしています(家族経営の街のカメラ屋さんは激減してしまいましたが)。
50〜60代のスマホ保有率も、10年しないうちに80%を大きく超えるかもしれません。

▽総務省調べ「スマートフォン個人保有率の推移」 -世代別-
 2011年及び2012年の数値は、同調査のインターネット利用率及びインター
 ネット利用機器利用率から推計(総務省)。
180426_n1101020.jpg
(出典)総務省 通信利用動向調査   (c)総務省

  2000〜2020年は
  
真店の「失われた20年」?・・・〔前編〕より再掲載

私は東京の郊外で生まれ育ちましたが、1970年代は駅や幹線道路から少し離れた
住宅街にも自然にお店が集まったような通りがあって、写真店(カメラ屋さん)も大抵
軒を連ねていたものです。お店の商圏は半径1Km未満、徒歩10分以内で、同業の
お店がその中に数軒あっても共存できたのは、写真がぜいたく品で利益率も高かっ
たからでしょう。カラー写真プリント1枚の価格は、Lサイズよりやや小さいEサイズが
当時の値段で50〜60円はしました(消費税法施行は1989年から)。

 ご参考)
  富士フイルムのあゆみ カラーラボ市場の変化への対応

1980年代に入ると店頭でカラー写真フィルムの現像プリントサービスが提供できる
設備(ミニラボシステム)をメーカー各社が発売。2000年頃まで多くの写真店に導入
され全盛を極めました。その後フィルム現像とデジカメプリントとの両立の時代に入る
のですが、写真店で新規にサービスを始めるにはプリンター本体や店頭プリント受付
機のほか、カラーフィルム現像機、専用フィルムスキャナーなども別に導入する必要
がありましたから、家族経営のお店の場合、家族会議では相当意見が割れたのでは
ないかと想像してしまいます。新開発の設備でしたから当初は大変高価で、システム
一式、総額で旧来のおよそ3倍に及ぶ1500万円はしたでしょう。先刻ご承知の通り、
2011年以降スマホ時代に入ると、ソフトウェアのバージョンアップでは対応できない
店頭プリント受付機は壊れていなくても買換えを迫られ、またしても家族会議で意見
が割れる状況を招きました(当店でも合計5台ある店頭プリント受付機のうち1台だけ、
機種が古くてスマホプリントには非対応です)。都市部の駅前通り商店街などで自宅
を店舗にされているお店さんでも、判断を誤ると経営が破綻する時代がもう20年近く、
ズルズルと続いています。人口密集地ほどまだ、フィルムカメラ愛好家のお客さまは
ある程度いらっしゃいますから、そのようなお客さまとの関係を大事にし、既存の設備
で営業されているお店さんは少なくありません。その体制を維持したままスマホ時代
へ脱皮することは、店内スペースに余裕がないと難しいのではないかと心配されます。
事実、フィルム現像とスマホからの写真プリントと、両方のお客さまを同時に意識した
お店さんのWEBサイトは、チェーン店さん以外ではあまり見かけません。フィルムや
中古フィルムカメラの余剰在庫を思い切って圧縮し、生じた資金と店内スペースとを
店頭プリント受付機の増設に振り分けるという冒険は、やれなくもなさそうな気もする
のですが、なかなかできないのかな、と思います。

当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」では、フィルム現像関連の設備は、需要が低下
した時点で現像薬品のコンディションの維持が絶望的になったため、早々に撤去する
判断をしました。そのスペースが空いた分、富士フイルムさんから次世代店頭プリント
受付機 「WPS(ワンダープリントステーション)」が発売されたのを機に、その性能や
価格が安定するのを待って、2016年1月初旬から既存の設備へ増設するかたちで
導入開始しました。これが、例えばご両親が保守的で現場を譲ろうとしないお店さん
の場合後継者のご夫婦やごきょうだいの方は猛反対されてしまったりとか、あるいは
奥さまに反対されたりご主人に反対されたり、大変なご苦労をされている場合もある
かもしれないですね。当店は個人経営なのでそのような悩みとはおおよそ無縁では
ありますけど(それはそれで寂しいですが)。

店頭ミニラボがデジカメプリントへの対応を始めた2000年前後から、写真フィルム
の需要減少と、ようやく開拓したデジカメプリントのお客さまからまったく新しいスマホ
のお客さまへのユーザー層の交代劇に大小様々な写真店が翻弄され疲弊した20年。
1980年代初めのミニラボ黎明期から約20年間をカラー写真フィルムの「バブル期」、
写真店の「ゴールドラッシュ」と呼ぶなら、それに続く20年間を後からふり返ったとき、
写真店の「失われた20年」と呼ばれるのではないかと、私は勝手に想像しています。


ここからが〔後編〕です。

2018年5月7日追記)

▽富士フイルムさんのカラーネガフィルム現像機「FP232B」(詳しくはこちら)。
 今も販売継続中の現役製品です。当店でもある時期まで活躍してくれました。
180507_film_processor_index_mainvisual_01.jpg
 (c)富士フイルム

▽富士フイルムさんが1998年に発表し世界中の大小の写真店に導入された最初
 のデジカメプリント対応、店頭用デジタルミニラボ「フロンティア350」(詳しい資料
 はこちら PDF)。デジタルレーザー露光方式の銀塩プリンターです。2006年9月
 まで販売されました。左はフィルムスキャナー。一時代を築いたのは確かでしょう。
180507_frontier_350.jpg
 (c)富士フイルム

▽当店で毎日活躍している富士フイルムさんのデジタルレーザー露光銀塩プリンター、
 「フロンティア340E」(詳しくはこちら)。2003年春から稼動中。フィルムスキャナー
 は本体と一体型(現在は使用不可)。中は真っ暗。現像液は45℃。乾燥温度70℃。
 タフな働き者です。背後のシルエットは多分、上の「フロンティア350」。2002年から
 2007年3月まで販売されました。なお本体左下奥に「Windows2000」のパソコン
 を内蔵しています。当店の内臓パソコンは15年間故障知らず、フリーズ知らずです。
fuji_pht_03_01.jpg (c)富士フイルム

2018年5月7日追記)

  「PHOTONEXT」の前身
  20年前の「'98ラボシステムショー」を
  プロカメラマンの山田久美夫さんがレポートされていました

有名プロカメラマンでライターとしても人気が高い山田久美夫さんが、インプレスさん
運営のサイト『PC Watch』へ約20年前に寄稿されたレポートをご紹介したいと思い
ます。今拝読させていただくと、確かに20年前の状況を克明に伝えるレポートですが、
まるで現在から20年前を回想しているかのように、原文中でご指摘されているコメント
が今日の写真店業界の姿を的確に予言なさっていることに、たいへん驚かされます。
このページを20年間、削除せず公開し続けてるインプレスさんの運営方針にも感服
させられます。『デジカメ Watch』ではなく、当事は『PC Watch』の方で、このような
記事も扱われていたのですね。貴重なレポートを本当にどうもありがとうございます。
なお、蛇足になり誠に恐縮ですが、当ブログの2018年3月2日付記事も、あわせて
ご参照いただけますと幸いです。

レポートページへのリンクと要旨の抜粋を次に掲載させていただきます。引用が短い
と要旨が伝わりにくいことを懸念し、なるべく原文のまま引用させていただきました。
「ラボシステムショー」は現在、「PHOTONEXT」に統合され、毎年開催されています。
「PHOTONEXT2017」は当ブログ2017年7月10日付記事でもレポートしています。

  『PC Watch』 1998年6月22日付記事
  プロカメラマン山田久美夫の 「'98ラボシステムショー」フォトレポート
  最新デジタルカメラ やプリント機器が勢揃い
  https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980622/labshow1.htm
*抜粋して引用

 〔前略〕

●各社出揃ったデジタルカメラ対応デジタルプリントシステム

 「ラボシステムショー」という名称からもわかるように、このイベントのメインはもちろん、現像所やミニラボ(店頭処理タイプのDP店)用の現像・プリント機器だ。
 この世界もデジタル化の波が急速な勢いで押し寄せているが、今年の「ラボシステムショー」最大の特徴は、大量処理を前提とした本格的なデジタルプリント用システムが各社から出揃ったところ。つまり、今年発表された新システムの多くは、「デジタルカメラからの大量プリント」への対応を前提とした展開がメインとなっている。
 昨年までもデジタルデータのプリント機器は出展されていたわけだが、それらはどちらかというと、少量のプリントなら対応できる程度のものがメインだった。
 しかし、今年のシステムは、一台のデジタル対応ラボマシンで、普通のフィルムからも、デジタルデータからもプリントが可能で、処理スピードも従来のフィルム専用タイプに近い大量処理ができるものへと進化している。このようなマシンが今年は、富士フイルム、コニカ、ノーリツ鋼機といった大手ラボ機器メーカーから発表され、各ブースで来場者の注目を浴びていた。ちなみに、ここでいう大量処理というのは、1時間当たり1,000枚単位のプリントを指しており、パーソナルプリンタのスピードとはケタが違う。
 もちろん、これらのマシンは、従来と同じくカラー印画紙にプリントするので、従来からのカラープリントと同じ品質を実現している。そのため、デジタルカメラからのプリントでも、データさえしっかりとしたものであれば、通常のフィルムからのプリントと見分けがつかないほど高品位なプリントが得られる。
 プリント方式には、インクジェットや昇華型、レーザープリンタなどいろいろあるが、保存性や再現性、作業効率、コストといった点を考えると、このカラー印画紙へのプリントという方式が一番現実的な選択といえる。
 さらに、このような本格的なプリントマシンを、従来からのミニラボマシンと同程度のスペースで実現している。この点が、今年発表された各本格派デジタルプリントマシンの最大の特徴だ。このようなマシンが街中のミニラボに導入されていけば、デジタルカメラからのプリントも、銀塩の1時間仕上げのようなスピードが実現できる時代になるだろう。

●富士フイルム、ミニラボ用レーザー露光式高画質プリンタ

 富士フイルムは、一昨年秋に発表された同社のデジタルプリントサービスの中核である大型のデジタルプリントマシン「フロンティア」と同じ技術を使った、ミニラボ対応マシン「フロンティア350」を発表。 サイズ的にもミニラボの店頭に楽に設置でき、一台でフィルムからはもちろん、デジタルデータからのプリントもカバーできる。しかも、価格はフロンティア(3,000万円前後)よりも低価格を実現しているという(現時点では価格は未定)。

 〔中略〕

●来るべきデジタル時代への布石

 今回のラボショーで出品された新システムは、すぐに発売されるというわけではなく、今年の年末あたりから市場に導入される機器だ。そのため、すぐにミニラボなどで、デジタルカメラからのプリントができる時代になるというわけではない。また、現実的にはまだまだデジタルカメラからのプリントサービスは一般的なものではない。さらに、残念ながら、デジタルカメラからのプリントだけでは現時点では採算がとれない。
 当然、各社とも、これらのデジタルプリントマシンを、デジタルカメラからのプリント専用に作っているわけではない。むしろ、当面はかなりの量を占めるカラーネガフィルからのプリントでの画質向上を狙った機能を付加することで、市場への普及を図っているのが現状だ。
 これらのラボ用マシンは、数百万から数千万円もするため、一度導入してしまうと、そう簡単に買い換えられるようなシロモノではない。それだけに、各社ともデジタルカメラが今後も普及し、そのプリント需要を見越した展開を図っているわけだ。もちろん、普通のカメラ店やミニラボに導入されれば、デジタルカメラからのプリントを、いちいち自分でしなくてもラボに頼めばいい時代になる。また、そうなればパソコンを使っていない人でも安心してデジタルカメラを、コンパクトカメラと同じ感覚で使えるようになる。その意味で、デジタルカメラからのプリント環境が整うことは、そのまま、デジタルカメラ普及のカギにもなる。
 ただし、そのときに問題になるのは、これらを扱うカメラ店やミニラボ店などが、意外なほど、デジタルに対しての知識がないことだ。写真という産業自体、十年一日のごとく、のんびりと進んできたのだから、ある意味では仕方のないことかもしれない。だが、今回のような業務系の写真関係イベントでの来場者の反応を見ていると、個人的には一抹の不安を感じざるを得ない。デジタルの時代に、写真業界はこれまでと同じ業態で、21世紀を無事迎えられるのだろうかと……。
「写真業界はこれまでと同じ業態で、21世紀を無事迎えられるのだろうかと……。」
ですよね、ですよね、21世紀に入ってもう18年目、ぜんぜん無事ではないです……。

笑えないです(-_-;

富士フイルムさんが、最初の店頭用デジタルミニラボ「フロンティア350」を発表した
1998年。その後次世代店頭プリント受付機「WPS(ワンダープリントステーション)」
が発売される2015年まで、17年も費やされています。もちろんWindowsパソコン
やモニターの改良を待たされたためで、決して富士フイルムさんがのんびりしていた
わけではないと思いますが。この間、2010年以降にスマホが本格的に普及し始め、
多くのお客さまがスマホでの経験を通じてタッチパネルの画面操作に慣れ親しまれ
てきたことは幸いでした。最初に店頭プリント受付機が導入された約20年前は店員
さんでさえ操作方法がなかなか理解できませんでしたから。時代も変わりましたね。
デジタルミニラボのプリンター本体は元々完成度も高かったのですが、店頭プリント
受付機はこれからもお客さまのご要望にお応えすべく常に進化し続けることでしょう。

 関連リンク)
  山田久美夫写真事務所公式サイト DigitalCamera.jp

山田久美さんの公式サイトには、私が初めてデジタルカメラを買った2000年頃から
今現在に至るまで毎日のようにアクセスするほどお世話になっています。とても勉強
になりますので、皆さまにもお薦めいたします。

  真店の「失われた20年」より
  さらに20年前を振り返って

今から約30年前、私が大学時代に店員のアルバイトをしていた某カメラ屋チェーン
のビジネスモデルはシンプルでした。そのお店の常連のお客さまは、例外なくカメラ
が好き。店頭にデモ機とパンフレットが手に取れるよう陳列され、奥には中古カメラ
の掘り出し物がズラリ。カメラ恋しさで特に用はなくても店内を覗いていってくださる
お仕事帰りのお客さまの、カメラ評論のお付き合いをさせていただくことが放課後の
私の日課のようでした。そしてほんのお義理でフィルムなどをお求めくださるのです。
職場の親睦行事やお身内のご婚礼等の際は流石に“大人買い”されて行きますが。
そのような場面でのカメラマンとしての腕前はプロ級のお客さま方ですが、フィルム
の現像、プリントのお会計時は領収証不要。つまり、代金は会費で賄われることより
ご自身でお支払いになることが多かったようです。それが紳士淑女の嗜み、社会的
成功や経済的なゆとりの証し(見栄? も少しはあったかのもしれません)でしたから、
学校の写真部などは別にして、カメラや写真は基本的に大人の趣味だと長い間みな
されてきたのでしょうね。そのような常連のお客さま方に、当時アルバイトをしていた
私の時給も支えられていたのです。たいへんありがたい、お客さま方との関係でした。
なお、その頃の現像、プリントは店頭仕上げではなく、すべてフィルムメーカー各社
の系列現像所から、撮影会や写真展、フォトコンテスト等各種イベントの案内を携え
たセールス担当さんが毎日集配に通ってくださっていました。店員さんは馴染みの
お客さまとの対面営業に専念できたので、今思えば誠に良い時代だったと思います。

アマチュアカメラ評論家の方々がフィルムやカメラ用電池のお客さま。このシンプル
なビジネスモデルは辛うじて、主に都市部の交通の要衝において、今なお健在です。

ほんの10年前まで、国内外の複数のカメラメーカーがフィルムカメラを生産してい
ましたし、今現在全世界的に見てフィルムカメラの生産はほぼ終了したとて言っても、
一部のプロ写真家用や社会主義国製の模造品くらいはどこかで生産しているだろう、
一時的に生産を休んでいるだけだろうと、依然信じようとしない方も(私の身内にさえ)
いらっしゃるくらいです(玩具的カメラやインスタントカメラは除く)。そうあっさり間単に、
一度築かれたビジネスモデルが崩壊することはありません。そのシンプルさゆえに。

現在確認できる範囲ではキヤノンさんの最高級機とニコンさんの最高級機及び入門
機が販売継続中の国内ブランドのフィルムカメラです。キヤノンさんは既に在庫僅少、
ニコンさんは在庫限りなのかどうかは非公開です。

 関連リンク) 2018年5月30日追記(本機の生産終了は2010年との報道です)
  キヤノン:2018年5月30日付ニュースリリース
  フィルム一眼レフカメラ「EOS-1v」販売終了と修理対応期間延長
  に関するお知らせ
  http://cweb.canon.jp/e-support/products/eos/180530eos1v-end.html

ドイツの高級ブランドの「M型ライカ」と呼ばれるフィルムカメラのシリーズは、非常に
高価ですが今も販売継続中です。フォトジャーナリストに愛されたカメラで定期点検
を怠らなければ長期の酷使に耐えます。ほとんど純機械式の工芸品のような精密
光学機械で操作はすべて手動が基本。高級腕時計同様に愛好家が多く、デジタル
カメラと兼用できる交換レンズの新製品は今も開発が続いていますから、資産価値
も高いと言えるでしょう。部品の多くは自社設計なので、再生産も可能と思われます。
1950年代の日本では複数の町工場で旧式「ライカ」の模造品が造られていました。

「ライカ」のような高級ブランドは手が届かなくても国産ブランドのフィルムカメラなら
程度の良い安価な中古品が市場に潤沢に溢れています。若い女性や学生さんなど
のお客さまの間でも人気が衰えず、静かなブームがまだこれからも続きそうですね。
ただし、職場の親睦行事やお身内のご婚礼等で役立つ実用的な趣味としてではなく、
あくまで知的でクリエイティブな趣味として。その辺りが30年前との大きな違いです。
例えば社員旅行に中古フィルムカメラを携行したとしても、草花の接写がご趣味なら、
それは望遠マクロレンズ(接写用望遠レンズ)付きのカメラだけの場合もあるでしょう。
スナップ写真のカメラ係を頼まれても、丁重にお断りせざるを得ないことを、幹事さん
に理解していただかないといけないことになりそうですね。スナップは当然スマホで。
(魚眼レンズ専門もよろしいかと思います。お買い得の掘り出し物を探してください。)

私が大学時代にアルバイトをしていた先述の某カメラ屋チェーンのキャッチフレーズ
は「あとあとまで面倒見のいい店」、社員さんへの教育方針は「お客さまに対してNO
と言うな」でした。「勉強し、差別化をし、闘争心を磨き、売り方の徹底的研究が必要」
と社長さんも主張してこられたカメラ屋チェーンさんはその後経営不振に陥り、同業
の「カメラのキタムラ」さんに統合され、その「カメラのキタムラ」さんも経営支援会社
の「リヴァンプ」さんにより経営再建中です(2017年9月30日10月17日付記事)。

「あとあとまで面倒見のいい店」、「お客さまにはNOと言わない」。スマホ時代だから
こそ今、そのようなお店がお客さまから求められているのだと私も考えさせられます。

広いカメラ売り場を持つ量販店さんは40年以上前からほかにもありましたが、私の
バイト先だった某カメラ屋チェーンさんの店舗は省スペースで、ご贔屓にしてくださる
お客さまは、カメラ売り場とフィルム売り場、プリント注文窓口のカウンターが同じで、
それらのすべてがバイトも含めた1人の店員さんに任せられるところを評価してくだ
さっていました。用件ごとに各フロアを昇り降りさせられるお店、デモ機やパンフレット
だけ目当てのいわゆる“冷やかし客”に冷たいお店は敬遠されていたのです。それが
デジタルカメラの時代になると、大好きなカメラ売り場とプリント注文窓口との間を繋
ぐ、フィルム売り場という一種の媒介役との縁を失い、長年の常連のお客さまはお店
に立ち寄る口実を無くしてしまわれたのでしょう。そのことを反面教師に、家族経営の
街のカメラ屋さんは、フィルムカメラの新しいファンの開拓にますます力を入れられた
のですが、その成功例は主に都市部の交通の要衝に出店されているお店さんに限ら
れるようです。

  真店の「失われた20年」を取りもどす
  これから先20年の道のり

▽【再掲載】
 総務省調べ「スマートフォン個人保有率の推移」 -世代別-
 2011年及び2012年の数値は、同調査のインターネット利用率及びインター
 ネット利用機器利用率から推計(総務省)。
180426_n1101020.jpg
(出典)総務省 通信利用動向調査   (c)総務省

総務省によると、2016年末の世代別スマホ個人保有率は全体で56.8%に及び、
20〜30代では90%以上の人がスマホを保有するまでに普及しているそうです。
ほぼ全員とみて良いでしょう(当ブログ2018年4月28日付記事より引用)。職場の
親睦行事やお身内のご婚礼等で、カメラ係さんは必ずしもいなければ困る存在では
なくなりました。一方でお写真やビデオ映像のデータはネット上でシェアできますが、
その管理責任者や管理方法のルールを前もって決めておく必要が生じるようになり
ました。スマホやパソコンを利用できない参加者のためにお写真をプリントして配布
する場合、その代金をどう負担するかも決めておかなければなりません。30年前の
ようにカメラの持ち主が気前よく負担してくれたり、現像済みのフィルムの管理者が
自然に決まるということもないわけです。見方を変えれば、写真店側からはセールス
すべきお客さまがどなたなのかが見えにくくなってきている、ということにもなります
反面、カメラ係さんをお客さまとして写真店同士が取り合うこともなくなるのでしょう。
ネット上でシェアしているお写真のデータをスマホにダウンロードし、それを写真店で
プリント注文するかどうかは参加者の方々が各自でお決めになることになりそうです。
今のモバイルデータ通信では大量のお写真データを送受信するには一定の制約が
ありますので、近い将来商用利用が始まる大容量移動通信の5Gに対応したスマホ
の普及に期待が高まります。

先述の総務省の調査では、2016年末のスマホ個人保有率は40代では79.9%、
50代では66.0%、60代では33.4%、70代では13.1%です。20代の94.2%や
30代の90.4%と比べると60代以上の世代は積極的にスマホを活用している印象
は薄いように感じられます。しかし40〜50代では保有率が70%前後ありますから、
単純に予想してこれより10年後(2026年末)の60代は多分80%を超えるのでは
ないでしょうか。2030年以降は65才以上の高齢者の方こそ(・・・私?)、スマホを
積極的に活用する世代になっても不思議ではないように思えます。その頃にはより
進歩したスマホに代わる通信端末が主流になるのでしょうか(使いこなせるかな?)。

誰の手元にもスマホがある今、毎日のあらゆる出来事がかけがえのない記念撮影
の対象になりました。当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」でもスマホのお客さまの
ご注文で特に多いプリントがお子さまやお孫さんの普段の生活のスナップ写真です。
あるいはお散歩やちょっとしたお出かけなど。以前は荷物になるから、充電が面倒
だからと、デジカメなど家に置いてきてしまうような催しでも、スマホは大活躍します。
もちろん、お祝い事やご旅行などのお写真も多いですが、それらを上回る成長です。
フィルムカメラや「写ルンです」が全盛だった頃はご旅行等での記念写真を早く現像
に出したいとき、フィルムの残ったコマで消極的に撮りきっていたようなシーンです。
フィルムメーカーさんにとってそれは一種のボーナスでしたが、わざわざフィルムを
買ってまで撮られることはなかったお写真が、スマホではとても積極的に撮られて
いるのです。本当に幸せな時代になったと思います。社会が求めた結果でしょうね。
多分、ケータイキャリアショップや家電量販店、スマホ未対応の古くからのカメラ屋
さんなどの店員さんは、スマホユーザーの方の撮影傾向については想像できない
のではないかな? と思います。Googleさんのクラウドサービス「Google フォト」
のコンピューターなら世界一詳しいかもしれないですが、人がその内容をのぞいて
見ることはできません(当店はお客さまのプライバシー権を十分尊重いたします)。

今50代前半の方はあと数年、40代の方は十数年経たないうちに初孫のお誕生に
恵まれる方もいらっしゃることでしょう。お仕事も現役のうちはご自身のスマホで写さ
れたり、子供さん夫婦とスマホを介してシェアされているお孫さんの成長記録写真の
プリント代は、おじいちゃま、おばあちゃまがご負担できるかもしれません。ところが
ほかの子供さんもご結婚され、お孫さんの人数が増えるにつれプリント代のご負担
も、次第に辛くなってしまうかもしれません。でも、お孫さんたち全員に良く目が行き
届くのはやっぱりおじいちゃま、おばあちゃまだと思います。ご親戚の皆さまが揃う
フォトアルバムは、おじいちゃま、おばあちゃまがいらっしゃるからこそ綴って行ける
ものではないでしょうか。子供さん夫婦は、子育てやお家のことで手いっぱいになる
と思います。今はご家族それぞれがスマホで繋がることができる時代です。お写真
のプリント代やアルバムづくりのことで特定の誰かが無理しなくて済むよう、ご家族、
ご親戚の皆さまでその都度話しあえるようにできるといいですね。

これから新しくおじいちゃま、おばあちゃまになられるお客さまは、スマホもデジカメ
もパソコンもインターネットも、元もと若い頃から使い慣れていらっしゃると思います。
だからこそ、お孫さんたちのために年齢を忘れて張りきり過ぎて、アルバムづくりで
経済的にも肉体的にも、ご無理をなされないようにしていただきたいと思うのです。
私たち写真店業界がどのようなサポートをさせていただけるか、これから先20年、
真摯に向き合っていかなければいけない、最重要課題ではないかと考えています。
私見ですが、人口密集地でも独身の方や核家族の方々がお住まいの賃貸住宅が
多い大都市近郊より、ほどほど田舎で農地や漁港等もあって、お写真を撮りやすい
明るい縁側や広いお庭のあるようなご親戚皆さまが集まれる二世帯住宅の割合が
多く、大切に手入れされている先祖代々のお墓も多い土地の方が、写真店の需要
もこの先安定するように感じています。都市部のターミナル駅周辺や幹線道路沿い
など交通の要衝への出店は、大手写真店チェーンさんにお任せしたいと思います。

余談ですが、これからの時代、都市部でも地方でも空き家や空き店舗が増えると
言われています。でも、問題はその量ではなく、質だと思います。特に女性の方は
シビアに評価されますから、これからご結婚をお考えの男性諸氏は覚悟しましょう。

 〜 〔後編〕へ続く 〜
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 19:41| 業界の話題

2018年04月28日

スマホ時代の写真店 企業が考えること、お店が考えること〔前編〕 2000〜2020年は写真店の「失われた20年」?

本日、2018年4月28日(土)は朝から爽やかな快晴でした。
GW(ゴールデンウィーク)はじめの3連休は絶好の行楽日和になりそうですね(^^)

  スマホ時代の幕開け
  2007年6月29日以降のおさらい

2007年6月29日にアメリカのアップルさんから初代「iPhone」が米国内で発売され
たのをはじめに、日本でも翌2008年7月11日に「iPhone 3G」が発売され、スマホ
時代の幕が開けました。日本で本格的にスマホが普及し始めるのは2010年以降の
ことで、2012年頃を境に従来のケータイ(フィーチャー・フォン、ガラケー)よりスマホ
の購入者の方が多数派になったと言われています。私がついに憧れの「iPhone 5」
を購入したのが、まさに2012年の秋の暮のことです。それから5、6年が経ちました。

▽2007年6月29日、アメリカ国内で発売が開始された初代「iPhone」の背面カメラ
 (メインのカメラ)は約200万画素でした。日本で2011年10月14日に発売された
 「iPhone 4S」で、背面カメラはA4判プリントに十分な約800万画素に達しました。
 その後も各社製スマホの背面カメラの画素数は1000万を超え増え続けています。
iphone-iphone-original-colors.jpg
 (c)Apple Japan

当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」の定休日は毎週火曜日なのですが、予告なく
臨時営業する日もあります(・・・あ、本文の続きです)。

「定休日だと思ったけど、お店が開いているのが見えたので」

とプリントのご注文に立ち寄ってくださるお客さまは、ほとんどスマホをお持ちです。
デジカメやメモリーは必ずしも毎日持ち歩かなくても、スマホはいつでも手元にあり
ますね。最新型のデジカメの多くはスマホと常時ワイヤレス転送できる機種が増え
ましたので、SNS、クラウドサービスなどインターネット上でシェアされているお写真
はもちろん、デジカメで撮影されたお写真もスマホからプリント注文されるお客さま
も増え、私も嬉しく思います。

これがお写真をフィルムで撮るしかなかった時代だと事情もまるで違っていました。
現像前のフィルムは必ずしも毎日持ち歩か・・・(以下略)。

▽富士フイルムさんの会社名の由来でもある同社製の写真フィルム。
 現在1本あたり24枚撮り、27枚撮り、36枚撮りなどが出荷中です。
 ご旅行中に毎日持ち歩くには、少しかさばり過ぎるかもしれないです。
 当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」ではおかげさまで完売になりま
 した。長年ご愛用くださいましたお客さまに心から感謝申し上げます。
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 (c)富士フイルム

▽レンズ付きフィルム、富士フイルム「写ルンです シンプルエース」。
 1986年の発売以来、30年超のロングセラーを誇るシリーズです。
 2018年春にはデザインをリニューアル! お出かけ先で購入すると
 もっとウキウキワクワクしてくるような、そんな気がしてきませんか?
 本当に残念なことなのですが、当店では入荷予定はございません。
 誠に申し訳ないのですが、どうかご了承ください。
180501_16575980_01.jpg180501_16575980_02.jpg
 (c)富士フイルム

 ご参考)
  フィルム | 富士フイルム
  http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/film/
  写ルンです シンプルエース | 富士フイルム
  http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/utsurundesu/standard/simpleace/index.html

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2016年1月30日付記事
  2015〜2016年、これからのスマホプリントを占う〔前編〕
  より抜粋、再編集↓
  ・富士フイルム製店頭プリント受付機の完全スマホ対応までのあゆみ
   2011年7月初旬 「iPhone」とのケーブル接続に対応
   2012年5月下旬 「Android」スマホとのケーブル接続に対応
   2013年7月中旬 「Android」スマホとのWi-Fi通信接続に対応
   2014年4月中旬 「iPhone」とのWi-Fi通信接続に対応
   2015年7月初旬 次世代店頭プリント受付機
            「WPS(ワンダープリントステーション)」を発売
       約2年前→ (当店では2016年1月初旬より導入開始しました)

  スマホ時代の写真店
  企業が考えること、お店が考えること


ここでお話しする企業とは、もちろん富士フイルムさんや、大手写真店チェーンさん
のことです。お店とは、主にローカルエリア限定の中堅・中小写真店チェーンさんや、
家族経営の記念写真スタジオ兼業店さん、当店同様個人経営のお店さんなどです。

企業は資本力がありますから、大手写真店チェーンさんの多くは都市部の駅周辺
や幹線道路沿いのショッピングモールなど、立地条件としてより集客に有利な物件
へ、集中的に店舗を展開しています。写真メーカーの富士フイルムさんにとっても、
主要な大口のお取引先になっています。同社の「フジカラーのお店検索」で見ても
店舗数は圧倒的に多数派で、今後もフォトビジネスをリードして行く先頭集団です。

 ご参考)
  店舗検索 / 写真店 | 富士フイルム
  http://fujifilm.jp/personal/print/shop/

総務省によると、2016年末の世代別スマホ個人保有率は全体で56.8%に及び、
20〜30代では90%以上の人がスマホを保有するまでに普及しているそうです。
ほぼ全員とみて良いでしょう。一方、60代では増加傾向にあるとはいえ33.4%に
止まり、2011年末の10〜30代とようやく同じ水準です。2011年7月よりも前は、
富士フイルムさんの店頭プリント受付機はスマホ未対応で、予めデータをお客さま
ご自身でUSBメモリー等へコピーしてお持ちいただいていた頃です。2016年末の
50代では66.0%ですから(私はスレスレでこの中です(^^;ゞ)、単純に予想して、
これより10年後(2026年末)の60代は多分80%を超えるのではないでしょうか。

▽総務省調べ「スマートフォン個人保有率の推移」 -世代別-
 2011年及び2012年の数値は、同調査のインターネット利用率及びインター
 ネット利用機器利用率から推計(総務省)。
180426_n1101020.jpg
(出典)総務省 通信利用動向調査   (c)総務省

▽スマートフォン個人保有率・ソーシャルネットワークサービス(SNS)利用率・3.9G
 (LTE)の契約数の推移
180426_n5102010.jpg
(出典)総務省「通信利用動向調査」「電気通信サービスの契約数及びシェアに関す
 る四半期データの公表」より作成   (c)総務省

▽総務省調べ「我が国の情報通信機器の保有状況の推移(世帯)」
 スマートフォンの特徴として、1人が1台持つ情報端末であることが挙げられ、
 世帯単位での保有よりも個人単位での保有に着目することが適切である場合
 も考えられるが、ここでは、他の情報通信機器との比較のため、世帯単位での
 保有率を掲載している(総務省)。
180426_n1101010.jpg
(出典)総務省 通信利用動向調査   (c)総務省

 上記各グラフ資料の引用元)
  総務省|平成29年版 情報通信白書|
  数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大)

ここ数年間の、スマホユーザーさんを対象にした富士フイルムさんのキャンペーン
は、主に10代の学生さんや独身の若い世代、20代以上の子育て世代のお客さま
のニーズにお応えするもので、総務省の動向調査結果とも一致した販売戦略です。
当店が毎年参加する富士フイルムさんの「フォトビジネスセミナー」の講義内容も、
上記の総務省の調査結果などを基にしています。

▽欧風のカフェを想わせる、東京の原宿(東京都渋谷区神宮前)にある
 富士フイルムさん直営の写真店「WONDER PHOTO SHOP」の店内。
 2014年2月オープン当事の当ブログ関連記事は、こちらをご覧ください。
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 (c)富士フイルム

 関連リンク)
  東京・原宿の富士フイルム直営写真店
  「FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP(ワンダーフォトショップ)」
  http://wonderphotoshop.jp/

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2016年2月16日付記事
  富士フイルム2018年大商談会改め、
  フォトイメージングフェア〔セミナーのおさらい編〕
  「WONDER PHOTO SHOPで見えてきたフォトピジネスの可能性」を聴講して
  〜これから見えてきそうな可能性〜
  より抜粋、再編集↓
  ☆フォトビジネスセミナー:
   「WONDER PHOTO SHOPで見えてきたフォトピジネスの可能性」
   誰もがスマホで撮影する時代。
   写真はますます身近なものになり、
   ユーザーの写真の楽しみ方も大きく変化してきています。
   ユーザーの最新の動向や
   原宿にある富士フイルムの直営店WONDER PHOTO SHOPでの
   事例を紹介しながら、
   スマホ時代ならではのフォトピジネスの
   新たな可能性についてお話しいたします。
   (2018年のセミナーの案内文より)

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 カテゴリ
  季節商品・キャンペーン商品・今話題の商品

  スマホ時代の写真店 企業が考えること

フォトビジネスは特にそうなのですが、どの企業も一度ご利用になられたお客さまに
できるだけ長くお付き合いしていただきたいのでリピーターの獲得に懸命になります。
もともと個人の記念写真はお誕生からの成長記録がほとんどなので、20〜30代の
子育て世代のお客さまは最も重要なセールス対象と考えられてきました。さらに10
代の学生さんの間で急速にスマホが普及すると、企業はより若い世代のお客さまを
その後継者、かつ将来の子育て世代のお客さまとして受け止めるようになりました。
10〜20代の若い女性のお客さまに喜んでいただけるプリントサービスやアルバム、
フォトフレームなどの商品を充実させる傾向は全国的にこれからますます強まって
行くと考えられます。総合写真メーカーの富士フイルムさんはその点を良く研究して
くださっているので、とても頼もしい存在です。

▽富士フイルムさんから提案の、素敵なプリントサービスの例(ほんの一部です)。
 当店店頭のプリント受付機「WPS(ワンダープリントステーション)」で、スマホから
 簡単にご注文になれます(「Year Album」、「フォトブック」は日数がかかります)。

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 (c)富士フイルム

若い世代のお客さまは行動範囲も広く、進学、就職、転勤、ご結婚、不動産購入など
でその都度お住まいが変わることもあるかと思います。全国に店舗展開する写真店
チェーンさんのサービスは安心して利用でき、そこが大企業の強みと言えるでしょう。
今後も大手写真店チェーンさんは出店、閉店をくり返しながら交通至便でより集客に
有利な物件に店舗を集約し、そこを拠点にして商圏の維持を図って行くことでしょう。

  スマホ時代の写真店 お店が考えること

富士フイルムさんが近年、セールスに力を入れているプリントサービスに、スマホの
写真を店頭注文で写真集に製本できる「フォトブックハードカバー/イヤーアルバム」
があります。今年のお正月のTVCMも話題で、当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」
でもおかげさまで注目度が高い商品の一つになりました(2018年1月9日付記事)。

▽「お正月を写そう2018♪ TVCM『人気者とお正月・イヤーアルバム』篇」より。
 2018年も綾小路さゆりさん役で樹木希林さんが出演してくださいました。ゲストに
 竹内涼真さん、パンダ?のシャンシャン(香香、本物は2017年6月12日上野動物
 園生れ)、お母さんパンダ?のシンシン(真真)もご招待。「フジカラーのお店」店長
 役の広瀬すずさんが、仕上がった「イヤーアルバム」を真真お母さんに手渡します。
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 (c)富士フイルム

今年のはじめ、小さなお子さまが元気に遊ぶ姿を何冊かの素敵な「イヤーアルバム」
にまとめられたご婦人のお客さまは、

「これで安心です。この子も自分が写っている写真をいつでも好きなときに見れます」

と喜んでくださいました。その子はお客さまの一緒に住んでいらっしゃるお孫さんで、
その子のご両親ともスマホにたくさんお写真を撮りためていて、ようやくおばあちゃま
のスマホに転送して、当店へご注文にお越しいただけたというお話しでした。

60代以上のお客さまで、最近ご家族にスマホを勧められ初めてご自身でお写真を
撮られるようになられたお客さまが、当店でも次第に増えてきました。スマホはネット
端末ですから遠くにお住まいのお孫さんのお写真も、その子のご両親との間で常に
シェアすることができます。忙しいご両親に代わって、おじいちゃま、おばあちゃまが
写真店でプリントをご注文になり、送り届けてあげるということもできます。

▽「いい写真を自動セレクトして素敵な1冊に」
 当店「しゃしんのポップ」店頭にて「イヤーアルバム」の栞(しおり)を配布中です。
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 (c)富士フイルム

発売当初の「フォトブックハードカバー/イヤーアルバム」は、富士フイルムさんから
は、お子さまのご両親からお孫さんのお写真を心待ちにしている故郷のおじいちゃま、
おばあちゃまへのプレゼントにお勧めの商材として提案されました。それが当店では、
逆方向にプレゼントされるようになりつつあります。今現在50代のお客さまのスマホ
保有率は70%前後だと思われますから、60代になられる頃はもっと増えそうです。
スマホも高速、大容量移動通信の5Gに対応し、SNSやクラウドサービスも活用しや
すくなっているはずです。多くのお客さまにはもう、店頭プリント受付機をセルフ操作
することへの抵抗感はなくなっていることでしょう。お孫さんが遊びに来たときご一緒
にご来店いただければ、お写真選びともあわせきっと楽しい思い出になるに違いあり
ません。いとこ同士集まって遊んだりお出かけしたりして過ごすお孫さんたちの姿も、
スマホで記録してアルバムにまとめて残してあげたい。そうした想いを形にするのは、
おじいちゃま、おばあちゃまならではの特別な役割りになって行きそうですね。

 関連記事)
  当ブログ『安瑠芭夢家 しゃしんのポップ』 2018年1月11日付記事
  2018〜2020年、これからのスマホプリントを占う。
  なんて言ってる場合じゃないですよ〜!
  で、5G(ファイブジー)とは?

▽当店が導入を進めている富士フイルムさんの次世代店頭プリント受付機、
 「WPS(ワンダープリントステーション)」の「画像の読み込み元」の選択画面です。
 「フォトブックハードカバー/イヤーアルバム」もこの受付機でご注文いただけます。
 同社のアプリ「おみせプリント(わいぷり)」に対応し「Facebook」「Instagram」
 へお客さまがスマホから保存されたお写真も直接オンラインで読み込み、快適に
 受付操作していただけます。 ピンチやスワイプなどスマホ感覚の快適操作と23
 インチのワイドディスプレイが自慢(2017年1月6日付記事も併せてご覧ください)。
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 (c)安瑠芭夢家 しゃしんのポップ

▽「WPS(ワンダープリントステーション)」でご注文できる素敵なプリントサービス例
 【再掲載】
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 (c)富士フイルム
  *8 富士フイルム独自の画像解析技術を活用したソフトウエア
  「イメージオーガナイザー」が、読み込んだ画像の中から複数枚の上手く撮れて
  いる画像を自動的に選んで1枚のプリントにレイアウトするサービス。

10代の学生さんや独身の若い世代、20〜30代の子育て世代のお客さまにより多く
ご来店いただくには、都市部の駅周辺や幹線道路沿いが集客に有利です。一方60
代以上のお客さまは、お住まいの近くでのお買い物を好まれると思います。その世代
のお客さまがリピーターさんになっていただけることは、これからの写真店にとっては
そのお子さま、お孫さんも含め、ご親戚ご一同さまにリピーターさんになっていただけ
ることと同義だと考えます。そして健康で長生きしていただけるなら10年、20年、30
年とお付き合いしていただけると思います。お住まいが持ち家で農地や山林、漁業権
もお持ちならなおのことです。現に当店のお客さまには、90歳を超えるご婦人の方も
いらっしゃいます。いつもお身内の方に付き添われてご来店くださるのですが、店頭
受付機はご自身で操作し、おしゃべりをしながら楽しそうにお写真を選んでくださるの
です。かつての写真店(カメラ屋さん?)にはなかった時間が、店内をゆっくり豊かに
流れるかのようです。

  余談

今から50年以上前の街のカメラ屋さんは家族経営がほとんどで、お写真をお撮りに
なるお客さまを増やそうと懸命に、当時ぜいたく品と呼ばれていたカメラ(おじいちゃま
やお父さま、お兄さまの宝物、男の子の憧れ)の販売に努めてこられました。カメラの
自動化、小型軽量化、低価格化はカメラのユーザー層を拡げ、カメラ屋さんの何軒か
はチェーン店化してデジタルカメラやカメラ付ケータイの普及にも貢献し、スマホ時代
の基礎が築かれました。そして今、スマホ保有率は10〜40代では人口の90%前後
にまで達しようとしています(家族経営の街のカメラ屋さんは激減してしまいましたが)。
50〜60代のスマホ保有率も、10年しないうちに80%を大きく超えるかもしれません。

とげぬき地蔵で有名な高岩寺がある巣鴨地蔵通り商店街(東京都豊島区巣鴨)周辺
は「おばあちゃんの原宿」としても知られ、多くの参拝客、買い物客で賑わっています。
「フジカラーのお店検索」で見ると、巣鴨周辺に該当する写真店は見つかりませんが、
富士フイルムさんとは別のメーカーさんのプリントサービスシステムを導入している
某大手系列の写真店チェーンさんの店舗が、フィルム全盛の時代からあるようです。

 ご参考)
  店舗検索 / 写真店 | 富士フイルム
  http://fujifilm.jp/personal/print/shop/

東京の原宿にある富士フイルムさん直営の写真店「WONDER PHOTO SHOP」を、
この記事の中ほどで少しご紹介しました。若い世代の間でも、常に流行のファッション
の発信地であり続けている原宿には多くのアンテナショップがあり、富士フイルムさん
の直営店もその中の一つと言える存在です。

機会があればぜひ、2号店を「おばあちゃんの原宿」巣鴨地蔵通り商店街に出店して
いただけたら、これからの写真店のお客さまの貴重な情報が得られそうな気もするの
ですが、いかがでしょうか(私個人の妄想です。あまり本気にしないでください(^^ゞ)。

▽【再掲載】
 欧風のカフェを想わせる、東京の原宿(東京都渋谷区神宮前)にある
 富士フイルムさん直営の写真店「WONDER PHOTO SHOP」の店内。
 2014年2月オープン当事の当ブログ関連記事は、こちらをご覧ください。
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 (c)富士フイルム

 ご参考)
  東京・原宿の富士フイルム直営写真店
  「FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP(ワンダーフォトショップ)」
  http://wonderphotoshop.jp/

  2000〜2020年は
  
真店の「失われた20年」?

私は東京の郊外で生まれ育ちましたが、1970年代は駅や幹線道路から少し離れた
住宅街にも自然にお店が集まったような通りがあって、写真店(カメラ屋さん)も大抵
軒を連ねていたものです。お店の商圏は半径1Km未満、徒歩10分以内で、同業の
お店がその中に数軒あっても共存できたのは、写真がぜいたく品で利益率も高かっ
たからでしょう。カラー写真プリント1枚の価格は、Lサイズよりやや小さいEサイズが
当時の値段で50〜60円はしました(消費税法施行は1989年から)。

 ご参考)
  富士フイルムのあゆみ カラーラボ市場の変化への対応

 ご参考)
  『PC Watch』 1998年6月22日付記事
  プロカメラマン山田久美夫の 「'98ラボシステムショー」フォトレポート
  最新デジタルカメラ やプリント機器が勢揃い
  https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980622/labshow1.htm

1980年代に入ると店頭でカラー写真フィルムの現像プリントサービスが提供できる
設備(ミニラボシステム)をメーカー各社が発売。2000年頃まで多くの写真店に導入
され全盛を極めました。その後フィルム現像とデジカメプリントとの両立の時代に入る
のですが、写真店で新規にサービスを始めるにはプリンター本体や店頭プリント受付
機のほか、カラーフィルム現像機、専用フィルムスキャナーなども別に導入する必要
がありましたから、家族経営のお店の場合、家族会議では相当意見が割れたのでは
ないかと想像してしまいます。新開発の設備でしたから当初は大変高価で、システム
一式、総額で旧来のおよそ3倍に及ぶ1500万円はしたでしょう。先刻ご承知の通り、
2011年以降スマホ時代に入ると、ソフトウェアのバージョンアップでは対応できない
店頭プリント受付機は壊れていなくても買換えを迫られ、またしても家族会議で意見
が割れる状況を招きました(当店でも合計5台ある店頭プリント受付機のうち1台だけ、
機種が古くてスマホプリントには非対応です)。都市部の駅前通り商店街などで自宅
を店舗にされているお店さんでも、判断を誤ると経営が破綻する時代がもう20年近く、
ズルズルと続いています。人口密集地ほどまだ、フィルムカメラ愛好家のお客さまは
ある程度いらっしゃいますから、そのようなお客さまとの関係を大事にし、既存の設備
で営業されているお店さんは少なくありません。その体制を維持したままスマホ時代
へ脱皮することは、店内スペースに余裕がないと難しいのではないかと心配されます。
事実、フィルム現像とスマホからの写真プリントと、両方のお客さまを同時に意識した
お店さんのWEBサイトは、チェーン店さん以外ではあまり見かけません。フィルムや
中古フィルムカメラの余剰在庫を思い切って圧縮し、生じた資金と店内スペースとを
店頭プリント受付機の増設に振り分けるという冒険は、やれなくもなさそうな気もする
のですが、なかなかできないのかな、と思います。

当店「安瑠芭夢家 しゃしんのポップ」では、フィルム現像関連の設備は、需要が低下
した時点で現像薬品のコンディションの維持が絶望的になったため、早々に撤去する
判断をしました。そのスペースが空いた分、富士フイルムさんから次世代店頭プリント
受付機 「WPS(ワンダープリントステーション)」が発売されたのを機に、その性能や
価格が安定するのを待って、2016年1月初旬から既存の設備へ増設するかたちで
導入開始しました。これが、例えばご両親が保守的で現場を譲ろうとしないお店さん
の場合後継者のご夫婦やごきょうだいの方は猛反対されてしまったりとか、あるいは
奥さまに反対されたりご主人に反対されたり、大変なご苦労をされている場合もある
かもしれないですね。当店は個人経営なのでそのような悩みとはおおよそ無縁では
ありますけど(それはそれで寂しいですが)。

店頭ミニラボがデジカメプリントへの対応を始めた2000年前後から、写真フィルム
の需要減少と、ようやく開拓したデジカメプリントのお客さまからまったく新しいスマホ
のお客さまへのユーザー層の交代劇に大小様々な写真店が翻弄され疲弊した20年。
1980年代初めのミニラボ黎明期から約20年間をカラー写真フィルムの「バブル期」、
写真店の「ゴールドラッシュ」と呼ぶなら、それに続く20年間を後からふり返ったとき、
写真店の「失われた20年」と呼ばれるのではないかと、私は勝手に想像しています。

 〜 〔中編〕へ続く 〜
posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 16:51| 業界の話題

2017年12月15日

【あの人は今!?】 あれから1年 この年末は愛犬と一緒に出演! 「おうちプリントから引退」緊急記者会見を開いた広瀬すずさんの最新ビデオCMが期間限定で公開中です【写プライズ!!】

*この記事は、2016年11月30日付記事の続きです。

「フジカラーの写真年賀状 2018」
当店「しゃしんのポップ本店」にて好評受付中です。
2017年12月25日付記事を、ぜひご覧ください!

大の犬好きの広瀬すずさんが、可愛いチワワとWEB限定ビデオCMに共演。
実際にご自宅でも愛犬のチワワと一緒に暮らしているそうですよ!

今回の「フジカラーの写真年賀状 2018」CMのタイトルは、
\ プロにまる投げ/
『戌年に犬とつくる年賀状』です。どうぞご覧ください。

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posted by 安瑠芭夢ハウス しゃしんのポップ at 00:58| 業界の話題